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2024/03/09 保手濱彰人
「物質より経験に投資する」という理論について説明しよう。題材となるのは、圧倒的な評価の高さで満を持してアニメ化が決定した、週刊少年サンデーで連載中の『葬送のフリーレン』(山田鐘人〈原著〉、アベツカサ〈イラスト〉、小学館サービス)だ。
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2024/03/02 保手濱彰人
スポーツでもなんでも、その専門領域についてのみ勉学して向上を図るのでなく、幅広い分野から知見と経験を得て、「人間としての成長」を図ることが最も重要であるということだ。これを「ゴルフ」という分野で如実に表してくれた漫画が、今回紹介する『オー…
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2024/02/24 保手濱彰人
近年、世界のビジエスリーダーたちの間では、「マインドフルネス」により自分の内面を見つめ直すことが盛んに行われている。元々はスティーブ・ジョブズが日本の「禅」の思想に感銘を受け、取り入れたことが一つのキッカケと言われており、実は東洋人が自然…
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2024/02/17 保手濱彰人
『エースを狙え!』(山本鈴美香、集英社)以降、目立ったものに乏しかったテニス漫画という分野で、1999年から連載され、久しくブームを巻き起こしたのが『テニスの王子様』(許斐剛 、集英社)という作品である。
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2023/09/23 保手濱彰人
人の意識は時代の変遷とともに成熟していく、という「インテグラル理論」の概説を本連載では何度か説いた。暴力と支配のレッド段階を表す『北斗の拳』(武論尊、原哲夫、集英社)、ルールと規律のブルー段階の『島耕作』(弘兼憲史、講談社)に続き、平成以…
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2023/09/02 保手濱彰人
今年もまた、歴史的名作となるスマッシュヒットが生まれた。『かぐや様は告らせたい』(集英社)でブレイクした、天才原作者の赤坂アカ、『クズの本懐』(スクウェア・エニックス)などで着実に実績を積み上げた横槍メンゴ、この両名による原作&作画という…
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2023/08/19 保手濱彰人
本連載でも扱った人気作品『カイジ』(福本伸行、講談社)。『中間管理録トネガワ』(萩原天晴、福本伸行、橋本智広、三好智樹、講談社)は、同作からのスピンオフであり、『カイジ』における人気の敵役キャラクター、利根川幸雄を主人公としたギャグテイス…
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2023/08/12 保手濱彰人
AIが発達した社会。人類社会がより良くなることを期待するが、同時に、恐ろしい未来すら想像されるのだ。実は、こうした社会を半世紀以上前に予想していた作品があった。「漫画の神様」手塚治虫による『火の鳥 未来編』(角川文庫)だ。
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2023/08/05 保手濱彰人
同作は、本連載で折に触れて紹介している「インテグラル理論」の、ブルー段階の意識、を分かりやすく描いている。ブルーとは、先般の連載で『北斗の拳』(武論尊、原哲夫、集英社)を用いて説明した、レッド(=暴力と支配の時代)、の次を行く意識段階であ…
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2023/07/29 保手濱彰人
『ブルーロック』(金城宗幸、ノ村優介、講談社)という作品である。日本をW杯優勝に導くべく、世界最強のストライカーを養成する青い監獄「ブルーロック」が立ち上げられ、ユース世代のFW300人から過酷な選抜が行われていく、というのが全体のストー…
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『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』
2023/02/11 保手濱彰人前々回では「異世界転生」というジャンルに触れ、現代社会における変身願望を説いた。このジャンルから学べることはさらにあり、それが「型を学んで、打ち破る」という守破離(しゅはり)の概念だ。
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2023/02/04 保手濱彰人
人の意識レベル(価値観)は時代とともに緩やかに上昇していく、という、インテグラル理論よるスパイラルダイナミクスという心理モデルを本連載では説いた。
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『無職転生~異世界行ったら本気だす~』
2023/01/28 保手濱彰人「異世界転生」というジャンルをご存知だろうか。平凡だった主人公が、交通事故などで命を落とし、記憶を保ったまま、違う世界に生まれ変わり大活躍するというのが基本的なストーリーだ。
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2023/01/21 保手濱彰人
日本人のイマジネーション、お家芸ともいえるデフォルメ力が存分に発揮されているのが『SPY×FAMILY』(遠藤達哉、集英社)だ。2019年3月より「ジャンプ+」で配信が開始されスマッシュヒット。さらには2022年4月からアニメ版が放映され…
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2023/01/07 保手濱彰人
本連載で何度も言及している「成人発達理論」。自己中心的な「段階2」、他人や組織のルールに合わせる「段階3」、自分なりの信念を確立する「段階4」へと、人は生涯に渡って意識を成熟させていくという内容だが、そのプロセスが如実に詰まっているのが『…
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2022/09/24 保手濱彰人
「戦略とは何か?」。日本では、進むべき方向性やシナリオなどと訳されることが多く、特に企業活動において、自社の経営資源をどのように分配するかを指すとよく言われている。ところが戦略論の原点たる、中国春秋時代における武経七書の一つ「孫子」に目を…
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2022/09/10 保手濱彰人
人生に絶望したことはあるだろうか。懸けていたことが台無しになり、無惨な結果となり、自分の人生を全否定されたような気持ちになることは、長い人生の中で、誰しも一度や二度、あるはずだ。多くの人にとっては、受験や就活、といった分野で特にそのような…
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2022/08/27 保手濱彰人
昨今、「推し活」という文化が隆盛している。「推し」といわれる、自らの好む特定のキャラクターを熱心に応援することを指しており、アイドルからアニメのキャラ、俳優、芸人、スポーツ選手まで、対象は幅広い。
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