2022年9月28日(水)

Wedge SPECIAL REPORT

2022年8月7日

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佐藤 謙 (さとう・けん)

中曽根康弘世界平和研究所 顧問

東京大学法学部卒業後、大蔵省入省。防衛庁教育訓練局長、経理局長、防衛局長、防衛事務次官などを歴任。退官後、防衛庁顧問、世界平和研究所理事長などを経て現職。小泉、安倍(第1次)、福田、麻生、安倍(第2次)各内閣の安保関係懇談会委員を歴任。

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大澤 淳 (おおさわ・じゅん)

中曽根康弘世界平和研究所 主任研究員

慶應義塾大学法学部卒、同大学院修士課程修了。外務省外交政策調査員、米ブルッキングス研究所客員研究員、内閣官房国家安全保障局参事官補佐、同局シニアフェローなどを経て現職。鹿島平和研究所理事を兼務。専門は国際政治学(戦略評価、サイバー安全保障)。

 日本では最近、情報窃取型サイバー攻撃の被害を受けた企業や組織が、「外部への情報流出は確認されていない」と被害がないかの如く振る舞う向きもあるが、これは単に通信モニタリング体制が整っておらず、通信記録(ログ)が残っていないからにすぎない。実際には、国の安全に関わる情報や企業の経営に関わる秘密が流出している危険性もある。

 最近の安全保障では、平時の武力紛争事態に至らない段階からシームレスな対処が求められる。特にサイバー領域では、事象が発生した場合、「サイバー攻撃か否か」「攻撃の実行者は誰か」「攻撃目的は何か」をいち早く見極めて対処していくことが極めて重要になってきている。

重要度増すサイバー領域
日本の法体系は「周回遅れ」

 日本ではサイバー領域の安全は、……

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Wedge 2022年8月号より
歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない
歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

安全保障と言えば、真っ先に「軍事」を思い浮かべる人が多いであろう。だが本来は「国を守る」という考え方で、想定し得るさまざまな脅威にいかに対峙するかを指す。日本人が長年抱いてきた「安全保障観」を、今、見つめ直してみよう。

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