WEDGE REPORT
時間軸の長い視点で深く掘り下げて、世界の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。

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2024/08/15 吉永ケンジ
太平洋戦争の終戦から79年。満州での惨事はさまざまな証言や資料があるが、36年間にわたり日本が支配した朝鮮半島で、日本人がどのような運命に見舞われたのかは情報が少ない。朝鮮半島に残された日本人の運命を紐解いてみたい。
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2024/08/06 吉永ケンジ
パリ五輪の開会式で「朝鮮民主主義人民共和国」と誤ってアナウンスされた韓国のナショナリズムに火がついた。国内の民族差別への世論が沸き立つ。騒動から日本人が改めて認識しなければならないこともありそうだ。
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2024/08/05 田中実
政治的な自由を失われ、金融と物流の世界的ハブとされる香港の経済が低迷している。香港人たちは物価の安い深圳へ消費のために訪れるという動きも起きている。香港の消費の現場を取材した。
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2024/07/22 佐々木正明
日本船団の南極海での調査捕鯨を妨害したとして、国際指名手配されていた反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者、ポール・ワトソン容疑者がデンマーク領グリーンランドで身柄拘束されていることがわかった。日本への身柄移送の準備に着手したという。
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2024/06/25 吉永ケンジ
北朝鮮の金正恩総書記がロシア公式親善訪問し、プーチン大統領と会談した。筆者は複数回にわたる朝鮮労働党幹部へのインタビューから、軍事協力拡大のトリガーとなったキーワード、再び外交の表舞台に立った北朝鮮が日本を巻き込んだ企てを掴んだ。
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2024/06/07 キース・クラック Keith Krach
ファーウェイを筆頭とした中国企業への制裁を次々と行う米国。今後、先端技術開発や国際標準化をどう行っていくのか。米国務省国務次官のキース・クラック氏に聞いた。
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2024/06/04 吉永ケンジ
韓国・ソウルで4年ぶりに日中韓首脳会議が開かれた。新型コロナウイルスのパンデミックによる中断を経て、ASEAN+3首脳会議から初めて切り離して行われた会議の行方は耳目を集めた。だが、あろうことか、北朝鮮が予想外の反発を見せることになる。
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2024/01/04 吉永ケンジ
尹錫悦政権2年目となる2024年の韓国は、いったいどのように動いていくのか。本稿では、政治、国際、経済、日韓関係の4つの視点で論じていきたい。
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悩めるユダヤ系米国市民たち
2023/12/20 土方細秩子米国では国連でのイスラエルへの早期停戦勧告決議案に米国が拒否権を発動して以来、大掛かりな反イスラエル、親パレスチナのデモが広がっている。彼らが掲げるプラカードには「Genocide Joe, Netan-Nazi」(ジョーは虐殺者、ネタニ…
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2023/12/07 田中実
香港では2023年12月10日に区議会選挙が開催される。区議会議員選挙は香港で最も民意を反映しやすい選挙と言われているが、選挙制度改革により、事実上、親中派内だけで戦う選挙となった。関心は低下していると言われているが、香港市民の声は?
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2023/12/05 樫山幸夫
わが国において故キッシンジャー米元国務長官を語るとき、忘れられないのは、1971年に日本の頭越しに行われた米中接近での電撃訪中だ。氏の死去を機会に、キッシンジャー外交から日本が得た教訓に思いを致し、自省してみるのも悪くない。
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2023/12/01 青木健太
日本郵船が運航する自動車専用船がイエメン北部を実効支配するフーシ派に拿捕された。エネルギー資源の多くを海外に依存する日本にとって影響は大きい。フーシ派による船舶への妨害と背後から支援しているといわれるイランが発する警告に注目したい。
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2023/11/22 樫山幸夫
故ジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺から60年を迎えた。実弟の元司法長官の非業の死からも55年にあたる。大統領暗殺めぐるオリバー・ストーン監督の新作映画が封切られ、ロバート氏の次男が次期大統領選で勝敗を左右しうる存在と注視されている。
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2023/11/18 土方細秩子
今年6月に発足したエネルギーデータ管理のオープンソースを創出する業界イニシアチブ、TEIA(Trusted Energy Interoperability Alliance)。発足当時のメンバーは日本のJERA、ドイツのE.ON、オースト…
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第3回
2023/10/22 出井康博台湾で就労する外国人労働者の賃金に関しては、最低賃金の伸びを上回る勢いで増えている。台湾労働部によれば、外国人労働者全体の6割以上が働く製造業の平均賃金は、22年6月までの2年間で4000元以上増加し、残業代を含めて3万2302元(約15…
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第2回
2023/10/21 出井康博日本にとって台湾は、外国人労働者を獲得するうえでの最大のライバルだ。ベトナムやインドネシアといった労働者の供給国、また人材を求める職種においても共通する。とりわけ今後、日本と台湾ともにニーズが増えると見られる職種の一つが「介護」である。
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2023/10/20 青木健太
イスラム主義勢力ハマスとイスラエルの衝突が激化する中、イランとハマスの関係性が大きな焦点となっている。イランは今回のハマスの攻撃に関与したのだろうか。また今回の戦闘は地域・国際情勢にどのような影響を及ぼすのか。
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(第1回)
2023/10/20 出井康博9月6日と7日、台湾・台北市で「人身売買防止のための国際ワークショップ」と題した会議が開かれた。台湾政府の主催で2009年から毎年開かれ、今年で15回目を迎えた会議である。ワークショップには台湾の行政関係者や研究者に加え、海外からも筆者を…
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2023/09/29 吉永ケンジ
北朝鮮の金正恩総書記がロシア公式親善訪問し、プーチン大統領と会談した。筆者は複数回にわたる朝鮮労働党幹部へのインタビューから、軍事協力拡大のトリガーとなったキーワード、再び外交の表舞台に立った北朝鮮が日本を巻き込んだ企てを掴んだ。
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2023/08/18 田中実
香港は金融と物流の世界的ハブという都市機能から中国の玄関口の役割を担ってきた。さまざまな米中対立によるデカップリング論議と香港国家安全維持法(国安法)の影響により、世界の企業は香港をどう評価すべきなのか意見が真っ二つに分かれている。
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