住居喪失者への差別的対応 生活保護制度は変われ…

生活保護制度における住居喪失者への差別的対応につき、問題の核心に踏み込む検証報告が発表された。コロナ禍で生活に行きづまる人たちが増える中で、最後の安全網である生活保護制度はその役割を果たしているのか。検証報告の紹介を通じて考えてみたい。

迫る〝2025年の崖〟 企業は「レガシーシステ…

デジタル時代に人を生かす 日本型人事の再構築

「根本的な問題の先送り」は大企業の悪癖の一つともいえる。基幹系システムの刷新に合わせ、知識技能のアップデートを図るときだ。

【限定公開】厳しい日本の安保環境を直視し適切な…

いま、子どもたちに教えるべき本当の教科とは

我が国の学校教育では長年、安全保障に関する内容はタブー視されてきた。だが、領土問題や自衛隊の役割を直視することこそ、平和学習のあるべき姿ではないか。

課題山積の自衛隊 このままでは２回目の敗戦を迎…

ウクライナ戦争では、ウクライナ軍が粘り強く戦い、ロシアが目論む迅速な勝利を阻んだ。一方、中国が台湾や尖閣諸島で引き起こす戦争は、日本への大規模な攻撃に発展するであろう。その際に第一線で戦う自衛隊は粘り強く戦えるであろうか。

揺れる日本の雇用環境 人事改革は「人」と組織…

デジタル時代に人を生かす 日本型人事の再構築

少子高齢化やコロナ禍を機に、雇用制度を見直す動きが起きている。流行り廃りに流されず、自社の課題を踏まえた人事戦略が必要だ。

叫ばれる首都機能移転 なぜ、進まないのか？

首都機能移転に関わる議論は、昭和から平成にかけて長い間国会で行われてきた。特に、平成時代の前半には、具体的に候補地も選定され、首都機能移転が実現するかに思われる時期もあった。日本でなぜ、議論が進まなくなってしまったのか。

ロシアに抜かれた日本の漁業 このままでは韓国に…

2014年のロシアによるクリミア併合以降、水産業の改革がロシアで一気に進んでいる。その結果として、日本のEEZ内で大型のロシア漁船が操業している。翻ってわが国はどうするべきか考えてみたい。

危機をチャンスに変えた歴史 銀座「三笠会館」の…

三笠会館

銀座の老舗レストランは料理の「多業態展開」など、常に新機軸を打ち出してきた。これは危機を乗り越えるための知恵だった。

今こそ日本人に必要な「夢の教育」

あなたの子供の頃の夢は何でしたか？そしてそれは叶いましたか？　あなたの今の夢は何ですか？　そしてそれはこれから叶うと思いますか？

現代型サッカー漫画『アオアシ』を絶対に読むべき…

息をつかせぬ怒涛の展開、毎巻ごとにクライマックス、『スラムダンク』（井上雄彦、集英社）以来の衝撃……。そんなことを感じさせるのが、現代最高峰のサッカー漫画『アオアシ』（小林有吾、監修・飯塚健司、小学館）だ。本連載でも、合理的に思考する現代…

密漁、密輸、偽装、乱獲……これでは漁業が滅びる

「熊本県産」とされていた外国産のアサリやマグロ漁獲の過少申告、密輸されるウナギの稚魚――。違法な漁業による水産物が日本に多く入っている。これを見過ごしてしまえば、日本漁業は瓦解の危機に直面してしまう。

「知的創造サイクル」でアイデアを形にする高専生

沼津工業高等専門学校（静岡県）

どんなに素晴らしいアイデアも頭の中にあるだけでは価値を生み出さない。アイデアを「創造」する。創造されたものは「保護」することで尊重される。こうしてアイデアは社会で「活用」される。一連のプロセスを学生たちが実践し、工業製品の商品化に成功した…

都市と地方、子育て環境が充実しているのはどちらか

幼少期の子育て環境と政策について、国際的なランキングにおける日本のポジションと子育て政策を評価する指標を見た上で、都市と地方を比較していきたい。

繰り返される停電危機 日本はどこまで没落するのか

3月22日、関東地方を中心に電力需給が厳しい状況になった。テレビでは１日中節電が呼びかけられた。停電がますます常態化するとの危機に晒される。電力の安定供給をどう達成するのか真剣に考える時が来た。

ウクライナ情勢下に突き刺さるサッカー「オシムの…

イビチャ・オシム著『日本人よ！』、木村元彦著『オシムの言葉』

ロシア軍がウクライナに侵攻略した。「戦争とスポーツ」のテーマで思い浮かべたのは、1990年代の旧ユーゴスラビア紛争当時、サッカーのユーゴ代表監督として手腕を発揮したイビチャ・オシム氏だ。多くの名言・苦言から何をくみ取るべきか。探ってみたい。

露中との冷戦に直面する米国 これから日本がすべ…

ロシアによるウクライナへの軍事侵略は、ヨーロッパを一気に冷戦時代に引き戻してしまった。ヨーロッパだけではなく、オバマ政権後期から着実に高まっていた米国内での「最大の戦略競争相手は中国」といった空気を一夜にして変えた。

洋古書店の新しい価値を〝展示〟 4代目女性店主…

北沢書店

創業120年の洋古書の北沢書店。デジタル化という逆風の中、4代目女性店主が決断したのはディスプレイという発想の転換だった。

近づく世紀の一戦 ボクシング・村田諒太の覚悟と…

さいたまスーパーアリーナで４月９日に行われる村田諒太とゲンナジー・ゴロフキンの統一戦は、長い日本ボクシング史上でも指折りのビッグマッチとして注目を集める。下馬評で言えば、村田の勝ち目は薄いものの、覚悟と戦略が秘められている。

多くの困難を乗り越えてでも人類が月にいく理由

『月はすごい 資源・開発・移住』の大阪大学・佐伯和人准教授に聞く

人類が再び「月」に降り立つ日に向けてカウントダウンがはじまった。しかし、「50年以上も前のアポロ計画があるのではないか？」「どうして今さら？」と不思議に思う読者も少なくないだろう。そこで『月はすごい 資源・開発・移住』（中公新書）、『世界…

【限定公開】中国の狙うマラッカ海峡進出 その野…

押し寄せる中国の脅威 危機は海からやってくる

中国が海洋に覇を唱えるためには、マラッカ海峡の将来的な掌握が欠かせない。現地華人への浸透工作はその一環。だが中国の動きを封じねば、自由世界は脅かされる。