お花畑の農業論にモノ申す
中国による食料・農地の囲い込みや新型コロナウイルスによるサプライチェーン変革、スマート農業をはじめとする先端技術の活用など、世界の食料事情は変革が起き続けている中、「田園回帰」や「農家の保護」といった夢物語の農業論ではなく、輸出入や農地の集約と役割分担、農業経営改革といった予算ありきでない農業政策が求められる。
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2024/12/19 平沢裕子
世界26カ国、約2億ヘクタールの農地で栽培されている遺伝子組み換え作物。アメリカやブラジルなど大規模農場のイメージがあるが、フィリピンやインドネシアなどでは小規模農家による栽培も多い。日本は輸入しているのに、栽培はしていない。なぜなのか。
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2024/12/13 福田浩一
「日本産米は品質が高く、海外で大人気」――。よく日本のメディアで取り上げられているが、本当だろうか?コメの輸出を振興する論調に違和感を持っている読者も多いと思う。マレーシアとタイの消費現場をレポートする。
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2024/11/06 渡辺好明
自民・公明の与党と国民民主党の政策協議が進められている。「103万円問題」に注目が集まるが、コメ政策、農業政策についても、国民にはかなりのこだわりがあり、同様の動きが出て来るだろう。
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2024/10/17 福田浩一
「スマート農業」を進める日本では、「日本の農業技術レベルは高い」と感じている人も多いだろう。ただ、そのほとんどがトラクターなどのハードに偏る。アジアの生産現場から日本の農業技術を検証し、今後の農業のあり方を考えてみたい。
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2024/09/19 熊野孝文
コメ売り場からコメが消えた「令和のコメ騒動」は一過性の問題ではない。長年にわたるコメ減らし政策と流通までも規制される歪んだ政策により、生産現場が衰退していることが最大の原因だ。現在の政策を続けていると再びコメ騒動が起きると断言できる。
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2024/09/10 渡辺好明
新米の収穫が本格化し、「コメ不足」解消が期待されているが、「新米の価格上昇」といった報道もなされ、いまだ消費者の不安は続く。国や企業は何ができるのか、短期的・長期的視点から考えてみたい。
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2024/09/06 福田浩一
来日するJICA研修員や海外を訪問した時に日本の農業について説明すると、いつも興味を持たれ高評価なのが、JAである。国内での評価との違いにしばしば戸惑うほどだ。JAの長所・短所と今後のあり方について考えてみたい。
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2024/08/26 渡辺好明
スーパーマーケットなどでコメの品薄が相次ぎ、「令和の米騒動」などと取りざたされている。なぜ、コメが消費者の手に届き難くなっているのか。ここには、開かれた市場とは言えないコメ独特の流通形態と、いまだ続く生産調整があると言える。
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2024/07/11 福田浩一
異常気象など頻発する中、地域資源を循環させ、温室効果ガス削減し、持続可能を目指す「循環経済」が世界的に注目されている。その普及は難しいが、日本有機農業の発祥地とされる埼玉県小川町が実現させている。現場から持続化のカギを探ってみたい。
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2024/05/30 渡辺好明
食料危機が、現実感を帯びてきた。食料の需給ひっ迫状態は今後も続くだろう。日本でも注目が高まりつつある食料危機対応策を万全にするために4つの視点をぜひ加えたい。
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2024/05/29 渡辺好明
本年は、クマによる人身被害が4~11月の合計で200件超と、例年の2倍以上になっている。12月に入っても、冬眠に入るはずのクマが依然として出没し、被害も続いている。被害の背景、原因、そして、短期、中期、長期の対策を探ってみよう。
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2024/05/17 熊野孝文
堂島取引所がコメ先物取引本上場を申請し、順調にいけば8月にはスタートする。2021年8月に10年にわたって続けられた試験上場が「否認可」されてからわずか2年半での動き。農業界の意識転換はコメ産業を変えられるのか。
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2024/03/29 福田浩一
ラオスを訪問して驚いたのは、韓国人旅行者が多いことだ。街ではK-POPが流れ、スーパーマーケットには韓国産農産物が並ぶ。発展途上国でも先手を打つ韓国の現状を見たうえで、日本の輸出戦略について考察してみたい。
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2024/01/31 福田浩一
「ASEAN新興国では、日本のコメなどの農産物は高品質なので高くても売れる」と良く言われる。タイなど農業国では、コシヒカリなど日本の品種が現地生産されており、バンコクのスーパーなどの米売り場を席巻しているようだ。その現場を取材した。
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2023/12/20 福田浩一
国が輸出を振興し、好調と言われている日本農産物。しかし、11月にシンガポールで見聞した消費の現場は日本で言われていることと少し違った光景に思えた。その現場をリポートしたい。
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2023/12/15 渡辺好明
本年は、クマによる人身被害が4~11月の合計で200件超と、例年の2倍以上になっている。12月に入っても、冬眠に入るはずのクマが依然として出没し、被害も続いている。被害の背景、原因、そして、短期、中期、長期の対策を探ってみよう。
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2023/12/12 熊野孝文
コメの需要が毎年のように減少していることから、海外への販路開拓が喫緊の課題となっている。そこで注目されているのが国内でも生産量が伸びている「パックご飯」。日本のコメの魅力を発信できると期待されている。その可能性と課題は?
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2023/11/04 渡辺好明
農林水産省がアニマルウェルフェアへの管理指針を示した。守らない場合の罰則はなく、「国際基準に進む印象付け」だが、それでは、農水産物の輸出促進を図る中では心もとない。アニマルウェルフェアを売りにするぐらいの姿勢を見せてもらいたい。
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2023/09/27 福田浩一
「日本の現場は進み過ぎている。追いつくのに10年以上かかる」。フィリピンのベンゲット州フェリペ副知事から驚嘆の声が挙がった。バングラデシュでの研修会で日本農業を報告すると、その反応から日本ならではの魅力が見えてきた。
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2023/09/10 熊野孝文
近年、コメの成分にどのような機能性があるのか研究が急速に進んでいる。免疫の活性化や貧血の予防、美肌効果などさまざまだ。これまでコメの評価は食味の違いに重きが置かれたが、今後、新たな要素として〝機能性〟がクローズアップされそうだ。
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