-
2024/06/10 馬場未織
「職人がいなくて現場がまわらない」。昨今、建築現場では常にそんな声が聞こえている。塗装業界もそのひとつで、職人の高齢化が進む。ただ、塗装工の現場は単調で過酷な労働のイメージとはかけ離れている。可能性も魅力も奥深い塗装業について取材した。
-
2023/11/15 馬場未織
2007年より平日は東京、週末は里山で暮らす二拠点生活を続けている筆者の3人の子どもが今や受験生だ。「受験戦争」とよく言われるが、〝戦争〟に参加せずに勉強はできないか。考えてみたい。
-
2023/02/20 馬場未織
筆者の父は2021年末に自宅にて亡くなった。あれから1年経ち、看取りの経験は父の最期のプレゼントだったと感じている。人の死を目の当たりにしなくなった現代社会は何をもたらしているのか。たったひとつの例ではあるが、筆者の経験を通じて考えてみた…
-
2022/09/16 馬場未織
親が高齢になって突然身近になるのが「介護保険制度」である。出費が抑えられるのはありがたいが、制度を基準にすると生活が「サービス項目」でできているように見えてしまう。保険だけではすくい切れない高齢者の暮らしの課題と解決への動きを見ていく。
-
2022/05/27 馬場未織
超高齢社会を生き切るために必要なものや、「いい介護」の作り方を探求する中で見えてきたのは、「地域とのつながりのない社会は行き詰っていく」という未来像だった。今回は、「地域包括ケア」が機能する地域社会とはどのようにつくられるか検証する。
-
2022/04/24 馬場未織
超高齢社会での介護・看護人員不足をどう補い、社会全体で『いい介護』を生み出していくか。業務従事者はエッセンシャルワーカーの筆頭で、助けになると期待されるのが「ICT活用」である。導入に関して乗り越えるべき障壁は何なのか、見てみる。
-
2022/03/16 馬場未織
高齢化が進む中、介護・看護の人手不足が懸念されて久しい。国は増員のための施策に力を入れているが、果たして人材が確保されれば諸問題はすべて解決するのだろうか? 社会や個人にとって「いい介護」をつくるためにできることを考えていく。
-
看取りの当事者が語る終末期に必要な環境とは(第1回)
2022/02/05 馬場未織誰もが経験すると言える終末期医療・介護と看取り。少子化と高齢化が同時進行する日本では、個人および社会の受け皿が足りなくなろうとしている。昨年末に父親を自宅で看取った筆者がその課題について、体験と当事者らへの取材から紐解いていく。
-
消費者マインドでは決して満たされない暮らし方
2021/04/21 馬場未織新型コロナウイルス感染症の影響で、二拠点生活が注目され出した。ただ、暮らしが続けば喜びも苦労も続き、きちんと理解しないと「飼い始めたペットが飼いきれなくなった」という状態になりかねない。必要な心得3カ条をここに示しておきたい。
-
2021/01/23 馬場未織
今回は「人生を100年生き抜くために、緊急ではないが重要なこと」について考えていく。それは「ああなりたい」と「ああなりたくない」をリアルに感じる経験こそがきっかけになり得る。介護とは、親たちが身をもって示してくれる教材だと言える。
-
2020/10/06 馬場未織
多様なライフデザインが考えられる人生100年時代には、介護を携えるタイミングも多様化し、長期化していく。一方で、それだけ真剣に向き合うからこそ、介護での気づきは他では感じ得ないほど真実味がある。
-
~子育ての断捨離が、子の自立と親の自立を促す~
2020/07/28 馬場未織こどもたちが学校に登校できる毎日が再開してしばらく経つ。自粛が長引くほどこどもへの関心が強まってくたびれる親も少なくなかったろう。今回は、こどもの将来、そして親の将来を考えたところから逆算し、「する子育て」から離れてみることを提案する。
-
2020/06/02 馬場未織
緊急事態宣言により、これまでとは段違いにシンプルな生活を余儀なくされ、それを自分なりに味わう人が増えてきた。これをコロナ自粛による「功」だと捉えている。「自家製の楽しみを生み出す動き」と「集まる価値の見直し」の2つの例を紹介したい。
-
自粛中に高齢者の体と心を殺さないためにできること
2020/05/10 馬場未織緊急事態宣言が延長した。約2か月にも及ぶ自粛生活は、踏ん張ったら乗り越えられるという長さではない。昔から弱さのあるところが一層弱まる傾向がある。筆者もダメージを食らっているが、もっとも頭を悩ませているのが、離れて暮らす親の介護である。
-
2020/04/24 馬場未織
収束まで年単位の時間を要するのではないかと言われる新型コロナウイルスの感染拡大。ひとときかぎりの努力では済まされないことが見えてきた今、二拠点生活というライフスタイルに新たな課題が突きつけられている。
-
2020/03/12 馬場未織
小さな子が「なんで?」と聞くのは、知的好奇心が育っている証。それがある時から知らないことのみっともなさが勝っていく。検索エンジンから即座に情報を得られるネット時代がそれを後押しする。「なぜ?」に出会うために二拠点生活は威力を発揮する。
-
受験期にこそ親が確認しておきたい、子育ての長期目標
2020/02/13 馬場未織受験シーズン真っ只中。受験という短期目標へと突っ走るこの時期だからこそ、ごく近くでその成長を支える親は子育ての長期目標を確認したい。ここで筆者が思い浮かべるのは、週末に暮らす千葉県南房総で出会えたさまざまな人生を持つ人たちだ。
-
~いつもどこかが被災している日本で、人や地域がやつれない暮らしをつくる~
2019/10/27 馬場未織南房総での台風15号被害について記事を書いた時点では、その後全国に被害をもたらした台風19号の襲来は想像だにしていなかった。この頻度で災害が起こる国に住むことを自覚しつつ、被災地域と二地域居住者の関係について考えてみたい。
-
刻々と変わる事態を見ながらできることを探す
2019/09/13 馬場未織台風15号は、房総半島を直撃した。うちもまさにそのエリア内。ということで10日、11日と現地に足を運んだ。自宅の復旧もあるが、広範囲での被災に加え、電気なし、電波なし、水も切ない状態で暮らす知人を訪ねたり、独居の高齢者に食料を渡したり、南…
-
ハウツーとは真逆で、だんだん自分に変化をもたらす
2019/08/23 馬場未織「平日は東京、週末は南房総」という二拠点生活を始めて12年以上経っていると「二拠点生活のメリットは?」といった質問が飛んでくる。筆者としては何とも言えない違和感がある。今回は、二拠点生活ならではの学びを最近の体験をもとに話してみる。
|
|