ポイントは先に整理を行うことです。
やるべきタスクが今いくつあるのかを列挙し、一緒に確認する。
そして何から手を付けたいか、本人に問いかけて選ばせてあげる。
選択したものを実行に移させる。という手順を意識してみましょう。
「まずどれをやったら良さそう?自分で選んでいいよ。」
「理科の暗記ね。たしかに早くやってしまいたいね。」
選択を確認したら、それに対してOKサインを出します。そして、
「よし選んだら早速やりましょう!がんばって!」と行動を促します。
完了したら、「自分で決めたことができると気持ちいいね」と、できたことを認め、本人の達成感に対して共感の言葉を渡します。
自分が選んだものをすぐに自分で取り組むことができた。
これは十分に能動的な学習です。
タスクの消化でアップアップになっていたり、指示待ち族に陥りかけている部下がいるなら、同じように整理⇒選択⇒行動の促し⇒達成を認め共感する
の関わりをしてみてください。
やるべきことを間に合わせながら、自信の種を植えていくことができるでしょう。
山本五十六の名言があります。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
まさに至言ですね。
次回は、今回植えた自信の種をどう育てていくのか。「自信を強化する」方法についてご紹介したいと思います。
お楽しみに。
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。