「現代の若者に知ってほしい」〝偉人〟ではない南…

『熊楠さん、世界を歩く。──冒険と学問のマンダラへ』松居竜五氏インタビュー

粘菌研究で知られる熊楠は世界を股にかけた行動的な学者だったが、終生野にあって学問的著作が少なく、その割に研究分野が広大で、しかも奇行が多く、「奇人・変人」「天才・超人」と見なされがちだった。実像が非常に掴みにくい人物だったのだ。

〈スーパーに並ぶズワイガニの「バルダイ種」って…

年末を迎え、売り場にたくさん並ぶズワイガニのパックに貼られている「バルダイ種」との表示に気づいた人もいるのではないか。ズワイガニの一種なのだが、その表示には深い意味がある。また、日本でも今、たくさん獲れており、好機を生かす必要がある。

「トランプ2.0」は、米国をどのように変容させ…

「トランプ2.0」は、米国をどのように変容させてしまうのか。石破茂総理はトランプとどのように向き合うべきかーー。

＜中国・ロシアの「兵器」と化す陰謀論＞5Ｇ、マ…

多くの荒唐無稽な陰謀論が流布された新型コロナによる情報騒乱は、Qアノン拡大の大きな契機となった。そしてその中には、中露の情報工作と断じられるものもあったのである。今や陰謀論は単なるオカルトの与太話ではなく、安全保障上の脅威となった。

【光免疫療法】期待高まるがん治療の適用範囲の拡大

医師、研究者による光免疫療法研究会

新しいがんの治療方法として注目されている光免疫療法の第１回研究会が12月22日に都内のホテルで開催され、200人を超す医師や研究者が参加、この治療法についての最新の研究事例が報告された。現在は頭頚部がんのみが、2021年から光免疫治療の保…

量子コンピュータ、空気と水素に電気で食べ物をつ…

北欧フィンランドは国を挙げてスタートアップ育成に注力し、それを可能にするビジネスエコシステムが完備した国だ。国内外を問わず優れた頭脳を集め、それを事業化し、さらに国際的に売り込む政府系組織が存在する。そんな中で、特に日本との関わりも深く国…

あり得ない精度の炊飯器の内釜、タイガー魔法瓶の…

聞いたことがないメーカーなのに、その実力はトップクラス。主に腕貸しをしているのは人だけでなく、メーカーにも例がある。三重県四日市で陶磁器製造業メーカー・ミヤオカンパニーリミッテド（以下ミヤオ）もその一つだ。

年末年始、高齢の親を持つ子世代が行いたいこと、…

一人暮らし、フリーランス 認知症“2025問題”に向き合う（２５）

前回は、介護が始まる前から準備しておくべきこととして「地域包括支援センター（以下、包括）」にアクセスすることを勧めていただいた。今回は、「年末年始の時間があるときに、行っておくといいこと」や、逆に「行わないほうがいいこと」について、引き続…

【台湾・頼総統のハワイ訪問という妙策】トランプ…

頼総統がトランプ政権成立前に米国にとっての台湾の重要性をリマインドすべく最後の努力をしている。外交関係のある太平洋諸国への歴訪途上にハワイ、グアムに寄るのは妙案を打ち出している。

【緊急解説】JALへのサイバー攻撃に北朝鮮ハッ…

日本航空（JAL）はサイバー攻撃を受けてシステムに不具合が起きたと発表した。日米の捜査当局は「DMMビットコイン」から480億円相当のビットコインが流出した事件について、北朝鮮のハッカー集団の関与を指摘したばかり。両者に因果関係はあるのか。

【トランプ政権の要が直言】日本よ、目を覚ませ！…

国際秩序が揺らぐ今、日米同盟はかつてないほど重要な意義を持つ。次期トランプ政権の国防次官に指名されたエルブリッジ・コルビー氏が語った日本のとるべき道とは。

〈日本人の海外流出は危機なのか？〉固定観念を乗…

外資系企業の社長から日本企業に復帰した得能摩利子氏。同氏の経験から、これからの日本社会の変革に必要なことを聞いた。

【日本はもはや「お買い得」の国】日産買収に動い…

ホンダと日産の経営統合の黒子役として語られているのが台湾の電子受託製造大手の鴻海（ホンハイ）である。再び日本の老舗企業を買収ターゲットにした形だが、そこには、台湾にとっても日本が「お買い得」であるという経済状況にある。

〈アサド政権の崩壊で起きるシリアと中東の苦境〉…

中東情勢はアサド政権の崩壊により、大きな変化の時を迎えていると判断される。ただ、アサド政権という酷い独裁政権がいなくなったことは、「祝賀すべきこと」である。

＜アフリカ利権を失い焦るプーチン＞アサド政権崩…

シリアのアサド政権崩壊により、ロシアのプーチン政権が中東のみならず、アフリカ諸国における権益も失う瀬戸際に立たされている。プーチン政権はこれまで〝テロリスト〟と呼んできたシリア反体制派へ必死に交渉しているが、利権を手放しかけている。

＜都内のマンションは高すぎる！＞マンション難民…

平均的な勤労世帯では買うことが難しくなった都内のマンション。いったい何が起きているのか？　「マンション難民」はどこに住めば良いのか。

〈韓国「非常戒厳」とフランス内閣不信任の共通点…

韓国、フランスの政治不安に共通の要素として、世界的に民主主義的制度や政治エリートに対する信頼が失われている。その原因には、経済的、技術的、文化的に急激な変化に社会が直面していることがある。

「アメリカ衰退論なんて間違いだ！」国際主義者・…

新聞人としてわが国マスコミ界、政界に多大な影響力を及ぼしてきた渡辺恒雄氏は、同時にまれにみる国際主義者でもあった。

＜米国バイオエタノール最新事情＞着実にガソリン…

脱炭素の救世主といわれるエタノール混合ガソリンが世界中で普及している。日本でも今年11月になって、ようやく経済産業省が導入方針を決めた。米国の最新事情は消費者へ大きな経済的利益をもたらしている。日本はもはや周回遅れといって間違いない。

【国民の疑問】石破首相はトランプとまともに付き…

トランプ次期大統領が安倍昭恵夫人、孫正義氏と相次いで会談、トランプ氏の動きからは、利益をもたらしてくれる人物、機会をことさら重視する〝ディール〟優先の行動原則が伝わってくる。年明け早々ともいわれる日米首脳会談、日本側は何を与えられるか。