教科書だけでは学べない、かつ、中国抜きには語れ…

岡本隆司氏・早稲田大学教授×富坂聰氏・ジャーナリスト

現代の沖縄を知るには歴史を知ることが欠かせない。学校の授業で学べなかったことを、今こそ把握しておきたい。

わずか4カ月で大失速！トランプ「政府効率化省」…

トランプ米大統領が国家予算の“浪費”にメスを入れるためスタートさせた特別組織「政府効率化省」（DOGE）旋風は、発足4カ月足らずで失速しつつある。だが、国内外に残した爪痕はことのほか大きい。

世界で注目される陸上養殖、コストとメリットを比…

人口増加により水産物の需要が世界的に増え続けてる中、漁業を成長産業にしている国々は資源管理をしているため、漁獲量の増加はあまり期待できない。需要を補うのは養殖物。中でも、環境に配慮された陸上養殖に注目が集まる。陸上養殖は供給を補うのか。

中国の監視下で【地獄絵】が展開するミャンマー……

ミャンマーの内戦に伴う混乱に米国と欧州が関心を失う中、唯一支配的な外部勢力となったのは中国である。軍事政権、少数民族武装組織、民主派抵抗勢力を問わず脅迫と懐柔によって糸を引き、監視下で地獄絵が展開されている。

【「持続可能な物流」の危機】悲鳴を上げる長距離…

物流逼迫が懸念されるも、杞憂に終わったかのような様相の「2024年問題」。依然、低収益、低賃金、長時間労働、人手不足などの課題は山積みのままであり、「モノが運べない未来」は確実に忍び寄っています。ここでは前回に引き続き、物流問題の専門家3…

複雑で無駄だらけ…日本の新興企業Shippio…

日本の物流の後進性を繰り返し指摘してきたが、国際物流業務のデジタル化に関しては、些か異なる見方をしている。2016年に登場したShippioの動向が注目に値するからだ。国際貿易における物流業務の効率化とは？

M&Aターゲットを逆指名する“Deal Int…

ASEAN駐在マネジメントに求められるM&A戦略の理解と実践（２）

今回はDeal Intelligence、別名「Take & Give戦略」について詳述する。このDeal Intelligenceのフェーズとは、参入したいセクターの競争環境を徹底的に調査して、自社戦略に必要と思われる先、つまり“Tak…

政治家が続けるバラマキ政策にはもうウンザリ！国…

政治家は消費税減税をはじめ将来世代にツケをまわす「バラマキ政策」を続ける。低成長時代の日本に必要なことは、本当に困った人を助けて自立させる政策だ。

トランプが州兵・海兵隊を派遣した本当の理由、ロ…

ロサンゼルスへの州兵派遣はアメリカをよく知られた権威主義の道へ向かわせる。トランプは法手続きを取らず移民を一斉検挙、国外退去させ、州兵派遣で反対運動を煽り、暴力化を狙い、それを利用し着々と警察国家のインフラを整えている。

結局は一人負け…「茶番劇」で終わった報復攻撃、…

米国のトランプ大統領はイスラエルとイランが停戦に合意したと発表した。メンツだけを確保したイランの一人負けの形で終息する見通し。トランプ氏、イスラエルのネタニヤフ首相、イラン最高指導者ハメネイ師の３者の思惑と背景を追った。

「非常厳戒」の混乱から立ち直れていない韓国軍、…

李在明大統領は6月13日、就任後初めて韓国軍の部隊を訪問し、将兵を激励した。李大統領の言葉から窺えるのは、尹錫悦前大統領による戒厳とその後の混乱から、軍がいまだ立ち直れていないということだ。

「任天堂Switch 2」が世界でバカ売れ！ゲ…

任天堂のゲーム機『Nintendo Switch 2』が世界同時発売から３日間で350万台を突破したという。海外でも、Appleの新型iPhone発表以来のハイテク機器新製品のビッグニュースだと言われている。任天堂とスイッチには明るい未来…

ジャングリア開業は沖縄観光の起爆剤になるのか？…

好調な数字を見せる沖縄の観光業だが、待遇改善や人材不足などの課題も。日本全体の業界が抱える課題解決に向けフロントランナーになれるか。

〈ジョセフ・ナイ氏の遺稿〉「米国の世紀」はどこ…

フォーリン・アフェアーズがジョゼフ・ナイ氏の遺稿として、相互依存、パワー、グローバリゼーション、国際秩序と幅広い論点に触れつつ、第二期トランプ政権による外交を手厳しく批判する論説を掲載している。ただ、そこには少し物足りない部分もある。

米軍の実力を見抜き、沖縄戦を生き抜いた第32軍…

米軍の実力を見抜いていた第32軍高級参謀・八原博通は沖縄戦で持久戦を展開した。だが、精神主義に陥った組織を前に合理主義者・八原の作戦は受け入れられなくなってゆく。

〈中国の真の狙いとは？〉パンダが日本からいなく…

和歌山県白浜町のジャイアントパンダが今月28日限りで中国に送られ、上野動物園のパンダも来年までとなった。果たして「次のパンダ」は来日するのか。筆者のみるところ、最早日本人の「パンダ愛」は優先されない可能性がかなり高い。

「大川原化工機事件」はなぜ起きたのか？NHKス…

大川原化工機が製造する液体を粉体に加工する「噴霧乾燥機」について、警視庁公安部が外国為替および外国貿易法違反の容疑で代表取締役らを逮捕した事件は、異例の“冤罪事件”となった。なぜ冤罪は起きたのか。NHKスペシャルと著書が解き明かしている。

「明日から学校に来させないでください」校長発言…

広島市立工業高校の元生徒が在学中の生徒指導は違法だとして市に損害賠償を求めていた裁判で、広島地裁は市に支払いを命じる判決をくだした。学校は懲戒としての退学処分を下しておらず、判決でも家庭反省指導と認定している。一体何を争っていたのか？

〈核抑止強化へと進む英国〉新防衛戦略を読み解く…

英国が防衛戦略見直しで核抑止の強化を図るが、深刻なのは、英国の持つ核抑止力が、米国に相当程度依存していることだ。ミサイルの一部は米国に配備されており、国防費の増額もNATOの目標には足りていない。

チリ中南部の先住民・マプチェはどこに消えたのか…

『物価高のアルゼンチン・チリ、長距離バスで巡るラテン世界貧乏旅』第４回

アルゼンチン・チリ中南部地域に住んでいる先住民は、マプチェ族と呼ばれている。マプチェ族は南下して版図拡大を図るインカ帝国をくい止め、スペイン人征服者（conquitadores）に16世紀から300年以上も抵抗した誇り高い歴史を持つ。そし…