日本人なら知っておきたい近現代史の焦点
近現代史への関心が高まっている。だが、歴史の授業で十分に学べなかった人も多い。日本人なら知っておきたい近現代史の焦点を歴史上の人物や出来事から読み解く。(Boonyachoat/gettyimages)
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山本五十六:その実像への接近の試み(第3回)
2021/12/30 畑野 勇山本五十六が「戦争への道」において、海軍部内でいかなる役割を果たしたのかについて、一次史料に基づき学術的な探求を行った成果は少数である。日独伊三国同盟締結時における言動について、そのことがよく当てはまるように思われる。
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山本五十六:その実像への接近の試み(第2回)
2021/12/29 畑野 勇自らが連合艦隊司令長官に就任して以降、1940年に浮上した三国同盟締結の再度の動きについて、山本五十六がいかなる意見を抱いていたかを示す文献として、山本の郷党で後輩であった反町栄一による『人間山本五十六』(光和堂)が有名である。
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山本五十六:その実像への接近の試み(第1回)
2021/12/29 畑野 勇太平洋戦争開戦時の連合艦隊司令長官、また三国同盟締結交渉時の海軍次官として知られている山本五十六の名が、海軍部外ではじめて高まったのは、1934年の第二次ロンドン条約予備交渉の海軍主席代表に任命され、米英代表と交渉した時から、と考えられる。
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