「中国」の最新記事一覧
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2024/06/24 高口康太
安い中国製品の氾濫がこの1年あまり、改めて注目が集まっている。中国はどのようにして安すぎる製品を作っているのだろうか。もっとも話題に上がるのが補助金だろうが、それだけではなく、技術革新も進められている。EVと越境ECから実態を見ていく。
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2024/06/18 中島恵
靖国神社の石柱に、訪日した中国人男性がスプレー缶で書き込み、中国のSNSに投稿したことが大きな騒動となった。昨今、中国のユーチューバー、インフルエンサーを中心に、お金儲けなどのため、「愛国」を利用する人が増えている。背景には何があるのか。
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2024/05/23 久末亮一
中国の習近平国家主席が、欧州3カ国を歴訪した。今回の訪欧は、習近平が訪問して心地が良い国のみが選ばれた。裏を返せば、EUを中心とした欧州では、以前に蔓延していた親中的・容中的雰囲気が一変し、対中姿勢が急速に変化しているという現実がある。
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2024/05/16 大西康雄
3月の全国人民代表大会「政治報告」で、習近平政権は内需拡大よりも「現代化産業体系」の構築推進、「科学教育興国戦略」と「質の高い発展」の基盤固めをよりも優先した。中国はどのようにして科学技術イノベーションを実現しようとしているのか。
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『TSMC 世界を動かすヒミツ』著者・林宏文氏インタビュー
2024/05/01 高口康太国際情勢と世界経済を左右する戦略物資となった半導体の製造世界シェアの60%を担う台湾のTSMC。世界で注目される企業の顔が見える書籍が『TSMC 世界を動かすヒミツ』だ。著者の林宏文氏にTSMCの強み、弱点、そして日本進出を含めた今後の展…
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2024/04/23 中島恵
訪日外国人旅行客などの増加で、オーバーツーリズムが問題となっているが、中国でも発生している。若者の就職難、不動産不況など経済的に苦境に立たされている人が多いと予想される中国だが、なぜこうした現象が起き、今、観光地はどうなっているのか。
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2024/04/01 高口康太
中国がデフレに陥ったのではないか。昨年来、ささやかれている懸念だ。その数字は万年デフレと揶揄されてきた日本と逆転している。これは、米スターバックスのような世界チェーンも巻き込む。中国経済と世界経済はどこに向かおうとしているのか。
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2024/03/06 高口康太
米ユニバーサル・ミュージック・グループがTikTokへの楽曲提供契約を打ち切った。音楽業界ではこれまでもプラットフォームと利益配分をめぐる対立が起きてきたが、今回はクリエイターの〝民主化〟とAIの発展という二つのトレンドが大きく揺るがして…
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2024/02/15 大西康雄
2024年に入り、香港の今後を懸念させる出来事が続いている。香港高等法院は中国恒大集団に清算を命じ、香港政府が「国家安全条例」の制定に着手したと報じられた。諸外国からの評価も悪化する。対中国ビジネス・ハブとしての機能は続くのか。
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2024/02/14 中島恵
中国の春節期間中、中国で流行している漢服を着て、東京をレストランバスで巡るという企画ツアーが実施された。筆者は中国人オピニオンリーダーや、春節休暇で来日した富裕層の若者らに密着。観光の新たなトレンドを生み出すのか、様子を探った。
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2024/01/14 高口康太
台湾総統選で与党・民進党の頼清徳候補が当選した。民進党政権が3期連続で継続することとなったが、13日夜の支持者らを集めたイベントで登壇した民進党幹部には苦渋の表情が見られた。なぜか。
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2024/01/12 高口康太
習近平総書記の人となりはいまだ謎に包まれているが、政権運営を見ると、生産力を高める制度改革やイノベーションが大好きな側面が見えてくる。ただ、足元の不景気には財政出動や金融緩和による需要創出と、中国経済は成長するという予期の回復が不可欠だ。
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2024/01/08 中島恵
石川県の能登半島地震に、中国海南省のテレビラジオ局の男性アナウンサーが「日本への報いか」などとSNSの動画で発言し、物議をかもした。日本でも大きく報道されたが、中国人の本当の反応はどうだったのだろうか。
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2024/01/05 大西康雄
中国経済は2023年7月頃を境に正常に復しつつあるかに見えるが、依然として力強さに欠ける。現下の経済情勢を中国当局はどう認識しているのだろうか。経済政策の方向性から2024年を見通していきたい。
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2023/12/27 中島恵
2023年もまもなく終わろうとしているが、1年を通して多く取り上げられたのは不動産不況をはじめとする中国国内の経済の悪化だ。そんな中国の現状を若者たちはどう考えているのか。2024年に展望はあるのか。中国に住む人々に意見を聞いた。
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2023/12/12 平野 聡
キッシンジャー氏ほど世界的に毀誉褒貶に満ちた人物は多くないが、中国から見れば生存と発展を担保した大恩人ということになる。しかしこの間、果たして米中関係と世界は本当に幸福なものだったのだろうか。
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2023/12/06 久末亮一
20世紀後半の国際関係に足跡を残したキッシンジャーが死去した。彼の業績の一つは極秘訪中を経て、米中国交正常化への道筋をつけたことで、中国からは「老朋友」(古き良き友)と遇された。ただ、その事績については、毀誉褒貶が付きまとう。
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2023/11/28 高口康太
電気自動車(EV)はこのまま普及するのか、それとも壁にぶち当たって失速するのか。この数年というもの、飽きるほど聞いた論争だ。2021年以後は普及派を勇気づけるニュースが多かったが、24年は否定派が勢いづくニュースが増えるかもしれない。
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2023/11/21 久末亮一
米中首脳会談が約1年ぶりに行われ、いくつか合意をしたが、会談直後にバイデン大統領が「習近平は独裁者」と発言し、両国の深刻な溝を露呈した。対照的に日中首脳会談は何ら具体的成果も見られず、日本と米国、中国の新たな関係性が見えてきた形だ。
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2023/11/17 中島恵
中国最大の通販セール「独身の日」の今年の流通総額は前年比2.0%増にとどまり、伸び率が鈍化した。背景には中国人の消費に対する意識の変化、イベントへの食傷感、インフルエンサーへの不信感などもあるのではないか、と筆者は考えている。
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