2026年8月17日(月)

トランプ2.0

2026年8月17日

忠誠心があると見ている最側近は誰か?

 トランプにとって、一体誰が代えがたい最側近なのか。米紙ワシントン・ポスト(8月12日付電子版)によれば、トランプはダン・スカビーノ大統領次席補佐官兼大統領人事局長、ナタリー・ハープ執行補佐官とウォルト・ナウター大統領執務室運営局長兼大統領副補佐官の3人を軍用機に連れて行った。

 スカビーノは、トランプ一族が所有および経営するトランプ・オーガニゼーションのゴルフ部門の執行副社長を務め、トランプに直接報告を行っていた人物である。スカビーノは、「トランプ1.0」や選挙戦でSNS戦略を主導したが、「トランプ2.0」では大統領による政治任用のポストの候補者の選考や大統領への推薦並びに人員配置を担当しており、人事面で大きな影響力を保持している。

 ハープは、トランプの個人秘書で、持ち運びが可能な小型プリンターを携帯し、最新のニュースなどを印刷してトランプに渡していることから「人間プリンター」と呼ばれている。トランプとハープは、「かなり近い関係」にあると言われている。

 一方、ナウターは、トランプの身の回りの世話役をする「付き人」で「忠臣」と見られている。『起訴されて支持率上がるトランプ 大統領再選に近づいたのか?(2023年6月20日)』で紹介したが、グアム生まれの米海軍出身であるナウターは、海軍の調理専門員としてホワイトハウスの大統領食堂係として働いた後、執務室の近侍になった。

 ナウターは、機密文書持ち出し事件で、司法妨害、政府文書の隠蔽や米連邦捜査局(FBI)に対する虚偽の発言など6件の罪で起訴された。しかし、トランプが2024年米大統領選挙で勝利したので、米司法省が2025年1月、ナウターに対する訴追取り下げを申し立て、同年2月、米第11連邦巡回控訴裁判所はすべての起訴を正式に棄却した。

 今回の搭乗機変更で、トランプは人事、情報、食事-安全―秘密保持の面で、自分に対する忠誠度が極めて高い人間を選んだ――スカビーノ、ハープおよびナウターの3人は、「下働き」においてトランプの信任が最も厚い最側近であることが明らかになった。


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