オトナの教養 週末の一冊
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『触楽入門』仲谷正史氏、筧康明氏インタビュー
2018/03/23 本多カツヒロ信頼できる人や心地良いと感じるものに「触る」と安心感などを抱くことがある。あらためて考えるとすごく不思議な現象だ。この不思議な感覚はどのように生まれ、また現在の技術では再現可能なのだろうか。
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2018/03/16 WEDGE Infinity 編集部
旧日本陸軍のパイロットで特攻隊員だった佐々木友次さんは、9回出撃して9回とも帰還した。この佐々木さんへのインタビューを収めた『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』(講談社現代新書)は、15万部を超える大ヒットとなった。筆者である鴻…
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『抗生物質と人間』
2018/02/23 東嶋和子抗生物質の過剰使用がもたらす抗菌薬耐性菌の問題が、世界的に指摘されて久しい。抗生物質は医学の進歩に寄与してきたが、いまやその乱用が薬剤耐性菌を生み、多くの死者を出しているのだ。
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『羽生結弦は助走をしない』高山真氏インタビュー
2018/02/15 本多カツヒロ平昌五輪が開幕した。圧倒的に注目を集めるのがフィギュアスケートだろう。一方で、「フィギュアスケートは敷居が高い」「採点や見方がよくわからない」という人も少なくないはず。観戦歴38年の「フィギュアマニア」に注目点を聞いてみた。
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『シルバー民主主義の政治経済学』
2018/02/02 本多カツヒロ高齢者を支える現役世代の負担が重くなると盛んに報じられてきた。高齢者人口の増加にともない、選挙で大きな影響をもつ層として高齢者の意向が通りやすくなっているのではないかと指摘もある。実際に、このような「シルバー民主主義」は日本で存在している…
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2018/01/26 東嶋和子
本書を読むと、ギャンブルに対するかび臭い考えは一掃されるだろう。「モンテカルロのカジノから香港の競馬場まで、完全無欠の賭けにまつわる物語は科学の物語」なのだ。そして今やそれは、最新科学の物語になっている。
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『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』川添愛氏インタビュー
2018/01/25 本多カツヒロ目覚しい進化を遂げている人工知能。しかし、それにもかかわらず人間が話すように会話をすることはいまだ不可能だ。「言葉を習得する」プロセスとは一体どのようなものなのだろうか。
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『料理は女の義務ですか』阿古真理氏インタビュー
2018/01/12 本多カツヒロ共働き家庭が増加する昨今、育児に家事、そして仕事にと日々の生活に悲鳴をあげる女性たちが増えている。夫たちも長時間労働などを理由になかなか参加できない現実があるが、日々の料理を作る大変さについて、どれほど理解しているだろうか。
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『「北の国から」で読む日本社会』著者インタビュー
2017/12/30 飯尾佳央社会の価値観が大きく変わろうとするこのタイミングで、本書はひとつの羅針盤の役割を担えるのではないかと考えています。
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『ゆとり世代はなぜ転職を繰り返すのか?』福島創太氏インタビュー
2017/12/22 本多カツヒロ大学卒業後、入社した会社を3年以内に辞める割合が3割の「3年3割」という言葉が定着し、電車内には転職サイトの広告を日常的に目にする昨今。自分らしいキャリアを追い求め、転職を繰り返す若者が多いという。その背景には何があるのか。
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『サイバネティクス全史』
2017/12/22 東嶋和子サイバーテロ、サイバー攻撃、サイバー戦争、サイバー空間・・・・・・。現代社会に身を置いていれば、「サイバー」という接頭辞を耳にしない日はない。いまや現代人は、「サイバネティクス(cybernetics、制御工学)」という概念によって生み出…
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『「元号」と戦後日本』鈴木洋仁氏インタビュー
2017/12/08 本多カツヒロ平成が2019年4月30日で終わり、翌日から次の元号になることが決定した。にわかに注目を集める平成ではあるが、平成に起きた出来事を西暦ではなく、平成◯年と即答できる人は昭和と比べると、少ないのではないか。
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『人はなぜ太りやすいのか』
2017/11/24 東嶋和子いまや肥満は、世界の主要な健康問題のひとつ。進化生物学的視点から、「現代人を肥満にさせるような生理現象と行動の、進化的、適応的起源」を探ったのが、本書である。
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『23区大逆転』池田利道氏インタビュー
2017/11/22 本多カツヒロ東京23区はかつて30年間にわたり人口が減少し、課題を克服してきた。それぞれの区には特徴があり、「典型的なイメージ」では図れないそれらを活かした施策をとっている。
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『福祉政治史』 田中拓道教授インタビュー
2017/11/10 本多カツヒロ福祉国家はどのように形成され、今後どのような道を歩むのか。財政が厳しいなかで、日本には福祉に関してどんな選択肢が残されているのか――。
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『医療危機』 真野俊樹氏インタビュー
2017/11/01 本多カツヒロ現状の高額化する医療費や日本の財政危機を考えたとき、現在の医療を維持するためには、医療を提供する側である医師や看護師、病院側は、無駄のない、効率的な医療を提供しなくてはならないだろう。
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『なぜ中国人は財布を持たないのか』 中島恵氏インタビュー
2017/10/27 本多カツヒロ昨今では日本でも中国人観光客を始め、留学生などを多く見かける。しかし、ほとんどの日本人は彼らと接する機会もなく、「”中国人”だから」と一括りにしてしまいがちだ。
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『水の土木遺産』
2017/10/27 東嶋和子日本最大のかんがい用ため池である「満濃池」をはじめ、日本のおもな河川水系における先人たちの偉業と現存する施設や風土を紹介する本書。水をたたえる風景や構造物がバラエティに富んで美しく、眺めるだけでわくわくする。
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『リスクと生きる、死者と生きる』 石戸諭記者インタビュー
2017/09/29 本多カツヒロいわゆる「震災もの」と言われるジャーナリズムから溢れ出てしまう、こぼれ落ちてしまうところに関心を抱いた。あの日どんなことを経験したのか、一人ひとりに接近して、話を聞いた。
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『世界からバナナがなくなるまえに』
2017/09/29 東嶋和子「アグリビジネス企業によって作り出された遺伝子組み換え作物の最大の問題は、健康に対するものでも、環境に対するものでもなく、害虫、病原菌、気候変動に随時対処する私たちの能力に関するものである」
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