「lifetips」の最新記事一覧
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NHKスペシャル「メルトダウン File.8 前後編」が掘り起こした新たな事実
2023/03/30 田部康喜「NHKスペシャル メルトダウン」は福島第1原子力発電所のメルトダウンの原因について、追及の手を緩めずにFile.8に至った。メルトダウンがいかにして起きたのか、それを防ぐ手立てはなかったのか、ジャーナリスト魂を長期にわたって燃やし続けて…
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『外食を救うのは誰か』著者インタビュー
2023/03/20 友森敏雄「低採算」「ブラック職場」「閉店ラッシュ」……。外からは見えない「外食産業」の内側を徹底取材で解き明かした『外食産業を救うのは誰か』(日経BP)。著者で日経ビジネス記者の鷲尾龍一さんに話を聞いた。
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2023/03/19 田部康喜東日本大震災が巨大地震と津波、そして福島第1原発のメルトダウンをもたらしてから12年の年月が流れた。全国放送が追悼と回顧、希望と悔恨を描くなかで、西日本のNHKの地方局が、「南海トラフ地震」に備えて、東日本大震災から学ぶ特別番組を放送した。
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「THE WORLD FOR SALE 世界を動かすコモディティ・ビジネスの興亡」 ハビアー・ブラス、ジャック・ファーキー著
2023/02/26 池田 瞬石油や金属、穀物などの資源はコモディティーと呼ばれ、その売買を担う企業はコモディティー商社と称される。その実態はなかなかつかめなかったが、元英フィナンシャル・タイムズの二人のジャーナリストが、長年にわたる丹念な取材で明らかにした。
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『「断絶」のアメリカ、その境界線に住む』大島隆氏インタビュー
2023/02/25 足立倫行『「断絶」のアメリカ、その境界線に住む』(朝日新聞出版)は、新聞記者である大島隆さんが、アメリカ社会で起きている地殻変動の震源地とも呼べる町に部屋を借り、2020年8月から約1年7カ月間過ごした体験のリポートだ。
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2023/02/22 田部康喜NHKスペシャル・混迷の世紀シリーズ「“貿易立国”日本の苦闘~グローバリゼーションはどこへ~」は、米中「新冷戦」やロシアのウクライナ侵攻によってグローバリゼーションが揺らぐ中で、“貿易立国”日本のこれからの針路を探るドキュメンタリーである。
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絵本『あさごはんのたね』書評インタビュー
2023/02/11 友森敏雄本誌2023年1月号の特集『農業にもっと多様性を! 価値を生み出す先駆者たち』の取材で、茨城県龍ヶ崎市の横田農場を訪問したときのことだ。平安時代から稲作を続ける大規模稲作農家の横田修一さんが見せてくれたのが『あさごはんのたね』(原案・アグ…
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脚本・バカリズムが仕掛けるコメディ要素も
2023/02/05 田部康喜「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ、日曜よる10時30分)は、安藤サクラが、死んでは過去の自分と同じ父母のもとに生まれる輪廻(りんね)の物語である。主人公の近藤麻美(あーちん、安藤)は、生まれ変わっても過去の記憶が残っている。
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『日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで』小谷賢著
2023/01/27 池田 瞬「インテリジェンス」という言葉を聞いて何を思い浮かべるか。基礎概念の確認を含めて、深く考える本である。戦後史の中で日本のインテリジェンスにおける議論がどのようにたどってきたのかを丹念に記している。
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前田速夫『老年の読書』インタビュー
2023/01/21 足立倫行著者の前田速夫さんが『老年の読書』(新潮選書)を書く契機は、2013年に突然、68歳で末期がんの宣告を受けたことだった。
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井上真央・佐藤健コンビ〝新たな〟ドラマの結末は
2023/01/20 田部康喜「百万回言えばよかった」(TBS・金曜よる10時)は、井上真央と佐藤健による純愛のなかにサスペンスがひそむ、今期ドラマの傑作の予感がする。
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2023/01/04 池田 瞬激動の一年だった2022年。国内外で大きなニュースが続き、時代を反映するような本が多く出版された。筆者が昨年末に手にした本の中から、年始の読書におすすめしたい本を選んでみた。
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2022/12/31 田部康喜NHKスペシャル「エリザベス女王~光と影 元側近が語る外交秘話~」は、英国の元首に禁じられている政治的な言動、行動のギリギリのところで平和のために言葉を放った、女王の秘話を綴ったドキュメンタリーである。
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NHKスペシャル「金正恩の北朝鮮~〝先鋭化〟の実態を追う~」
2022/12/16 田部康喜NHKスペシャル「金正恩の北朝鮮~〝先鋭化〟の実態を追う~」(12月11日)は、調査報道の正統派をいく力作である。新型コロナウイルスによるパンデミックとウクライナ戦争が、北朝鮮の〝先鋭化〟をより進めていることを明らかにする。
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森万佑子氏インタビュー『韓国併合』
2022/12/09 足立倫行『韓国併合』(森万佑子、中公新書)は「まえがき」で、「なぜ日本の植民地になったか」という日韓の根本問題について書かれた一般向けの本はほとんどない、と記す。歴史学者による韓国併合についての日本の本は、1995年以降刊行されていない。
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『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』坂本貴志著
2022/12/03 池田 瞬定年を意識するようになった世代には気になる本である。職場で定年を迎えた後にどんな生活が待ち受けているのか。会社や組織で働く人に定年は原則、平等に到来する。ぼんやりした部分に具体的な事実で光を当てつつ詳しく解説する。
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平野紫耀・黒島結菜コンビと脚本家・篠崎絵里子の新たな構成
2022/11/26 田部康喜「クロサギ」(TBS・金曜よる10時)は、2006年版のリブート(本筋は変わらないが物語性と配役の性格などに変化がある)である。単なるリメークではない。
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牧久氏インタビュー『転生 満州国皇帝愛新覚羅家と天皇の昭和』
2022/11/15 足立倫行本書『転生 満州国皇帝愛新覚羅家と天皇の昭和』(小学館)の冒頭に、「満州国皇帝となった愛新覚羅溥儀とその弟溥傑、溥傑の妻の浩(ひろ)と娘たちの人生を辿ることで、まぼろしの国〝満州国〟にアプローチする試み」とある。
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川口春奈・目黒蓮・鈴鹿央士が紡ぐ美しくも哀しい愛の物語
2022/11/12 田部康喜「silent」は、俳優とそのセリフは美しいというドラマの王道をゆく最高傑作である。ヒロイン・川口春奈にとっては代表作となる。
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2022/10/30 池田 瞬コロナ禍で停滞した消費活動を取り戻すという意味で「応援消費」という言葉がクローズアップされている。本書『応援消費――社会を動かす力』はそうした新しい消費の態様を分析しながら、現代の消費社会がどのように変化してきたかを解明した。
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