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米国のアジア系詩人、キャシー・パク・ホンが放った矢、「マイナー・フィーリングズ」(下)
2021/06/10 藤原章生レイシズムの一つの特徴に、子供が大人のように、逆に大人が子供のように扱うことがある。自分の親が子供のように低く見られるのは、ひどく恥かしいことだ。私の両親が白人にへりくだり、白人にバカにされたことは数え切れない。あまりにも当たり前のことだ…
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ワクチン確保難航の裏に中国の影
2021/06/10 井上雄介新型コロナウイルスの封じ込めで世界有数の「優等生」だった台湾で、5月からコロナの感染が急拡大している。台湾のワクチン接種率は日本よりも低い。ワクチン確保が難航する理由のひとつは、中国の存在だ。
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2021/06/10 岡崎研究所欧州議会は、5月20日、EU・中国間の包括投資協定(CAI)の批准のための審議を凍結することを、圧倒的多数で決めた。ウイグルや香港などでの人権問題が深刻化する中で、経済的利益よりも政治的に筋を通すことを優先させた形だ。
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2021/06/09 岡崎研究所カダフィの独裁の後の10年の混乱を経て、ようやくリビアに単一の暫定政府が成立した。ただ懸念も多く、特にリビアに駐留するトルコ軍の趨勢だ。
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2021/06/08 岡崎研究所5月19日、バイデン政権は、ノルド・ストリーム2(ロシアとドイツを結ぶ天然ガス・パイプライン)の事業会社に対する制裁を見送ると決定した。制裁により建設を止めることはもはや不可能で、これからは地政学的影響を考慮せねばならない。
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2021/06/07 斎藤 彰アメリカでワクチン接種が急ピッチで進み、リモートワークを余儀なくされてきた一般企業の職務形態も正常に向かいつつある中で、元の職場復帰を懸念する勤務者が依然として全体の3分の2にも達していることがわかった。このため会社側も、出勤と自宅勤務を…
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中国を変える〝中国人〟
2021/06/07 及川淳子改革派の共産党幹部から市井に生きる人々に寄り添い、近現代中国史の著述を続ける人がいる。厳しい規制の中でも歴史家としての矜持が彼を動かす。
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2021/06/07 岡崎研究所南米チリで、1990年まで続いたピノチェト軍事政権下で制定された憲法の改正が現実味を帯びつつある。ビジネスに適した国という現在の評判を損なわずに、ジェンダー平等や先住民族の権利など課題を解決できるか、チリは岐路にある。
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2021/06/06 海野素央ジョー・バイデン米大統領はなぜこのタイミングでロシアのウラジミール・プーチン大統領と首脳会談をする必要があるのでしょうか。どうしてプーチン氏はハッカー集団による米国へのサイバー攻撃を止めないのでしょうか。また、バイデン氏はプーチン氏をどの…
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2021/06/05 佐々木伸イスラエルで6月2日、野党8党がバネット政権の樹立で合意した。通算15年も首相の座にあった「ネタニヤフ時代」の終焉が濃厚になった。新政権は議会(120議席)の承認を得て正式に発足する。だが、新政権の帰すうはなお揺れ動く右派の1議員にかかる…
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米国のアジア系詩人、キャシー・パク・ホンが放った矢、「マイナー・フィーリングズ」(中)
2021/06/04 藤原章生アジア系は「良い子」。1965年以降、急激に増えた新移民として模範的な立場を求められ、自分たち自身、勤勉さをひけらかすようにしてきたアジア系アメリカ人たち。そんな振る舞いをしてきたのは、自分たちの中に「白人の目」が植えつけられてきたせいだ…
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2021/06/04 岡崎研究所ウイグルや香港などでの人権問題により、中国で活動する西側企業は、中国市場の条件に適応する必要を痛感するが、価値に基づく西側の一定の基準を逸脱したくはないという難しい状況に直面している。
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2021/06/03 澤田克己歴代保守政権の流れをくむ韓国の最大野党「国民の力」で異変が起きている。党首に当たる代表を選ぶ選挙で、国会はおろか地方での議員経験すらない36歳が世論調査の支持率トップを走っているのだ。代表となれば、今後の政局に大きな影響を与えそうだ。
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2021/06/03 岡崎研究所5月22日、英海軍空母クイーン・エリザベスは、英本土を出発した。日本をはじめ40か国を訪問する予定だ。他にも仏独蘭と、欧州諸国のインド太平洋の安全保障への関心は強まっている。
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2021/06/02 野嶋 剛5月に入ってからの突然の感染拡大に苦しむ台湾に対して、日本から英製薬大手「アストラゼネカ社」の新型コロナワクチンを提供する計画が浮上している。実現すれば、ワクチン不足にも見舞われている台湾にとって「干天の慈雨」(謝長廷・駐日経済文化代表処…
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押し寄せる中国の脅威 危機は海からやってくる
2021/06/02 水谷竹秀南沙諸島へ「海上民兵」を送り込む中国を、フィリピンは激しく非難している。だがドゥテルテ大統領は反米・親中派――。日本は、複雑なフィリピンの対中・対米観を理解する必要がある。
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2021/06/02 岡崎研究所1年後のフランス大統領選挙を控え、決選投票におけるマクロンと極右ポピュリストのルペンの接戦を予測している。マクロン政権や既成政党が求心力を失う一方で、ルペン政党は極右のイメージ払拭につとめ、じりじりと支持を拡大してきている。
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2021/06/01 樋泉克夫5月16日、景勝地で知られる杭州西湖の湖畔にキャンパスを構える湖畔大学で、大学を表象化したかのような巨大自然石に大きく刻まれ、鮮やかに黄金に色付けされ光り輝いていた「湖畔大学」の4文字が削り取られた。
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米国のアジア系詩人、キャシー・パク・ホンが放った魂の書、「マイナー・フィーリングズ」(上)
2021/06/01 藤原章生米国でのアジア系住民に対する差別の広がりを知ろうと、アメリカの新聞やテレビ報道に当たっていたら、『Minor Feelings(マイナー・フィーリングズ)』という本に行きついた。それを書いた韓国系アメリカ人の女性で詩人のキャシー・パク・ホ…
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2021/06/01 岡崎研究所抗議デモへ徹底的な弾圧を行う国軍に対し、民衆は5~10分の短時間で解散する「フラッシュモブ」型のデモを続けるなど、ミャンマーでの戦いは終わっていない。だが国際的な制裁はなかなか効果が上がっていない。
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