特集:日本の少子化対策
少子化を反転させるため、岸田政権は異次元の少子化対策として経済支援の拡充を掲げるが、金額だけ次元の異なる政策を行っていても、少子化問題の解決にはつながらないだろう。もっと手前の段階でやるべきことがある。それは、若者や子育て世代の「本音」に耳を傾けることだ。
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2023/10/01 斎藤淳子
「人が多すぎる」と言い続けてきた中国に突然、急激な少子化の波が押し寄せる。中国の若者たちはなぜ、結婚や出産から遠ざかっているのか?
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少子化に向き合う海外諸国 現地の専門家に聞く
2023/09/18 高崎順子人口減少社会は日本だけでなく、諸外国にとっても喫緊の課題だ。フランスと中国の〝現在地〟を垣間見ながら、日本への示唆を読み解こう。
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2023/08/02 小林美希
〝男の世界〟とされる業界で女性社員が増加する企業がある。鋳物メーカーの「能作」と美容商材卸の「モリタ」である。両社は、男女共に子育てしながら働きやすい職場作りに熱心だ。能作は創業から100年以上。モリタも創業88年と、企業としての息が長い…
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2023/08/01 小林美希
〝男の世界〟とされる業界で女性社員が増加する企業がある。鋳物メーカーの「能作」と美容商材卸の「モリタ」である。両社は、男女共に子育てしながら働きやすい職場作りに熱心だ。能作は創業から100年以上。モリタも創業88年と、企業としての息が長い…
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【特集】日本の少子化対策 異次元よりも「本音」の議論を
2023/07/26 鈴木賢太郎男女が共に働きやすい社会の実現には、企業の役割が重要だ。先進的な育休支援制度とそれを運用する企業を取材した。
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【特集】日本の少子化対策 異次元よりも「本音」の議論を
2023/07/25 大城慶吾政府の掲げる少子化対策が逆に人々の生きづらさにつながらないよう留意が必要だ。その視点とは。
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【特集】日本の少子化対策 異次元よりも「本音」の議論を
2023/07/30 梶田美有現代の若者はどんな恋愛模様を繰り広げているのか。都内に住む若者の声から浮かび上がってくることとは?
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2023/07/20 原田 泰
政府は、異次元の少子化対策を行うと議論していたが、出てきたものは子育て支援の給付や育児休業体制の強化といったものが中心となっている。働く女性に対する視点が欠けているのではないだろうか。
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2023/04/07 鬼頭宏
2月末に人口動態統計の速報値が発表され、2022年の外国人を含む出生数が80万人を下回ったことが明らかになった。岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」をたたき台が示されたが、果たしてじゅうぶんな効果を上げることができるのだろうか?
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2023/04/05 島澤 諭
異次元の少子化対策のメニューのたたき台が公表された。ただし、そこには財源が明記されていない。岸田文雄首相はすでに消費税の引き上げは「10年間行わない」と明言している。今回は、新たな財源確保策を提案したい。
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2023/03/23 島澤 諭
所得と子育ては密接に関わっており、特に低所得層への支援は重要である。ただ、財源は「子育て支援連帯基金」ではない。高齢世代向け社会保障のスリム化で賄うべきだが、差し当たりの財源が必要というのであれば、セカンドベストとして消費税を推したい。
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2023/03/11 島澤 諭
2022年の出生数は79万9728人と、1873年以降、初めて80万人下回った。こうした国難ともいえる「危機的な」少子化に対して、岸田文雄首相が子育て予算を倍増する「異次元の少子化対策」を打ち出している。ただ、この対策を支える「基金」構想…
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2023/02/09 原田 泰
岸田文雄首相が「異次元の少子化対策」で、児童手当の所得制限を止めることと、子どもが多い世帯ほど所得税負担が軽減する「N分N乗方式」を巡る議論が盛んになった。これは、少子化対策としてではなく、金持ち嫌いな日本の政策を変える異次元だ。
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2023/02/08 島澤 諭
岸田文雄内閣の「異次元の少子化対策」への財源として、年金や医療、介護などの社会保険からお金を拠出する「子育て支援連帯基金」が、政府内部でも有力な案として検討が進められている。社会保険を子育てに活用することは意義のあることなのだろうか。
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2023/01/24 島澤 諭
東京都の小池百合子知事が「分厚い少子化対策」を矢継ぎ早に打ち出している。しかし、推し進める政策は子育て世帯へのバラマキに過ぎず、東京都への流入を促進するだけで、かえって全国の少子化を加速させる可能性が高い。
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2023/01/15 原田 泰
岸田首相は「異次元の少子化対策」と掲げ、東京都の小池知事は0~18歳の子どもに月5000円程度給付すると発表した。政治アピールとも見える政策だが、どうしたら子どもが生まれるかを考えてみよう。
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新規事業の中身はまるで「大人まんなか社会」
2023/01/02 大山典宏こども家庭庁の新規予算が公表された。目玉となった新規事業は、クーポンばら撒き、その場しのぎの対策という、「大人まんなか社会」を象徴するものとなった。岸田文雄政権は子ども予算「倍増」に向けた当面の道筋を示すというが、目途は立っていない。
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「こどもまんなか社会」を実現する3つの事業
2023/01/03 大山典宏こども家庭庁の新規事業で、有効に機能すれば「こどもまんなか社会」の実現につながるものを紹介したい。キーワードは、いじめ、ひとり親、ヤングケアラーである。共通するのは、既存の社会システムの矛盾や限界を超えようとしている点である。
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2023/09/22 鬼頭宏
急加速する少子化に、どうすれば子どもが増えるかが日々議論されている。そもそも人口が減ることは悪いことなのか─。今の議論に足りない視点を説く。
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