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2019/10/26 山口亮子
農業用ドローンでDJIを凌駕すると言えるかもしれないメーカーが中国・広州にある。XAG(旧XAIRCRAFT)だ。ドローンを使った総散布面積は世界38カ国2200万ヘクタール(日本の国土面積は3780万ヘクタール)以上。6万台以上の販売実…
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トラクターの自動運転の先にあるもの(1)
2019/10/10 山口亮子世界の自動車メーカーが、「自動運転」技術の実用化に向けてしのぎを削っているが、農業の世界では、すでに一部で実用化が進む。国内でその最前線に立つのが北海道だ。食料自給率が1000%になるような大産地を擁し、生産性の向上にはもともと熱心な土地…
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2019/08/29 山口亮子
道東エリアの最東端にある別海町は、一大酪農地帯として知られる。大型の経営が多く、搾乳ロボットのような最新鋭の設備を導入する農家もいる。同町の農家2軒がグローバルGAPを昨年12月、酪農家としては国内で初めて取得した。日本版GAP認証(JG…
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その3
2019/08/12 山口亮子中国で大型ハウスは50%以上が赤字経営と言われる。にもかかわらず、もともと官主導で建設・運営されてきたこうしたハウスに、民間も参入するようになってきた。1980年代の終わりには生鮮食品の流通網すら整っていなかった国が、いかにして施設園芸大…
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その2
2019/07/05 山口亮子中国全土で、これまで耕作地ではなかった条件不利地に温室などの園芸施設を建設する動きが活発化している。もともと肥沃な農業地帯だった長江周辺が、工場地帯に様変わりし、必要だと見積もる農地面積の維持が困難になったため。
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その1
2019/06/26 山口亮子中国共産党中央が年初に出す1号文献で、16年連続で農業あるいは農村の課題解決が取り上げられている。国土の5割強を占める農地、9億人を超す農民にどう対処するかは、中国共産党にとって焦眉の、かつ厄介極まりない問題なのだ。中国の農と食の今を、シ…
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福島・楢葉町でドローンで種もみ散布
2019/05/27 山口亮子米カリフォルニア州で一般的な種もみを空中散布する技術を日本に根付かせたい。ただし、圃場の規模に合わせて飛行機ではなくドローンで。こんな試みが福島県楢葉町の水田で行われた。
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2019/05/24 山口亮子
「技術で勝って事業で負ける」。日本のモノづくりはこう言われて久しい。原因の一つとされるのが、国際標準への乗り遅れだ。農業分野の国際標準化の促進を目指す組織に米国発祥の“AgGateway(アグゲートウェイ)”がある。
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2019/02/16 山口亮子
収量の面では日本の稲作が大きく引き離されている一方、技術指導で中国の大規模生産の現場で引っ張りだこの農家が、新潟県加茂市にいる。数千ヘクタールの技術指導に関わる石附健一さん(株式会社ライスグローワーズ)に、なぜ日本の技術が重んじられるのか…
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東京大学大学院・阿古智子准教授インタビュー 中国人留学生たちは、今③
2019/01/19 山口亮子外国人留学生の4割を占める中国人。東京大学大学院総合文化研究科准教授の阿古智子さんは、日本への留学理由と、留学後の就職や出国、帰国などの選択肢が多様化していると指摘する。国が「留学生30万人計画」を掲げる中、受け入れ現場の負担に配慮が必要…
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東京大学大学院・川島博之准教授インタビュー 中国人留学生たちは、今②
2019/01/17 山口亮子外国人留学生の4割を占める中国人。東京大学大学院農学生命科学研究科准教授の川島博之さんは、本格的な受け入れがされるようになった40年間で、質は下がり続けていると指摘する。日本に対する関心の低い「ジャパン・パッシング」が、中国人学生だけでな…
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中国人留学生たちは、今①
2019/01/16 山口亮子中国人留学生の受け入れは、日中国交回復の翌年の1973年から始まり、78年の日中平和友好条約締結後に本格化した。40年の間に、留学生の層や来日目的はどう変化したのか。3回のシリーズで探る。
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加州産コシヒカリ「田牧米」の生みの親が日本の稲作に賭ける理由
2018/10/17 山口亮子世界的な和食ブームで、海外には日本食レストランが昨年10月時点で11万8000店あり、2年余りで3割も増えている(農林水産省の調査による)。しかし、こうした店での国産米の使用は多くない。ネックになっているのが価格で、価格競争力のあるカリフ…
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2018/08/28 山口亮子
高齢化率が46%もの高さながら、新しい挑戦を次々と打ち出し、注目されている広島県の神石高原町。チャレンジを支える町の理念と、最新の取り組みを紹介する。
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2018/07/27 山口亮子
顧客満足度の高い上位物件のみを掲載する宿泊予約サイトRelux(リラックス)。運営するロコパートナーズは2013年のサービス開始から5年で、会員150万人、従業員数170人の規模まで拡大した。会員のうち2割は外国人で、そのほとんどが東アジ…
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2018/07/20 山口亮子
訪日観光客が最高の2800万人超となった。地方を訪れる人の増加とともに、農家民宿、観光農園など、日本の農的空間への関心も高まっている。インバウンドの巨大なビジネスチャンスを、どう農業経営に生かすか。
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2018/06/06 山口亮子
インバウンドがかつてない盛り上がりを見せる中、地方都市や農村を訪れる外国人も増えている。インバウンドが農村部にもたらす可能性とは。このチャンスをどう生かすべきなのか。グリーン・ツーリズムの現場に詳しいJTB総合研究所主席研究員の篠崎宏さん…
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2018/05/25 山口亮子
中国ではやっている国内旅行の形態に「レジャー農業(休閑農業)」がある。農業の景観や資源を使って観光やレジャーを楽しんでもらうという、新しい農業の経営形態を指す。農山漁村で自然・文化・人との交流を楽しむ、日本でいうところのグリーンツーリズム…
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2018/05/10 山口亮子
先週、中国で大きな話題を呼んだのは、120周年の記念イベントを開いた北京大学。注目を集めたのは、学長の記念スピーチでの漢字の読み間違えだ。最高学府のトップが中学生レベルの漢字を読み間違えるという珍事と、その後の謝罪で世間の耳目を集めた。
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2018/04/17 山口亮子
中国ではシェア経済の分野でもてはやされた企業が財務のひっ迫などの問題を抱えて身売りする事態に、「シェア経済は死んだ」と悲観的な見方もある。
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