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注目株ベトナムと早すぎる脱工業化(後編)
2025/10/06 塚田雄太ベトナムの成長についてとりあげる3編構成のレポートの最後となる後編では、こうしたベトナム経済の特徴やリスクを踏まえたうえで、ベトナムに強い興味と期待を持つ日本企業はどのような点に注目しておくべきかについてまとめていきたい。
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注目株ベトナムと早すぎる脱工業化(中編)
2025/09/29 塚田雄太前編では、ASEANのなかでも日本企業の注目度が高いベトナムのこれまでの成長の軌跡と特徴について確認し、同国の高成長はグローバル工業化を最大限に活用した結果であると結論づけた。本稿では、この成長モデルが今後も持続可能なのかという点について…
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注目株ベトナムと早すぎる脱工業化(前編)
2025/09/22 塚田雄太本稿では前・中・後の3編編成で、ベトナムがこれまでどのように成長し、その成長にリスクはないのか、そして、日本企業が今後もベトナムの成長に期待するのであればどのような点を注視しておく必要があるかを整理していきたい。まず、前編ではベトナムのこ…
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2025/09/02 山田雪乃2024年にはすでにビックテックが相次ぎ東南アジアへの投資強化方針を打ち出している。検索・広告・クラウドの世界的リーダーであるGoogleはASEAN地域全体に数十億ドル規模で投資する計画で、データおよびクラウドインフラの強化と、AI活用…
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ASEAN駐在マネジメントに求められるM&A戦略の理解と実践(4)
2025/08/27 桂木麻也これまで三部作で積み上げた理論は、いずれも「正しく買う力」とは何かを解説している。だが、M&Aは「買った瞬間」で勝敗が決まるわけではない。むしろ、そこから歴史が始まる。買収先をどう経営し、いかに企業価値を高めていくか。これがPMI(Pos…
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2025/08/25 福地亜希相互関税によるASEAN経済への影響を概観するとともに、発足から10年の節目を迎えたASEAN経済共同体(AEC)のさらなる経済統合の深化に向けた今後の戦略や、日本企業の連携余地などについても考えてみたい。
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ASEAN駐在マネジメントに求められるM&A戦略の理解と実践(3)
2025/07/14 桂木麻也本稿では、案件化に向けて実施すべき具体的な検討項目やアプローチ、即ちプレ・ディール戦術を整理しつつ、M&Aを「選び抜いた意思決定」に昇華させるための技術とマインドセットを明らかにしていきたい。
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2025/07/11 牛山隆一ASEAN各国は、自由貿易協定(FTA)等を通じた対外関係の多角化と域内関係の強化に改めて力を注ぎ始めた。対米経済依存を軽減し、トランプ2.0の衝撃を和らげる狙いがある。こうした動きはメディアでも報じられており、ご存知の方も少なくないであ…
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ASEAN駐在マネジメントに求められるM&A戦略の理解と実践(2)
2025/06/25 桂木麻也今回はDeal Intelligence、別名「Take & Give戦略」について詳述する。このDeal Intelligenceのフェーズとは、参入したいセクターの競争環境を徹底的に調査して、自社戦略に必要と思われる先、つまり“Tak…
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ASEAN駐在マネジメントが理解すべきM&A戦略の理解と実践(1)
2025/05/23 桂木麻也ASEAN全体における日系企業のM&A件数は、コロナ前の2019年をピークに、現在もそれよりはるかに低い水準で推移しているのである。しかし各企業のM&Aアペタイトが下がっているかというと、そうではない。私がクライアントを訪問してニーズを聞…
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トランプ2.0時代のASEAN経済
2025/04/04 島戸治江インドネシア・ルピアが最も売り圧力に晒されているのはなぜか。それは、インドネシアの国内要因が影響している。特に、昨年10月に発足したプラボウォ政権の財政運営を巡る不透明感が大きく関わっている。
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2025/01/10 石井順也トランプ元大統領のカムバックは世界を揺るがしている。その荒波は欧州や中東のみならずアジアにも及ぶ。特に焦点が当たるホットスポットは北東アジア(中国、台湾、朝鮮半島および日本)であろうが、東南アジアと南アジアへの影響も見逃すことはできない。…
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ASEANの成長を考える②~忍び寄る「早すぎる脱工業化」
2024/09/20 塚田雄太近年、グローバル化がむしろ途上国の工業化を衰退させ、成長の停滞を招くのではないかということを懸念する声がある。それは、2016年に経済学者のダニ・ロドリック(米ハーバード大教授)がモデル化・精緻化することで指摘した「早すぎる脱工業化」とい…
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2024/07/02 福地亜希東南アジア諸国連合(ASEAN)への投資動向などから、企業のデリスキングの最新動向を確認するとともに、世界の成長センターとしてのプレゼンス向上を目指すASEANの2025年以降の成長戦略の方向性についても概観する。
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ASEANの成長を考える①~グローバル工業化とデジタル化がけん引~
2024/06/06 塚田雄太本企画は東南アジア諸国連合(ASEAN)の専門家8賢人とWedge社編集部がチームアップし、ASEANの今とこれからをさまざまな切り口で論じていくシリーズである。筆者は主にASEANのマクロ経済動向に注目し、まずは、向こう半年程度の期間で…
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