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2019/11/04 岡崎研究所
チュニジア大統領選の決選投票で、憲法学者のカイス・サイードが投票の70%を獲得し当選した。チュニジアは、国民が蜂起して独裁者のベン・アリを倒し、アラブの春を先導した国。アラブの春が唯一成功しており、要因には民主政権が誕生する担い手にある。
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2019/11/01 岡崎研究所
米軍の撤退を含む、トランプ大統領のシリア問題への対応には、その結果を見て、米国各紙が厳しく批判している。この大失態は、考えられない失敗で、取り返しがつかない。恐らくこれはトランプ政権の最悪の失策として歴史に残るのであろう。
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2019/10/31 岡崎研究所
米中両国は、18カ月の貿易戦争の中で初めて「第一段階」の合意に至った。休戦したことは、両国にとっても世界経済にとっても良い材料であるが、構造問題にどれほど踏み込めたかどうかわからない。実際に米中の最終合意になるかどうかも疑われている。
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2019/10/30 岡崎研究所
アフガンの将来にとってタリバンは欠かせない存在である。米国はアフガンからの撤退を視野にタリバンと和平協議を行っている。米タリバン交渉において、タリバンとアルカイダとの関係が大変厄介な問題となっている。
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2019/10/29 岡崎研究所
イラク各地で反政府デモが発生し、発生から1週間で、死者は100人、負傷者は3000人を超えたと報じられている。根底にあるのは、国民の窮状への不満の鬱積と、それに対して何もしない政府への怒り。対する政府はデモを厳しく弾圧している。
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2019/10/28 岡崎研究所
最近の中国の強気の言動は、その裏に不安を抱えた虚勢であるかもしれない。米国のシンクタンクの専門家は「中国の学者や官僚との個人的な会話でさえ、表面上の成功とは裏腹に、被害者意識と守りの姿勢がにじみ出ていた」と指摘する。
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2019/10/25 岡崎研究所
台湾の蔡英文総統は双十節(建国記念日)の記念演説で「一国二制度」を強く拒絶し、自由と民主主義の旗の下で台湾の主権を守っていくよう強く訴えた。ここ1年あまり繰り返している内容であるが、独立宣言無き事実上の独立を進めていると言えよう。
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2019/10/24 岡崎研究所
トランプ大統領はクルドが支配するシリア北東部へトルコが侵攻することを容認した。トランプの衝動と気紛れが引き起こした騒動のようである。米国大手メディアばかりではなく、共和党大物政治家や前国連大使までもが一斉に反発し非難している。
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2019/10/23 岡崎研究所
インド議会は突然憲法を改正し、ジャンムー・カシミールを自治州から中央政府管理領土に格下げした。カシミール渓谷では、携帯電話とインターネットを遮断され、州への出入りは許可が必要である。多くの権力濫用に、インド裁判所は沈黙したままである。
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2019/10/22 岡崎研究所
香港の林鄭月娥行政長官は、50年以上も発動されていない緊急条例を発動し、デモ参加者のマスク着用を禁止した。緊急条例により、ほとんど無制限の権力を手にできる。中国から強硬路線が指示されたのであろうが、騒動を収めるのに資するものではない。
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2019/10/21 岡崎研究所
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3号」の実験に成功したと伝えた。これは、従来の短距離ミサイルの実験より北朝鮮のミサイル能力を一段と向上させたものとみられる。
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2019/10/18 岡崎研究所
北京では、中華人民共和国建国記念70周年を祝う軍事パレードが行われた。中国の軍事大国化を見せつけるもので、習近平主席の国力を鼓舞する言動も圧倒させた。中国がやっているような軍事力拡大は時代錯誤にしか思えない。
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2019/10/17 岡崎研究所
オーストリアで総選挙が実施され、中道右派の国民党と連立を組んでいた極右の自由党が大敗を喫した。同国は大国ではないが、欧州政治のバロメーター的な側面を持っている。総選挙での各党の結果は、いずれも最近の欧州政治に見られる特徴を表している。
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2019/10/16 岡崎研究所
安倍総理大臣はユンケル欧州委員会委員長の招きに応じ、ブリュッセルで「欧州連結性フォーラム」に出席し、『持続可能な連結性及び質の高いインフラに関する日EUパートナーシップ』に署名した。内容を見ると、対中国を念頭に置いたものであることは確実で…
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2019/10/15 岡崎研究所
米国では、このところ在韓米軍撤収論が強まっているようである。これを受けて、韓国メディアも強い懸念を表明している。我が国としても我が国の安全保障、北東アジアの安全保障等への影響について、よく考えておくべきであろう。
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2019/10/14 岡崎研究所
英仏独首脳は、サウジの石油施設攻撃についてイランを非難するとともに、核合意の全面履行と新たな合意への交渉を求めた。今まで核合意の存続に努めてきた欧州が態度を変えたことで、現行の核合意の存続は困難になったと言わざるを得ない。
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2019/10/11 岡崎研究所
ウクライナ疑惑をきっかけに、ペロシ下院議長(民主党)がトランプ大統領弾劾調査の開始を発表した。大統領にとってこれまで以上に 事態は深刻ではあるが、民主党にとっても来年の選挙で大きなしっぺ返しが来る恐れがある。
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2019/10/10 岡崎研究所
香港デモが収束する気配がない。「犯罪人引渡条例」改正をきっかけに始まったが、行政長官が同条例案の撤回を発表しても、市民から5つの要求が提出されている。香港の民主化要求に対して、最大の民主主義国の旗を振るアメリカ議会は黙っていなかった。
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2019/10/09 岡崎研究所
サウジのアブカイクの石油施設に攻撃が仕掛けられて以降、米イラン間の戦争があるかが、現在の中東における最大の焦点となっている。イランに交渉の道を選択させ、戦争を回避するのが最善なのは言うまでもない。しかし、交渉とはならないであろう。
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2019/10/08 岡崎研究所
米国の著名な中国政治研究者が習近平による統治は問題をはらんでおり、中国共産党政権は、毛沢東時代の終了後、最も崩壊に近づいている、と指摘している。一面の真理を突いており傾聴に値するが、結論については割り引く必要があるように思われる。
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