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2022/08/03 樫山幸夫ペロシ米下院議長の台湾訪問に中国が強く反発し、米中関係は冷却化し緊張を増すだろう。ただ、緊張が激しいと伝えられれば伝えられるほど、不安が脳裏をよぎる。実のところ、過去に日本が煮え湯を飲まされた経験が何度かあるからだ。
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2022/07/16 樫山幸夫安倍晋三元首相の葬儀へ台湾の頼清徳副総統が参列したことに中国が非難した。対して 林芳正外相は記者会見で頼氏を「ご指摘の人物」と表現した。こんなことで、まともに中国に対抗しようと考えているとしたら、おかしいというべきだろう。
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2022/07/13 樫山幸夫ロシアに安保理常任理事国だけでなく、国連の正統な代表権がそもそもあるのか――という疑念が指摘されている。ソ連が崩壊、ロシアに権限が移行した際、国連の手続きがあいまいだったことが遠因で、ロシア、中国抜きの〝第2国連〟創設論も台頭している。
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2022/07/10 樫山幸夫参院選わずか2日前に起きた安倍晋三元首相殺害事件は国内外に異常な衝撃を与えた。安倍氏に対しては、誹謗、中傷が絶えなかった。反対意見を暴力で封じ込める――。日本での民主主義の未成熟さとともに、暗い「分断社会」の到来を予感させる。
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松田邦紀駐ウクライナ大使に聞く(後編)
2022/06/28 樫山幸夫ウクライナ情勢をめぐって、現地で情報収集にあたる松田邦紀大使は、ゼレンスキー大統領らが強く供与を要請していた重火器の前線配備が先週末までに完了したことを明らかにした。これらの投入によって攻勢にさらされている東部での反撃体勢が整ってきた。
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松田邦紀駐ウクライナ大使に聞く(前編)
2022/06/25 樫山幸夫ロシアによるウクライナ侵攻から4カ月、戦闘は激しさを増している。ウクライナのインフラは100兆円を超える壊滅的な打撃をうけても、市民は高い士気を保ち、多数の避難民が帰還している。松田邦紀駐ウクライナ大使による現地レポートをお伝えする。
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2022/04/08 樫山幸夫ウクライナ市民の多数の惨殺遺体は、ロシアによる組織的、計画的な犯行の疑いが指摘されている。国際刑事裁判所によるプーチン大統領らへの訴追は簡単ではないが、クーデターや暗殺を呼びかけも少なくなく、プーチンの末路はきびしいものになるだろう。
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2021年回顧と2022年展望(国内政治)
2021/12/29 樫山幸夫2021年の〝年男〟はいうまでもなく、岸田文雄首相、その人だった。下馬評を覆して総裁選で完勝、解散総選挙ではこれまた悲観的な予想を覆して実質的な勝利を収めた。22年も〝時の人〟であり続け、長期政権を目指すことができるか?
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2021/11/29 樫山幸夫米国のバイデン大統領が来年2月に迫った北京冬季五輪の〝外交的ボイコット〟を検討している。日本政府は、同調を求められる可能性が強いとあって困惑、戸惑いを隠せない。
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2021/10/21 樫山幸夫総選挙が公示され、各党は英知を絞った公約を掲げ、活発な論戦を交わしている。しかし、相変わらずの各論重視、与野党の応酬も目先の問題ばかりといっていい。「日本国の将来」のかたちについて政治家による真剣勝負こそ、有権者が最も望むところだろう。
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2021/09/30 樫山幸夫自民党の新しい総裁が決まった。岸田文雄氏は、コロナ対策、沈滞しきった経済の再生という緊急かつ重要な課題では、それなりの実績をあげてくれるだろう。ただ、いまの日本の困難は、短期的問題だけではない。深刻なのは、中長期的、より本質的な危機だ。
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2021/09/09 樫山幸夫ポスト菅の自民党総裁はかつてない乱戦の様相を帯びている。新たな日本のリーダーは、どの派閥が誰を支持するかの多数派工作ではなく、コロナ後の世界で日本がどう生きるかを示す大きな青写真で選らばなければならない。
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2021/07/23 樫山幸夫23日に開幕した東京オリンピックの開会式演出担当の小林賢太郎氏が前日の22日、突如解任された。お笑い芸人時代のコントで、ナチスによるホロコースト(ユダヤ人虐殺)を揶揄していたという。
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2021/06/27 樫山幸夫バイデン米大統領は先週、愛犬の死を悼むコメントを発表した。ホワイトハウスを通じた正式な声明だった。犬の死というなかれ。アメリカでは多くの人が動物を愛し、両者の絆は強い。歴代の大統領をとってみても、ほとんどがペットを飼い、持たなかったのは、…
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2021/06/22 樫山幸夫さきにジュネーブで行われたバイデン米大統領とプーチン・ロシア大統領との会談で、合意できずに終わった議題のひとつに、双方が拘束している工作員の相互釈放の問題があった。日本ではほとんど報じられなかったが、決着していれば、冷え込んだ米露関係を好…
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2021/05/31 樫山幸夫東京オリンピック・パラリンピック開幕が刻々と迫ってきた。開催断行の是非をめぐって、これまで直截な主張を控えてきたメディア間での論争が高まりを見せはじめている。
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2021/05/19 樫山幸夫白人警察官が黒人男性の首を押さえつけて死亡させた記憶があたらしいアメリカで、罪もない黒人青年をジョギング中に射殺した白人男3人がヘイトクライム(憎悪犯罪)で訴追された。日本ではほとんど報道されなかった事件の動機は、検察が〝リンチ〟と非難す…
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2021/04/23 樫山幸夫警視庁が摘発した中国共産党員によるサイバー攻撃は、日本国内の200にものぼる企業、機関が標的だったという。時あたかも、菅首相とバイデン大統領が、中国に共同で対抗することを確認した直後だ。日本は制裁発動などの厳しい手段をとるべきだろう。それ…
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2021/04/13 樫山幸夫戦後、さまざまな機会に行われてきた日米首脳会談の多くは、同盟関係の強化など所期の目的を達してきた。その反面、時に思わぬ結果をもたらし、むしろ両国関係の緊張を招いたこともないわけではなかった。同盟深化の実現か。それとも、良好な関係にカゲを指…
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2021/04/07 樫山幸夫北朝鮮が東京五輪への不参加を表明した。新型コロナウィルスによる選手への健康被害を避けるためという。選手団と合わせて高官が来日すれば、日朝関係改善につながるとの期待は潰えた。
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