130人に「死の処方」ドクター・デス、90年代…

Dr.Death（死の医師）ー。京都の難病患者を薬物で殺害した疑いで逮捕された医師ではない。1990年代、この不気味な呼び名を奉られたアメリカの医師が、130人の患者を安楽死させ、またはその自殺をほう助し、大きなセンセーションを巻き起こし…

活況の洋上風力発電に潜む生態系リスクとは

導入先進国の英国から学ぶ

経済産業省と国土交通省が産業競争力強化に向けた官民協議会を設置するなど、普及への動きが加速する洋上風力発電。再生可能エネルギーの一つとして活用が期待される一方、先行して導入された英国等で問題視される生態系への影響について、具体的な要件や判…

中日のスーパールーキー石川昂弥、１年目でレギュ…

最近、ナゴヤドームの記者席で久しぶりに会った中日関係者が、「いよいよ真価を発揮してきましたね」と声をかけてきた。早くも７月に一軍デビューを果たし、本来の長打力を見せている中日のドラフト１位新人・石川昂弥（19・東邦）のことである。高卒新人…

中国の暴挙に釘を刺すポンぺオ国務長官声明

ポンペオ米国務長官は、「南シナ海における海洋権益主張に関する米国の立場」と題するブレス声明を発表した。国連海洋法条約に認められている権利を超えた中国の権利主張を包括的に否定したものであって、南シナ海問題に対する極めて適切な声明である。

ネタニヤフ首相、第２波拡大で窮地に、辞任要求に…

新型コロナウイルスの封じ込めにいったんは成功したと思われたイスラエルで、感染第2波がまん延し、ネタニヤフ首相は辞任要求の高まりで窮地に陥っている。首相は4月、1年間で3回の総選挙を実施した末、やっと最大野党との連立政権発足にこぎ着けたが、…

「しない子育て」のもたらすもの

～子育ての断捨離が、子の自立と親の自立を促す～

こどもたちが学校に登校できる毎日が再開してしばらく経つ。自粛が長引くほどこどもへの関心が強まってくたびれる親も少なくなかったろう。今回は、こどもの将来、そして親の将来を考えたところから逆算し、「する子育て」から離れてみることを提案する。

私は、かわいくない部下だったのだと思います

今回は、合同会社さかづき（足立区）代表の金山尚子さんを取材した。同社は、クラフトビールの醸造所を併設したビアレストラン「さかづき Brewing」を運営している。

「隠れトランプ」と「隠れバイデン」

トランプ大統領は今回の大統領選挙においてどのようにして、「隠れトランプ」支持者をつなぎ留め、「隠れバイデン」支持者を最小限に抑えようとしているのでしょうか。一方、バイデン候補はどうやって「隠れトランプ」支持者を取り戻し、「隠れバイデン」票…

中国の暴走を前に軍事協力深化を探る米台

台湾は予算上の都合で閉鎖されていた在グアム「領事館」を再開させた。米中対立や香港問題により太平洋の安全保障が脅かされる中で、「第一列島線」にある台湾と「第二列島線」にあるグアムを繋ぎ、米台の軍事協力を一層深める狙いがあると思われる。

―― 目にも涼しい雪輪の文様 ―― 喜多川歌麿…

お江戸で美人画といえば、喜多川歌麿さん。その歌麿さんが若い娘さんの生活を写して描いた「娘日時計｣5枚シリーズの中の1枚「娘日時計 午ノ刻」。髪を上げて浴衣をはおり……何気ない湯上がりの1コマ。歌麿さんの美人画には、色っぽさと清涼感が同居し…

トランプ政権が望みを託す「2016年シナリオ」…

11月米大統領選でますます劣勢に立たされつつあるトランプ政権は、ここに来て「2016年逆転劇」に最後の望みを託している。だが、実は局面は今回、4年前と大きく異なっていることに留意する必要がある。

米大統領戦の前にイランの核施設をたたくイスラエル

7月2日、イランの核施設で火災が発生し、イスラエルによる破壊工作の可能性が疑われている。イランの核を自国の生存に対する脅威と見ているイスラエルは、トランプ再選が危うい米大統領選の前に、連続して対イラン破壊工作を行っているようだ。

倍賞千恵子・俳優 ―― 歌は語るように、セリフ…

日本を代表する大女優、倍千賞恵子。普通を普通に演じることができる稀有な女優。歌手としても「下町の太陽」などのヒット曲を持つ。

阿炎「夜の店会食」で異例の休場即決、錣山親方の…

言語道断だ。大相撲7月場所(東京・両国国技館)で東前頭5枚目の阿炎が知人と会食に行ったことなどにより、7日目の25日から休場となった。翌8日目の26日には会食の場所が接待を伴う店だったことに加え、他の部屋の幕下力士とともに場所中だけでなく…

医療先進国と後進国が同居するインド

『秋の西インド　ラジャスターン、グジャラート、マディアプラデーシュ』第3回

カジュラホのホテルのロビーで何気なく英字新聞を開いたら外国人患者を治療するMedical Tourismで年間90億ドル外貨獲得という見出しが躍っていた。『先進国と同水準の医療を半額で』がキャッチフレーズらしい。

小泉八雲と二重写しの「故郷」

夏休みになると思い出す光景がある。小学校低学年の頃、故郷（鳥取県境港市外江町）の海辺でのことだ。島根県の松江市から美保関町まで往復する「合同汽船」という貨客船があり、境水道に面した我が町は定期船の寄港地だった。

北方領土交渉の前提崩すプーチンの新憲法

「プーチンの、プーチンによる、プーチンのための全国投票」により、7月、ロシアで改憲案が可決された。これより、プーチンは2036年まで続投可能になった上、領土の割譲禁止条項が追加され、このままでは北方領土交渉が暗礁に乗り上げかねない。

TV広告費から分かるトランプとバイデンの『本当…

今回のテーマは、「TV広告費から分かるトランプとバイデンの『本当の最重点州』」です。言うまでもなく、米大統領選挙の勝敗を左右するのは激戦州です。

トガッタ農家はどんな新型コロナ対策をしているのか

『農業新時代』川内イオ氏インタビュー

新型コロナウイルスで収穫物を廃棄する農家の状況がメディアで度々報じられた。予想外の事態に独自の取り組みを進める農業従事者はどのような動きを見せているのか。『農業新時代　ネクストファーマーズの挑戦』を上梓した川内イオ氏にインタビューした。

接触確認アプリ普及で露呈した、感染症対策を阻む…

立ちはだかる「2つの壁」

6月に厚生労働省より配信された、新型コロナウイルス感染者との接触を通知するアプリ「COCOA」。アプリを取り巻く現状から、国民の〝善意〟に頼った国の感染症対策における課題が浮かび上がってきた。