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2021/08/27 岡崎研究所
中国はテク企業への統制を進めている。自国の取引所で、自国の権限で、自国の条件で資本を調達することを望んでおり、金融市場に与えるマイナスの影響は、まだまだ続くと思われる。
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2021/08/26 岡崎研究所
ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授がProject Syndicateで、中国の台頭に対する米国と同盟国の大戦略は、冷戦時代のような生存脅威への全面勝利ではなく、ルールに基づくシステムの下で協力と対抗する「管理された競争」を目指すのが必要…
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2021/08/25 岡崎研究所
キューバでの抗議活動やハイチでの大統領暗殺を受けた政情の極度の不安定の問題で、ラテンアメリカ外交がバイデン政権にとっての難題として俄かに注目される状況になって来た。そして直近の米国の対応にはやや首をひねるものがある。
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2021/08/24 岡崎研究所
元豪州首相のケヴィン・ラッドが、Foreign Affairsで、クワッド(日米豪印の4か国協力)の成功は中国の野望達成にとり主要な脅威になると述べている。中国に世界的な反中連合になることを強く警戒させている
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2021/08/23 岡崎研究所
アフガニスタン政府の崩壊は、米当局や安全保障専門家たちの予想をはるかに上回る速さだった。今回の「陥落劇」は、ベトナム戦争でのサイゴン陥落を想起させるとしてセンセーショナルに報道されているが、こうした議論は適切であるのか、疑問がある。
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2021/08/20 岡崎研究所
米議会の上下両院に「台湾パートナーシップ法」と呼ばれる新たな台湾支援法案が、民主・共和両党の超党派議員により提出されている。この法案は、米州兵が台湾の予備役を訓練することができるようにする、との内容。台湾と中国の距離を遠けることになる。
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2021/08/19 岡崎研究所
ワシントン・ポスト紙コラムニストのジョージ・ウィルが欧州における本格的な女性政治指導者の台頭を指摘している。女性の社会進出は国際社会における一国の開放度を測る指標の一つになっている。
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2021/08/18 岡崎研究所
イランの新しい大統領エブラヒム・ライシがアリ・ハメネイ最高指導者の認証を受け正式に就任した。ライシは、最高指導者の指針に完全に沿った政策になるだろうが、優先的に取り組むとしているのは経済である。
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2021/08/17 岡崎研究所
ミャンマーでは、クーデターによる権力掌握から6カ月にして暫定政府の長たる首相の肩書を得た。軍部と意思が疎通できる関係にある日本は、情勢に懸念を表明するだけにとどまらず、軍部に強く働き掛けていく必要がある。
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2021/08/10 岡崎研究所
中国共産党が、必要であれば力で台湾を併合するとの脅しを強める中、米軍では警戒心が高まっている。あるかないかではなく、何時かの問題。行い得る諸作戦のシナリオを幅広く検討すべきとなっている。
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2021/08/09 岡崎研究所
バイデン大統領は、中国との競争を外交の第一優先事項に位置づけている。そうすると、ニクソンが冷戦時代にソ連に対抗すべく共産党の中国を取り込んだことから、中国からロシアを引きはがすべきとの意見が出てくるが、それは愚かである。
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2021/08/06 岡崎研究所
バイデン政権は、米中対立を、民主主義対独裁主義という政治システムないしイデオロギーの闘争にしている。その中で、貿易面で保護主義を実施しながら、米中対立で米国の側に立つように同盟国や新興アジア諸国を説得していくのは難しいと考えられる。
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2021/08/05 岡崎研究所
バイデン政権は香港について「ビジネス注意情報」を発出した。これは9ページの長文で、香港についてこの種の注意情報が出されるのは初めてだという。
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2021/08/04 岡崎研究所
ドイツのメルケル首相は訪米し米独首脳会談が行われた。トランプ政権下で極めて悪かった米独関係を好転させられたものの、対ロ関係、対中関係といった地政学的課題では、あまり進展がなかったと言うべきだろう。
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2021/08/03 岡崎研究所
EUの経済・財務相理事会は、欧州委員会の勧告に基づき12の加盟国のパンデミックからの復興計画を承認した。復興基金の前途に諸困難は予想されており、管理の不手際や煩雑な官僚的手続きによる資金の効率的使用妨げや改革の不実行が心配されている。
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2021/08/02 岡崎研究所
中国の配車会社ディディ・グローバルがニューヨーク証券市場に上場した直後、中国共産党が個人データの収集規則に違反したとして中国のアプリ店から締め出した。中国テク企業の資金調達にブレーキがかかり、海外投資家も慎重になることは確実である。
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2021/07/30 岡崎研究所
カリブ海の島国ハイチのモイーズ大統領が私邸で武装集団に射殺された。ハイチは「西半球で最も貧しい国」と言われるが、独裁的権力を振るっていた大統領の暗殺は権力の空白を招き、同国を無政府状態に陥れる可能性がある。
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2021/07/29 岡崎研究所
中国共産党結党100周年を受けて、ワシントン・ポスト紙コラムニストのジョージ・ウィルが共産党の思想的歴史背景にも触れながら、民主主義の台湾への米国政策について、「“戦略的曖昧さ”はもはや賢明な米国の台湾政策ではない」との論説を書いている。
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2021/07/28 岡崎研究所
軍事政権に抵抗するミャンマーの市民が非暴力主義を捨てて暴力による抵抗に転換したことにより、軍事政権と市民との戦いが新たな局面を迎え、ミャンマーは無政府状態に陥る危険性が増しているように見える。外交も手詰まりである。
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2021/07/27 岡崎研究所
中国共産党創建100周年の演説で、習近平主席は「一つの中国の原則」を台湾の平和的統一の手段として堅持する、と述べた。蔡英文・民進党政権は、自由で民主主義が定着した独立国という立場で、対話を通じ現状を維持したい、との方針を堅持している。
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