日本の皆さん、破壊的イノベーションへの準備、で…

『野生化するイノベーション』

イノベーションという言葉が使われることが多い。でも、実際にイノベーションが起こることはあまりない。というか、日本ではしばらく起きていない。そもそも、イノベーションというのは、アップルのスティーブ・ジョブズのような、けた違いの天才的な人が起…

3年後に意識の宿ったAIが資金を運用する

東大准教授が語るAI投資の現代と未来

19歳でIPA（独立行政法人情報処理推進機構）の未踏スーパークリエータに認定された大澤昇平氏。東京大学・松尾豊研究室で人工知能とWebに関する博士号を取得後に、IBM東京基礎研究所でブロックチェーンの研究開発に参画。現在は東京大学特任准教…

長い育休は逆効果、子育てと仕事の両立ができる環…

『「家族の幸せ」経済学』山口慎太郎・東京大学経済学部准教授インタビュー

共働き世帯が増えてきた。企業の働き方改革が進み、子育てを理由に退職を余儀なくされる場面は少なくなった。企業や政府がやるべき施策は何か。『「家族の幸せ」の経済学』を上梓した東京大学経済学部の山口慎太郎准教授にインタビューした。

「女が勉強してどうなるのか」の時代から『キム・…

訳者・斎藤真理子さんインタビュー

『82年生まれ、キム・ジヨン』の日本でのヒットや、異例の3刷となり単行本化も決まった「韓国・フェミニズム・日本」特集の『文藝2019年秋季号』。人気の土台となっているのは、ここ数年の韓国でのフェミニズムの盛り上がりに対する興味・関心だろう。

中国人が監視国家でも「幸福」を感じられるワケ

『幸福な監視国家・中国』梶谷懐氏、高口康太氏インタビュー

神戸大学経済学部教授・梶谷懐さんと、中国問題が専門のジャーナリスト・高口康太さんが現地取材を交えながら執筆した『幸福な監視国家・中国』（NHK出版新書）。二人に、「監視＝幸福」という、一見、相反することがなぜ中国で成立しているのか？　聞い…

「世界の中心でAIをさけぶ」脱稿後も続く片山恭…

『世界の中心でAIをさけぶ』（新潮新書）は写真家、小平尚典氏との旅から生まれた本であるという。2年前はカルフォルニアのシリコンバレーを中心に、今回はその続きでシアトルを訪問。マウント・レーニアや、コロンビア・バレーにまで足を伸ばし満天の星…

8月15日に読む

終戦から74年。日本の歴史上最大の失敗とも言えるこの敗戦を教訓とすべく、改めて読むべき本を選んでみた。

「白人労働者階級」が「新たなマイノリティ」にな…

『新たなマイノリティの誕生』翻訳者・西山隆行教授インタビュー

トランプ大統領の誕生、イギリスのEU離脱――。世界に衝撃を与えた2つのニュースの裏には、グローバル化や移民の波にかき消されてしまった白人労働者たちがいる。彼らの暮らしぶり、政治観とは……。

ホーキングから人類への“遺言”

『ビッグ・クエスチョン　〈人類の難問〉に答えよう』

イギリスの宇宙物理学者スティーヴン・ホーキング博士は、2018年3月14日に76歳で亡くなった。生涯を通じて「ビッグ・クエスチョン（究極の問い）」に挑んできた「車椅子の天才」は、間違いなく、現代の世界で最も有名な科学者の一人だった。

ビジネスパーソンが「アート」を求める理由

『絵を見る技術』秋田麻早子氏インタビュー

ビジネスとアート、一見無関係のように思われるこの2つのつながりが注目を集めている。しかし、アートに対して敷居の高さを感じるビジネスパーソンも少なくないだろう。「絵を見る」という行為はどのようなものなのか。美術史研究家の秋田麻早子さんに話を…

ベストセラー『ファクトフルネス』、10の本能が…

『FACTFULNESS』

話題のベストセラー『ファクトフルネス」では、どの章も、認知心理学などで明らかになってきた人間の認知のゆがみに現場から光を当て、情報を批判的に見ることと同時に、自分自身を批判的に見ることの大切さを訴えている。

ガラパゴス化している日本式経営ではイノベーショ…

『両利きの経営』監訳・入山章栄教授インタビュー

「日本の経営学はガラパゴス化している」と語るのは、早稲田大学大学院の入山章栄教授。日本の経営の常識は、世界から取り残されているのかもしれない。

なぜ日本でこれだけ引きこもりが増えたのか

『子育てが終わらない』小島貴子准教授インタビュー

内閣府が公表した推計値では、40歳から64歳の中高年の引きこもりが全国に61.3万人いるという。キャリアカウンセラーとして引きこもりや就職困難者の支援を行ってきた小島貴子・東洋大学准教授に、中高年の引きこもり状態の背景に何があるのかなどに…

「特定技能」は日本のモノ作りを変えるのか

『移民解禁』永井隆氏インタビュー

外国人材受け入れを拡大する改正出入国管理法が施行された。外国人材は日本経済にいかなる影響を及ぼすのか。『移民解禁』を上梓したジャーナリストの永井隆氏に外国人材がもたらす日本のモノ作り再興と経済発展の可能性を聞いた。

私たちはなぜ繰り返し災害リスクを見誤るのか

『ダチョウのパラドックス　災害リスクの心理学』

ダチョウは飛べないという致命的な欠点を克服して猛ダッシュで逃げ去る能力を獲得した。ダチョウが飛べないために身を守る方法が限られているのと同じように、我々人間も意思決定をするときにはDNAに組み込まれた心理的なバイアスから逃れられない、とい…

韓国で「反日プロパガンダ」を生む本当の正体とは？

『韓国「反日フェイク」の病理学』崔碩栄氏

このほど『韓国「反日フェイク」の病理学』（小学館新書）を上梓した崔碩栄氏にインタビュー。

「食」から見たアメリカ社会、分断を克服できるか

『食の実験場アメリカ』鈴木透教授インタビュー

「アメリカの食＝ファーストフード」というイメージがある一方、さまざまな国からの移民の流入により、新しい独自の食文化が生まれている。食を切り口として見ると、アメリカとは一体どんな社会と言えるのだろうか。

すでに「移民国家・日本」、どこへ向かうのか

『ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実』望月優大氏インタビュー

日本政府も外国人労働者の受け入れに積極的な姿勢を見せている。日本の「移民政策」の特徴とは？ 外国人労働者の実態はどうなっているのか。そして今後の移民政策についてどうあるべきだろうか。

元新聞記者も悩む、日本の新聞は生き残れるのか？

書評『現代アメリカ政治とメディア』

「トランプの勝利は偶然か必然か？」－というキャッチコピーで発売された「現代アメリカ政治とメディア」。デジタル化が加速する中で、ツイッターなど新しいメディアを巧みに利用するトランプ大統領の登場により「フェイクニュース」という言葉が常とう句に…

ものづくり大国・日本を支えてきた世界最強の「工…

『日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略』柴田友厚教授インタビュー

「日本の工作機械は世界最強」と語るのは、東北大学経済学研究科の柴田友厚教授。高性能な工作機械がなければ、生活に必須なスマートフォンやパソコンや車、航空機の存在そのものが危うくなる。日本の工作機械産業は世界を牽引してきたのだ。