農業のロボット化が避けて通れない理由

トラクターの自動運転の先にあるもの（３）

キャベツの収穫、運搬の一連の流れをロボットでする実証が北海道鹿追町で行われた。労働力が減り続ける中でも産地として存続するための挑戦だ。キャベツ、白菜、カボチャといった重量野菜は、重労働のため、機械化できないと作付けが減る傾向にある。同町で…

中古不動産は、人口10万人程度の地方こそが熱い…

名古屋を拠点に、リフォーム事業を展開するニッカホーム。中部、関東、近畿、中国、九州にも支店を持つ。年間売上は306億円と、独立系リフォーム専業会社では、売上実績全国1位を誇る。7年ほど前から中古物件（戸建て、マンション）を買い取り、リフォ…

松坂大輔の西武復帰がこんなに遅れた理由

企業コンプライアンスの遵守に厳格な同社は、かつて「西武王国」を築き上げたものの失脚した西武鉄道グループ元オーナー・堤義明氏と完全に袂を分かっている。その堤氏が全盛を極めていた1998年のドラフトにおいて西武は1位指名で3球団競合の末に「平…

マラソンレースをピンク一色にした速さ生む厚底

常識を覆すシューズ革命（長距離編）

スタートラインがピンク色に染まった。東京五輪男子マラソン代表選考レース「MGC」に出場した選手の大半が足元をピンクに発色させていた。ただ注目すべきは色ではなく、そのシューズの底である。ナイキは常識である「薄さ」を覆す挑戦をした。

「留学生を買った」日本の責任とは？

外国人留学生の闇（５）

留学生の受け入れは大幅に減るだろう。日本語学校の過半数は経営が行き詰まり、一部の専門学校や大学も経営面で大打撃を受ける。そんなことは政府が「留学生30万人計画」の旗を掲げる限り、起きはしない。だから入管庁も問題を十分に認識しながら、学校側…

日本で地獄の日々を送った高学歴ブータン人青年

外国人留学生の闇（４）

政府が進める「留学生30万人計画」のもと、日本語学校や専門学校、大学、さらには人手不足の企業なども加担した「留学生ビジネス」が展開している。その典型的な犠牲者の1人がブータン人青年のダワ君だ。彼の留学体験とは、いったいどんなものだったのか…

日本語学校で横行する留学生「強制送還」の闇

外国人留学生の闇（３）

外国人の「強制送還」には、入管当局が不幸残留者を捕まえ、母国へと送り返すイメージが強い。しかし最近、日本語学校が在籍する留学生を強制送還することが増えている。日本語学校は学校法人や民間企業などの運営だ。強制送還の権限などなく、明らかな人権…

「身の丈に合わない」政策を実行したチリの悲劇

2014年から減速が始まったチリ経済は、米中貿易摩擦の影響を受け最大の輸出品目、銅の価格が下落し、さらに通貨ペソも下落し始めた。その影響は輸入品価格の上昇に繋がり格差が大きい社会で不満を広げることになった。

政府に売られた、「幸せの国」ブータンの若者たち

外国人留学生の闇（２）

今、日本への留学をめぐって、政府高官を巻き込んだ大スキャンダルが巻き起きている国がある。「幸せの国」として知られ、今年8月の秋篠宮家の訪問先としても注目を集めたブータンがそうだ。

野球国際大会「プレミア１２」が盛り上がっていな…

いまひとつ盛り上がっていない。野球の国際大会「第２回ＷＢＳＣプレミア１２」のことだ。日本代表・侍ジャパンも今大会に参加し、１次リーグＢ組が行われる台湾で最終調整に励んでいる。５日のベネゼエラ戦からスタートし、６日にプエルトリコ、７日には台…

文化財修復需要で漆の栽培が蘇る

岩手、茨城、奈良県などで増産、復活の動き

古くは縄文時代から使われていたという記録がある日本古来の塗料である漆の栽培が、神社仏閣など文化財の修復需要により、蘇ろうとしている。日本国内での漆の栽培、塗料としての漆生産は、この十数年、中国産の安いものに押されて激減したが、文化庁が文化…

9割の日本人に英語は不要　成毛眞氏インタビュー

マイクロソフト日本法人で社長を務め、『日本人の9割に英語はいらない』（祥伝社黄金文庫）を執筆した成毛眞氏に、日本人ビジネスマンと英語の向き合い方について考えを聞いた。

「トランスボーダーファーミング」は労働力不足の…

トラクターの自動運転の先にあるもの（２）

北海道鹿追町で地権者の境界を越えて農作業をする「トランスボーダーファーミング」が議論されている。同町ではここ20年で農家1戸当たりの農地が倍増し55ヘクタールに達している。今後もこの流れは変わらず、いずれ1戸100ヘクタールの時代が来るか…

日本人が目を向けない「消えた留学生」の深層

外国人留学生の闇（１）

今年3月、東京福祉大学で過去1年間に約700人もの留学生が所在不明となっていることが発覚し、テレビや新聞で大きく報じられた。同大は出稼ぎ目的の留学生を多数受け入れていた。 所在不明となった留学生には、学費の支払いを逃れて不法就労しようとし…

日本の皆さん、破壊的イノベーションへの準備、で…

『野生化するイノベーション』

イノベーションという言葉が使われることが多い。でも、実際にイノベーションが起こることはあまりない。というか、日本ではしばらく起きていない。そもそも、イノベーションというのは、アップルのスティーブ・ジョブズのような、けた違いの天才的な人が起…

千葉”大停電”で顕在化、高度情報化社会の災害リ…

情報空白地帯と化した南房総

千葉房総半島を襲った台風15号は送電網を破壊し、情報・通信網も寸断された。情報収集に手こずり、支援や復旧が後手に回った。情報化社会の災害リスクにどう備えるべきか。

〝軽量〟の「即位礼」米代表団、冷戦終結30年、…

天皇陛下が即位を宣明される「即位礼正殿の儀」は先週、滞りなく終了した。華やかな〝祝賀外交〟も展開された。〝サプライズ〟は、なんといっても米国の参列特使だった。各国の国王、元首クラスが顔をそろえる中、米国は、大統領でも副大統領でもなく、運輸…

親からダメと言われた「農業」で起業した慶応理工…

家計調査における主要消費支出が増加に転じた食料。スタートアップ界隈でも「食」にフォーカスした起業、その後には上場企業が出現し始めました。この食のあり方、流通のあり方に問題意識を持ち3年前（2016年11月）20代半ばで起業し、年中自社サー…

東京五輪マラソン・札幌開催案も都民怒り爆発…レ…

本当にこれで盛り上がるのだろうか。東京五輪のマラソン、競歩の札幌変更案は、いよいよ決定事項となりそうな雲行きだ。27日には複数のメディアによって、大会組織委員会がレースの発着点を札幌市中心部の大通公園とする案を検討していることも報じられた。

生活保護の現物支給を考える

生活保護を現物支給にして、専門の福祉施設を作れば良い、と久留米大学商学部の塚崎公義教授は説きます。