-
2020/03/09 赤坂英一
われわれ野球記者はいま、連日オープン戦の無観客試合へ足を運んでいる。これまでにもスタンドが無人の球場でゲーム取材をしたことは何度かあるが、今回は新型コロナウイルスという病原菌が原因。おかげで取材現場はいつも物々しい雰囲気に包まれている。
-
2020/02/26 赤坂英一
「沖縄のメディアの方々、これから正面玄関まで来ていただけますか。間もなく、與那原の囲み取材を行いますので、はい。大至急でお願いします、できれば」。オープン戦が開幕した2月16日、沖縄セルラースタジアム那覇で巨人-DeNA戦が行われていた中…
-
2020/02/12 赤坂英一
今年も今月1日から6日まで宮崎に行き、プロ野球のキャンプを見て回った。テレビやスポーツ紙に「球春到来!」などと華々しく報じられるが、実際のキャンプ取材は極めて地味なものである。一日中じっくり練習を見ては、選手の手応えや首脳陣の評価を聞いて…
-
2020/01/29 赤坂英一
試合時間のスピードアップを目指すNPB(日本野球機構)と12球団が、ワンポイントリリーフを禁止する新ルール導入を本格的に検討していくことになった。22日の12球団監督会議の議題に上り、来季の実現に向け、NPBの担当者がキャンプや球場で現場…
-
2020/01/15 赤坂英一
オリンピックイヤーの今年、スポーツマスコミやプロ野球ファンの話題は、侍ジャパンが金メダルを獲れるかどうか、で持ちきりである。が、新人合同自主トレが行われているグラウンドなど、年明け早々に取材現場で顔を合わせた各球団の関係者たちは、異口同音…
-
2019/12/17 赤坂英一
坂本はメジャーで自分の力を試すよりも、3年で最低15億円、残る2年を合わせると20~30億円とも見込まれる収入、そしてショートとして日本球界で不動の地位を築くことを選択したわけだ。この決断を、夢を捨ててしまったのはもったいないと見るか、そ…
-
2019/12/03 赤坂英一
「こうなったら、張り手、かち上げを規則で禁じ手にするしかないんじゃないか」。好角家のタレントや文化人の間からはとうとうそんな声も上がり始めた。今年最後の本場所、九州場所で43回目の優勝を果たした大横綱・白鵬の立ち合いについて、「あまりにも…
-
2019/11/18 赤坂英一
今年2回目を迎えた野球の国際大会WBSC(世界野球ソフトボール連盟)プレミア12、決勝は〝宿命の対決〟日本-韓国戦となり、日本が初優勝して大いに盛り上がった。が、東京ドームでこの大会を取材していて、プレミア12も日本代表の侍ジャパンも、そ…
-
2019/11/05 赤坂英一
そろそろセ・リーグもパ・リーグに倣ってDH(指名打者)制にするべきか。それとも、野球はあくまでも9人でやる原則を守るべきなのか。日本シリーズで巨人がソフトバンクに初戦から4連敗した今年のシーズンオフ、いま改めてセ・リーグのDH制導入が議論…
-
2019/10/20 赤坂英一
今年のドラフト会議、高校野球で注目されていた〝ビッグ3〟は、いずれも彼らを最も必要としている球団へ入団することが決定的となった。4球団が競合した大船渡・佐々木朗希はロッテが交渉権を獲得。3球団競合の星稜・奥川恭伸はヤクルト、東邦・石川昂弥…
-
2019/10/04 赤坂英一
この拙稿が読者の方々の目に触れるころには、4連覇を逃した広島カープの新体制作りが着々と進んでいるはずだ。今年で辞任した緒方孝市監督時代と同様、新内閣もまた生え抜きのOBが中心。カープ独自の野球を追究する球団と現場の方針には揺るぎなく、捲土…
-
2019/09/25 赤坂英一
今年のセ・リーグ新人王投票、ヤクルト・村上宗隆、阪神・近本光司のどちらに一票を投じるべきか。プロ野球のシーズンが大詰めを迎えた最近、投票資格を持つ記者やアナウンサーとの間で、よくそんな話になる。
-
2019/09/11 赤坂英一
「カープも自前の博物館を新設するべきではないか。ファンが気軽に足を運べて、2世代、3世代で楽しめるようなミュージアムを」。最近、広島カープのファン、後援者、地元マスコミの関係者から、そういう声を聞く。1950年に結成されたカープは来年、球…
-
2019/08/28 赤坂英一
球数制限、猛暑対策、大会日程など、今年もまた甲子園で様々な議論を巻き起こして、第101回高校野球選手権大会が幕を閉じた。その余韻もまだ冷めやらぬ中、9月には高野連の「投手の障害予防に関する有識者会議」が開催され、改めて投手の投球過多に関す…
-
2019/08/14 赤坂英一
連日熱戦たけなわの第101回高校野球選手権大会、今年は甲子園での本番を前に、関係者、ファン、マスコミの間で議論が沸騰した。岩手県大会の決勝で大船渡・國保陽平監督がエース佐々木朗希の疲労や将来を慮って先発登板を回避。結果、花巻東に大敗し、今…
-
-
2019/07/17 赤坂英一
いま、労組プロ野球選手会が日本野球機構(NPB)と12球団に対し、「現役ドラフト」の導入を訴えていることをご存知だろうか。通常のドラフト会議ではアマチュアの選手を12球団が指名するが、これは各球団にいる出場機会の少ない選手を他球団が指名す…
-
2019/07/03 赤坂英一
サイクルヒットを達成した大谷の偉業の余韻もまだ覚めやらぬ中、日米双方の選手や首脳陣の間で、大真面目にこう予測する声が上がっている。「大谷のことだから、またサイクルをやるんじゃないか」というのだ。
-
2019/06/19 赤坂英一
本来ならメジャーリーグの球団に入団するはずだった新人が日本の球団と契約し、日本でデビューするケースは日米双方の球史初のこと。少々大袈裟かも知れないが、〝歴史的事件〟と言ってもいい。
-
2019/06/05 赤坂英一
少々気の早い話ではあるが、広島カープ・鈴木誠也に三冠王の期待が高まっている。5月は打率、打点でセ・リーグ首位をひた走り、本塁打で巨人・坂本勇人と激しいトップ争いを展開した。
|
|