スリランカ人の中国語ガイド
上海一行23人のバスには運転手の他に現地人女性ガイドが客を待っていた。30歳くらいの女性ガイドは放浪ジジイを中国人と思って中国語で話しかけてきた。中国語検定2級の放浪ジジイがタジタジになるくらい中国語が上手い。
彼女は中国語ガイドとして1週間上海ご一行様に付き添って案内している。当日は5時に起床して5時半にホテル出発。中国人一行は朝飯としてホテルで用意したチャーハン弁当を車中で食べた。6時半にメリッサ港到着。7時ホエールウォッチング遊覧ボート出航。ホエールウォッチングの後はポルトガル植民地時代の世界遺産の旧市街見学、そしてヒッカドウア・ビーチの中華餐庁(レストラン)で昼食、その後高速道路でコロンボ空港へ。午後の上海行き直行便で帰国というスケジュール。
中国人団体旅行の過密スケジュールに呆れると同時にいかにスリランカ観光業界が中国人シフトしているか痛感した。
観光業者にとり“難しいお客様”のインド人、大歓迎なのは何人か?
メリッサ・ビーチの公立高校教師は自宅の2階のバルコニー付きの2部屋を民宿にしている。バス・トイレ付でミニ・キッチンもあるかなり豪華な仕様だ。教師によるとインド人は命令口調で態度がでかく(arrogant)、些細なことでクレームするし(heavy claimer)、注文が多く(demanding)、勘定が細かい(stingy)ので閉口する(disgusting)とこぼした。自分たちが昔英国人から使用人として躾けられたことを今度は自分が主人になったつもりでスリランカ人を使用人とみなしているのだと憤慨。
この教師のインド人ゲスト評価はスリランカ観光業界ではかなり一般的のようで何度も似たようなボヤキを聞いた。観光関係者の見解を平均化すると「欧米系白人と日本人がもっともウエルカム」ということに落ち着く。ロシア人は英語が下手だし愛想もなく親しめない感じ。中国人は余り直に接する機会がないので良くわからないという印象のようだ。
以上 次回につづく