-
2025/11/06 岡崎研究所停戦交渉が進まずプーチンへの苛立ちを高めたトランプは、ロシアの石油大手 2 社を制裁対象に加えた。今回の制裁はウクライナ戦争開始以来、米国がロシアのエネルギー部門に対して課す最も重大な措置で、効果が注目される。
-
2025/11/05 山崎文明アサヒグループホールディングスがサイバー攻撃被害を発表してから1カ月以上がたったが、いまだシステムは正常に稼働していない。攻撃したとされるハッカー集団が公開している情報からは企業の内情が見て取れ、日本企業の教訓となる。
-
2025/11/05 海野素央トランプと高市の関係は、映像で見る限り「トラ高」時代の到来を思わせるほど、初対面にしては親密に見えた。しかし、「トラ高」(以下、トランプと高市の関係を「トラ高」と呼ぶ)には落とし穴が存在する。以下で述べていこう。
-
2025/11/05 岡崎研究所北朝鮮の軍事パレードで披露された戦略兵器や中露両国高官の参加は、北朝鮮の「非核化」への枠組みがもはや完全に崩壊していることを示している。「力による平和」を直視した、新たな発想と行動が求められている。
-
2025/11/04 岡崎研究所プーチンのウクライナ戦争へのオプションは尽きている。プーチンのオプションを封じるには、欧州が確固としてウクライナを支持し続けることが不可欠である。
-
2025/11/03 岡崎研究所東ティモールのASEAN加盟は、米中対立の観点からは米側に有利な展開とも言えるが、今後米国のアジア太平洋への関心が弱まるようなことになれば、逆に米国にとって不利な変化となる懸念がある。
-
山師のがんファイター14回
2025/11/01 中村繁夫がんを宣告されて得度(とくど)を選ぶ著名人が少なくない。京セラの創業者である故・稲盛和夫氏、作家で僧侶の故・瀬戸内寂聴氏、美容外科医の高須克弥氏、そして元演歌歌手の香田晋氏。それぞれ立場も歩んだ人生も全く異なるが、彼らには共通する一点があ…
-
2025/10/31 岡崎研究所ガザ停戦合意はまだ第一段階であるが、今日の中東に関する5つの重要な現実が表している。今後の中東情勢を見ていくうえで有用な視点と言え、「本物の永続する平和」を達成するチャンスとして試すこともできる。
-
2025/10/30 吉永ケンジアジア最大規模の兵器展示会「ソウル ADEX 2025」が10月17日から24日で開催されたため、国防日報のヘッドラインも防衛産業一色となった。尹錫悦前政権の路線を継承し、世界4大国入りを目指す李在明大統領の政策と韓国新型潜水艦進水につい…
-
2025/10/30 加藤 学ウクライナのロシアの製油所をターゲットにしたドローン攻撃が勢いを増している。この攻撃が劇的な成功を収めている理由として、二つの要因があげられ、ロシアを二つの側面から揺さぶる効果がある。
-
2025/10/30 岡崎研究所ロシアのドローンがポーランド領空を、戦闘機がエストニア領空を侵犯する中、欧州の懸念は高まっている。こうしたグレーゾーン戦は2つの見方ができる。欧州における議論には、日本も緊密に参加し問題意識を共有することが必要だ。
-
山師のがんファイター13回
2025/10/29 中村繁夫私の大腸がん手術は、私の体力を考慮すると、リスクを懸けた戦いであった。ステージ4、すなわち遠隔転移を伴う末期がんである。原発は大腸、転移は肝臓しかも9カ所──主治医は慎重に言葉を選びながら、「11時間に及ぶ大手術になる」と告げた。手術室の…
-
2025/10/29 岡崎研究所ドイツや英国では中国の諜報活動、中国政府による「国境を越えた弾圧」に対する懸念も年々強まっている。諜報活動は、第3国人を活用する事例も多く、政治、軍事、産業、科学等あらゆる分野にも及んでいる。日本も講ずべき対策が4つある。
-
2025/10/28 服部倫卓ロシア極東・シベリアの5都市を周遊し見えてきたのは、2つの戦争に対する現下ロシアの両極端な態度である。80年前の第二次世界大戦については、まるで昨日のことのように、盛大に語り継ぐのに対し、ウクライナ戦争については、奇妙な沈黙を貫いている。
-
2025/10/28 岡崎研究所ASEANが大陸の諸国と海洋の諸国の間で分裂する傾向を見せ始めている。大陸グループは中国寄りの傾向を強め、海洋グループは米中間でバランスを取っている。タイとベトナムとの関係強化が戦略上重要となる。
-
2025/10/27 海野素央高市は、24日の所信表明演説でトランプと個人的な信頼関係を構築すると語ったが、多くが懸念を抱くように、トランプと良好な関係を築くのは難しい。その際、何がポイントになるのか、以下で述べていこう。
-
2025/10/27 岡崎研究所トランプによるウクライナへのトマホーク供与検討に際してのロシアの反応がこれまでと異なるものとなっている。プーチンは、トランプに気を遣った、抑制した対応を行っているように思える。その意図は何なのか。
-
山師のがんファイター12回
2025/10/26 中村繁夫大腸がんと肝臓がん、二つの病巣を同時に摘出する外科手術は、実に11時間に及んだ。執刀医をはじめ、麻酔科、看護師、リハビリスタッフ、すべての医療チームが総力を挙げた長い戦いであった。だが、実のところ真の闘いは手術台の上では終わらなかった。む…
-
2025/10/24 斎藤 彰米国のトランプ政権が全米有力大学12校に対し、研究助成金と引き換えに政府の教育方針に沿った「コンパクト」(協約)への署名を求める書簡を送付した。大学教育への国家介入を強める内容となっており、大学間で大きな騒ぎとなっている。
-
2025/10/24 岡崎研究所トランプは非伝統的な外交でウクライナやガザにおいて多くを実現しているが、見出しを取るだけでなく物事を進展させていない。「力と柔軟性」とも呼べるが、「一貫性と信頼性」に犠牲にしている。
|
|
|
