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2021/03/03 樫山幸夫
これだけ詳細かつ丁寧に尖閣について語っていながら、「主権」の部分についてだけ、とってつけたようにミスだったと説明するのは、いかにも不自然というべきだろう。近い将来、実際に方針転換をすることを念頭に、それに向けての〝環境整備〟、つまり事前の…
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2021/02/26 樫山幸夫
女性蔑視の発言、緊急事態下での高級クラブ通いで元首相や元閣僚がポストを追われたのと時を同じくして、アメリカでは、寒波に凍える地元有権者を見捨て、暖かいメキシコに避げた大物上院議員が集中砲火にさらされている。
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2021/02/13 樫山幸夫
2月9日から始まったトランプ米前大統領への2回目の弾劾裁判は、前回に続いて再び無罪評決が出る可能性が強い。2024年の大統領選でカムバックを目論むトランプ氏にとっては一安心だろうが、その通りにことが運ぶか。弾劾無罪となっても、氏が刑事訴追…
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2021/01/28 樫山幸夫
長年にわたる議会での活躍ぶり、言動を省みると、そこからは、やはり老獪な政治家としての実像、人間バイデンの素顔をうかがうことができる。
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2021/01/20 樫山幸夫
新型コロナウィルスの蔓延で外交問題はすっかり影が薄くなってしまったが、対ロシア外交で菅内閣は、その迷走ぶりをさらけ出した。1月18日、通常国会の施政方針演説で首相は、北方領土問題について、2018年のシンガポール合意を引き継ぐと強調、安倍…
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2021/01/10 樫山幸夫
トランプ米大統領は、あと10日余りとなった任期を全うできるのだろうか。大統領支持者による議会乱入を扇動したとして民主党はもとより身内の共和党からも激しい反発が噴出している。議会、メディアには、大統領が「職務遂行不能」に陥ったとして権限を停…
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2021/01/05 樫山幸夫
トランプ氏はまだ諦めきれないようだ。次期大統領の就任式まで3週間足らず、1月6日には米議会でバイデン氏当選の選挙結果が承認される見通しであるにもかかわらずだ。
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2020/12/16 樫山幸夫
バイデン米次期政権の主要閣僚、ホワイトハウス・スタッフの陣容がほぼ整った。12月14日の選挙人投票で、バイデン当選が確定し、トランプ大統領による絶望的な抵抗にもかかわらず、政権交代への動きは着々と進んでいる。このまま混乱なく新大統領就任に…
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2020/12/01 樫山幸夫
中国の王毅外相と茂木外相による先日の共同記者発表が波紋を呼んでいる。王毅氏が尖閣諸島は中国の領土であるかのような妄言を弄し、茂木外相がそれを聞き流していたからだ。一言も反論しなかった茂木外相に怒り心頭の自民党部会が、抗議の決議文を突き付け…
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2020/11/22 樫山幸夫
香港立法会における民主派議員の資格はく奪をめぐって中国と欧米の応酬が激しさを増している。気になるのは、共同声明に日本の名がみえないことだ。中国の脅威と間近で対峙している日本が消極的な態度に終始すれば各国に〝弱腰〟と映る恐れがある。
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2020/11/10 樫山幸夫
ジョー・バイデン(民主党)氏の米次期大統領就任が確実になったことによって、次の焦点は新政権の陣容がどうなるかに移った。バイデン氏は勝利宣言で、深まったアメリカ社会の亀裂修復を最優先に掲げており、政権の顔ぶれについても、性別、人種にこだわら…
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2020/11/05 樫山幸夫
混乱を極めた米大統領選は、法廷で決着がつけられる見通しになってきた。どちらが勝者になるかにかかわらず、今回の選挙は、超大国アメリカが、ほんとうにわれわれが知っている通りの国なのかーという強い疑念を呼び起こした。
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2020/10/07 樫山幸夫
新型コロナウィルスに感染したトランプ米大統領は入院わずか3日でホワイトハウスに戻った。すぐにも選挙運動に復帰する予定で、今月15日に予定されている第2回候補者TV討論でも、予定通り民主党のバイデン候補と論戦を交わすという。とうてい完治とは…
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2020/09/07 樫山幸夫
旧ソ連時代に開発された猛毒、「ノビチョク」がまたもテロに使用された。ロシアの反政府指導者が航空機内で苦しみだし、体内から同系統の毒物が検出された。ここ数年、ロシア当局の関与が疑われる同様の事件が相次いでいるが、前世紀から、その手口、手段は…
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2020/08/22 樫山幸夫
政治家の健康問題は洋の東西を問わずデリケートな問題だ。アメリカのトランプ大統領も昨年、首相と同様に突然の健診を受けて周囲を驚かせた。しかし、米国では、大統領の検査結果は原則的に公表され、〝透明性〟は高い。日本では、健康状態を隠すだけでなく…
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2020/08/08 樫山幸夫
台湾の李登輝元総統の死去に対する日本政府の反応は、やや冷淡に映った。葬儀への特使派遣の考えはさらさらなく、安倍首相のお悔やみのコメントも紋切り型の内容だった。中国への配慮が必要というのは理解できるが、李登輝氏が日台関係に残した足跡の大きさ…
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2020/07/29 樫山幸夫
Dr.Death(死の医師)ー。京都の難病患者を薬物で殺害した疑いで逮捕された医師ではない。1990年代、この不気味な呼び名を奉られたアメリカの医師が、130人の患者を安楽死させ、またはその自殺をほう助し、大きなセンセーションを巻き起こし…
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2020/07/18 樫山幸夫
トランプ米大統領が、2016年の大統領選挙にからんで実刑判決を受けた側近を、刑務所入り寸前に放免した。麻薬犯罪などで服役中の模範囚などではなく、トランプ氏自身の当選のために選挙で違法行為を働いた人物の刑を免除するというのだから、野党民主党…
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