「安全運転」の安倍総理 参院選後の日米中関係

「安全運転」を続ける安倍総理。選挙後に改憲や自衛隊改組で中国を刺激するのかという見方には、日本は正しく反論しなければならない。

ムバラクの残した負の遺産

ムバラクが去って、彼の唯一の存在価値だったと言える「安定」が失われた。長期の独裁によって生まれた反体制的思想にどう対応すべきか。

威嚇的姿勢の中国 米国がとるべき強硬な対応

米軍機による空中哨戒の強化、RIMPACへの招待拒否…。最も強硬と思われる対中政策の実現性は低いが、日本にとっては頼もしい議論だ。

アベノミクス容認と通貨戦争の可能性

安倍総理の政策をＧ７が容認するような形になったからといって、それが直ちに通貨戦争に結び付くとは言えない。注視しなければならないのは…

パキスタンのグワダル港を得た中国 「真珠の首…

グワダル港の運用権を獲得した中国。港の軍事化が直ちに進むことはないと思われるが、海洋安全保障の分野で日印が連携を深めることは重要だ。

不確定要素多いサイバー兵器使用基準

サイバー攻撃に脆弱である米国は、率先してサイバー兵器使用に関する政策を透明化し、国際規範を作るべきだが、なかなか実現しないだろう。

レーダー照射で新たな段階に？　 尖閣危機と習近…

日中を騒がせたレーザー照射事件。より基本的な問題は、中国共産党指導部が事件についてどこまで軍部を掌握しているのかということだ。

頑固になるオバマ？ 米国防予算削減への正攻法

今や既定の事実となった米軍事費の削減。選挙後、オバマは頑固になっているように見受けられる。削減の影響を最小限に抑えようとする場合…

軍への依存を高める習近平

中国の党と軍の関係　古くて新しい問題

中国の党と軍の関係というのは古くて新しい問題だ。政権基盤の弱い習近平政権が軍への依存度を高めつつあるという見方はおそらく実態に近い。

「白鳥の湖」をめぐる復讐劇 芸術監督への襲撃…

ロシア社会を騒がせていたボリショイ・バレエ団芸術監督襲撃事件は急展開を遂げた。230年の劇場史の中で「最も残虐な事件」の背景とは…

ミャンマーをめぐる影響力競争に負けるな

ミャンマー政策は、日本は米印と協調し中国の思い通りにならないことを示すべきだ。日本のかつての影響力を取り戻す好機である。

迷走する豪州の防衛政策

中国をどのように見るか

国防問題に見識を持たないギラード政権。豪州で激しくなる安保政策をめぐる議論。その根幹にあるのは、中国をどのように見るかということだ。

建てたビルが1年で壊れても 中国を賞賛し続ける…

中国にとって巨大な石油輸入元のアンゴラ。アンゴラの意義を知る北京は多額の資金を注ぎ込んでいるが、カネの割に不首尾であるかにみえる。

米国防費削減がもつ真の意味

米国防費削減という方向性は不変のようだ。10年間で3500億ドル削減される国防費をベースにシュミレーションしてみると…

プーチンの威信をかけた ソチ冬期五輪まで1年

遅れる会場建設、テロ対策、マフィア抗争…課題は山積み

ソチ五輪まで1年を切り、ロシア各地では熱気が高まりつつある。しかし、プーチン肝いりのプロジェクトは様々な懸念もあり…

インパール作戦とミャンマーブーム

悲惨な失敗の歴史は繰り返してはならない

現在の日本の産業界も同様、ミャンマーブームに乗って安易に進出すると、歴史的大敗を喫したインパール作戦のようにならないとも限らない。

核保有国・北朝鮮には 封じ込め政策しかない

北朝鮮を核保有国とみなし、かつてのソ連に対するように潜在的な敵国として、封じ込め政策を実施すべきだという議論があるが…

対北朝鮮政策 オバマに提言する4つの具体策

北朝鮮が3回目の核実験に踏み切った現状では、高名な北朝鮮専門家が唱える4つの施策は、何れも意義はあるが、即効性のあるものではない。

南シナ海問題でフィリピンが提訴 尖閣も参考に

南シナ海問題について、フィリピン政府が国連海洋法条約に基づく調停を求めた。これは国際法重視という観点で、尖閣問題にも参考になる。

米のアジア回帰と孤立主義

安倍政権の防衛力強化路線には賛成

孤立主義を明確に標榜するケイトー研究所。米国がアジア防衛から身を引いた姿勢を示せば、自らの防衛にもっと真剣になるだろうと述べている。