「メディア・娯楽」の最新記事一覧
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2024/12/22 田部康喜
読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日午前2時、肺炎のため都内の病院で亡くなった。最大1000万部の日本最大の新聞経営者にして、戦後直後から政界をはじめ幅広い分野で影響を与えてきた、渡辺氏は最期までジャーナリストであり続け…
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2024/12/19 田部康喜
ETV特集『生誕100年 映画監督 岡本喜八が遺(のこ)したもの』は、戦争による生と死を描き続けた監督に光をあてた、上質なドキュメンタリーである。日本映画を代表する監督は、小津安二郎や成瀬巳喜男らばかりではない。世界はいま岡本喜八を発見し…
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2024/12/09 田部康喜
俳優にして歌手の中山美穂さんが自宅で死亡しているのを発見された。“遅れてきた美貌の女優”はタレント映画を経て、大ヒット映画『Love Letter』 によってアジアの美少女俳優として愛された。日本の映像界は、これからさらに輝く可能性をもっ…
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2024/11/10 田部康喜
TBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」は、世界遺産に指定されている長崎県沖の端島(通称・軍艦島)を主要な舞台として、過去と現在をつないで物語が展開する大型ドラマである。脚本家の野木亜紀子さんの傑作である。
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2024/10/27 田部康喜
NHKスペシャル「ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像」(10月20日)は、芸能番組や大河ドラマなどでジャニーズ事務所のタレントを起用してきた、NHKによるジャニー喜多川氏による性加害事件と自らの責任を明らかにしようとする調査報道の白眉…
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2024/10/12 田部康喜
NHKの「調査報道 新世紀File6中国・流出文書を追う」は、中国のサイバーセキュリティ企業・i-SOON社から流出した、577ファイルにもおよぶ大量の文書の正体を取材班が世界をかけて追いかけた、調査報道の傑作である。
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2024/09/28 田部康喜
「社会派ドラマ」とかつてはいわれた、現代の問題を正面からえぐりだす物語もあった。最近のヒットドラマの伏流水として、批判精神があると考える。あえて社会派と銘打たなくとも、ドラマは主張する。
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2024/09/15 田部康喜
ファニー・フェイス――オードリー・ヘップバーンがデビューした時、それまでの美人女優とはちょっと違った魅力を持ち、使われた。日本の映像業はいま、“ファニー・フェイス”の時代である。個性的な女優陣がドラマや映画で活躍している。
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2024/08/27 田部康喜
「市場のことは市場に聞け」。日本銀行の利上げに端を発した8月の国際市場動揺。これもまた市場に聞いてみるのがメディアの役割である。
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2024/08/15 田部康喜
東日本大震災が巨大地震と津波、そして福島第1原発のメルトダウンをもたらしてから12年の年月が流れた。全国放送が追悼と回顧、希望と悔恨を描くなかで、西日本のNHKの地方局が、「南海トラフ地震」に備えて、東日本大震災から学ぶ特別番組を放送した。
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2024/08/12 田部康喜
「海のはじまり」は、中途難聴者役に目黒蓮を配した大ヒットドラマ「silent」と、都会の孤独な若者が偶然触れあうようになる傑作「いちばんすきな花」をてがけた脚本家の生方美久の3部作目ともいえる作品である。
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2024/07/21 田部康喜
「新宿野戦病院」は、クドカンこと宮藤官九郎の代表作となる傑作コメディである。新宿・歌舞伎町にある経営が傾きかけた病院を舞台にして、「トー横」と呼ばれる、若者たちがたむろする現代の夜の街を俯瞰しかつ地べたをはうようにして現実を描いていく。
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2024/07/07 田部康喜
NHK BSプレミアムドラマ「エンジェルフライト」は、海外で亡くなった邦人を故国に、日本で亡くなった外国人を祖国に送還する「国際霊柩送還士」という仕事を通じて浮かび上がる「死」と「生」が交錯するドラマの傑作である。
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2024/06/25 田部康喜
政府が「新たなクールジャパン戦略」を発表した。冒頭で「再起動」をうたっているが、かつての失敗を繰り返さないために何が必要か。世界がニッポンを発見してきた、日本のコンテンツ産業を発展させてきたのは、「民」であることを忘れてはならない。
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2024/06/05 田部康喜
ドラマ「ブルーモーメント」は災害を気象学から救う異色のドラマ。主演の山下智久はじめ夏帆、出口夏希らが個性を生かし解決する姿は、俳優陣にとっても演技能力の画期となり得る作品となっている。
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2024/05/24 田部康喜
ドラマ「Destiny」は、石原さとみが検事役で、実家に放火した容疑者でかつての恋人への取り調べに当たって、真実を追究するラブ・サスペンスである。なにより、石原さとみが内面の感情の懊悩を深い演技力で魅せる。俳優イメージの転換を図ろうとして…
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2024/05/11 田部康喜
NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」が好調なスタートを切っている。伊藤沙莉がヒロインを演じている、モデルは日本初の女性判事であり、男女平等社会や少年犯罪に対する政府の政策にもかかわった三淵嘉子である。
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2024/04/28 田部康喜
TBS「日曜劇場」の「アンチヒーロー」は、正義とはなんなのかをめぐる深遠なテーマを扱っているミステリーである。刑事裁判で次々に「無罪」を勝ち取る弁護士・明墨正樹(あきずみ・まさき)役に長谷川博己を配した傑作である。
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2024/04/13 田部康喜
NHK「未解決事件 File.10」は戦後最大の謎とされる「国鉄・下山総裁事件」によって迫った。作家の松本清張氏が『日本の黒い霧』や、数々のジャーナリストが取り組んできたテーマの最終結論がでたのではないか、と思わせる傑作である。
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2024/03/25 田部康喜
日本銀行が異次元の金融緩和の柱であるマイナス金利政策の解除を決めた。アベノミクスと呼ばれた財政の出動と大規模な金融政策、そして新たな産業の育成とともに17年もの長期にわたって続けられた異次元の金融緩和について、検証されなければならない。
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