「ライフ」の最新記事一覧
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山師のガンファイター 第17回
2025/11/30 中村繁夫がん闘病というと、「命がけ」「壮絶」「不屈の闘志」といった言葉が並ぶ。確かにその通りなのだが、57日間入院してみて思ったのは、もう少し違う表現も必要だということだ。たとえば、「退屈との戦い」「ヒマとの全面戦争」「病院食との知恵比べ」。そし…
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2025/11/30 葛西龍樹社会保障改革の中で「OTC類似薬」の保険適用見直しが検討されている。OTCについては、「OTC医薬品」「スイッチOTC医薬品」といった言葉もあるが、違いは何なのか。「セルフメディケーション」という言葉とともに知っておく必要がある。
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『トルコ東部をマルマラ海、エーゲ海、地中海沿いに2500キロ、猛暑の自転車&キャンプ旅』第7回
2025/11/30 高野凌7月7日。マルマラ海沿岸の港町ヤロワから古都イズニック(旧名:ニケーア)を目指して走った。炎天下のウルアバト湖沿いの道の路傍の木陰で休憩していた時、自転車で通りかかった地元の男から興味深い話を聞いた。
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2025/11/29 羽鳥好之遠藤周作が深く心を寄せた外海の地で、『沈黙』の舞台となった黒崎教会。信徒が赤煉瓦を一つずつ積み上げた聖堂。堂内にはステンドグラスの柔らかな光が注ぐ――。その静かな祈りの空間に、遠藤は何を見たのか。
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『痛いところから見えるもの』頭木弘樹氏インタビュー
2025/11/29 足立倫行世の中には、心身の痛い人と痛くない人がいる。両者はなかなかわかりあえない。そこで、かつては健康、今は難病で痛みを抱えている著者が両者の橋渡し、相互理解に取り組んだのが『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)である。
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2025/11/27 友森敏雄京都大学卒業後、いったん離れたものの、再び京都に戻って出版社を立ち上げた人がいる。なぜ、京都、そして出版社なのか話を聞いた。
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2025/11/24 田中充メジャーリーグの移籍市場において、日本選手が今オフも大きな注目を集めている。西武の今井達也投手争奪戦が予想される。背景には、大谷翔平選手や山本由伸選手たちの活躍による日本先発投手の評価高騰がある。
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2025/11/24 柳瀬博一自宅から徒歩での30分の旅は、地元の新しい友達をつくるチャンスである。といっても、人間の友達ではない。ご近所の「生き物」だ。東京都心に暮らす私の場合、この数年間ですっかり仲良しになったのがカワセミである。
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山師のガンファイター特別寄稿 第16回
2025/11/23 中村繁夫私が入院生活を通じて得た“老後の夫婦が仲良く生きるための七つの知恵”を記したい。どれも小さな気づきではあるが、老後の暮らしを豊かに支える知恵となるはずである。
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2025/11/23 横上菜月アトツギ縁日が京都の北野天満宮で開催された。次世代を担う若手「アトツギ」たちに後継ぎならではの葛藤や挑戦など、思いを聞いた。
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『トルコ東部をマルマラ海、エーゲ海、地中海沿いに2500キロ、猛暑の自転車&キャンプ旅』第6回
2025/11/23 高野凌クルド人とは『中東北部のクルディスタンと呼ばれる山岳地帯に住むイラン系民族であるがイラン共和国のペルシア人とは異なる』と定義されているようだ。主としてトルコ南東部及び東部、シリア北東部、イラク北部、イラン北西部に跨る地域に暮らしており推定…
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2025/11/22 田部康喜スーパー戦隊シリーズは、50周年をもって幕を降ろすことが明らかになった。テレビは、大人向け番組よりも子ども向け番組をどう舵取りしていくのか、その正念場に立っているといえる。
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2025/11/22 円城新子後継者問題は日本経済の大きな課題だ。歴史都市京都では言うまでもない。そんな中、あらゆる後継者たちに寄り添い、伴走支援やコミュニティーづくりをする団体が発足した。
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2025/11/21 中岡 茂林道事業の中に、林業地域総合整備事業というのがあった。林業従事者の暮らす山村集落の生活環境施設を整備して、集落の維持・確保を意図したのである。 メニューとしては、林道のほか、簡易水道、排水施設、集落広場、簡易な下水道などがあった。
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2025/11/20 友森敏雄,横上菜月「京都(洛中)人」とは何か? 「いけず」文化はどこから生まれたのか?洛中にこだわり続ける理由は何なのか? 京都の神髄を知ることでその未来について考える。
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山師のガンファイター 第15回
2025/11/16 中村繁夫病室という空間は、静かであるほどに人を追い詰める。昼と夜の境目が曖昧になり、同じ天井を見上げながら日々が流れていく。入院生活が長くなるほど、身体よりも先に心が疲弊していくのを感じた。
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『トルコ東部をマルマラ海、エーゲ海、地中海沿いに2500キロ、猛暑の自転車&キャンプ旅』第5回
2025/11/16 高野凌筆者は過去半世紀の間に世界75カ国を旅行したが、政治家の肖像がこのように広くあまねく掲示されているのは初めてだった。半世紀前の中国における毛沢東の肖像ですら北京市内の主だった公の建物に掲示されているだけだった。
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絵画のヒストリア㉗
2025/11/16 柴崎信三神戸市中央区野崎通り、現在は新神戸駅がある高台につらなるこの屋敷を施主の美術蒐集家、池長孟は「紅塵荘」と名づけた。池長孟が蒐集した「南蛮美術」と呼ばれる絵画や屏風、家具調度などの美術品をおさめられている。
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2025/11/14 唐木英明PFASを巡る国際的な規制が重大な転換点を迎えている。「悪玉物質」を指定していたものを、包括的に管理する方向である。これまでPFAS問題とは無縁と考えられたフッ素化合物を使用した産業や社会の基盤を支える分野に、広範かつ深刻な影響が出始めて…
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