「ライフ」の最新記事一覧
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2024/02/25 高野凌
12月7日。スリランカ南部に広がる高原地帯は英国植民地時代から続く紅茶栽培の中心地である。キャンディーからヌワラ・エリア迄の高原地帯をおんぼろローカルバスに揺られて3時間半、バスの両側に延々と見える限り紅茶畑が広がる。営々と何世紀もの間お…
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絵画のヒストリア⑧
2024/02/25 柴崎信三今でも人々に語り継がれる三島由紀夫の自決は「聖セバスチァン」という古代ローマの青年の殉教の場面と重なり、その伝説を戯曲化して自らも祖国のための蹶起した20世紀のダンヌンツィオという〈英雄〉の舞台とも重なる。周到な「舞台」はどう作られたか。
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奈良県奈良市
2024/02/25 羽鳥好之春日大社にもほど近い若草山のふもと、大和の街並みにも溶け込む和洋折衷の美しい佇まいが宿泊客を出迎える。明治の時代に贅を尽くして建てられた奈良ホテルにはその歴史にふさわしい優雅で厳かな時間が流れている。
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一冊一会
2024/02/24 WEDGE編集部今月は「ジェンダー」をテーマにセレクトしました。固定観念は日常の中にも、無意識の中にも潜んでいます。
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2024/02/23 葛西龍樹
長年にわたって医学・医療は極めて客観的かつ実証主義的なアプローチで疾患や健康問題に取り組むことが主流で、人の感情への配慮や人間関係への洞察は置き去りにされてきた。この両方のアプローチをバランスよく両立させるのが家庭医のケアである。
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2024/02/22 中西 享
能登半島地震によって改めて「マンションの防災対策と長寿命化」に注目が集まっている。そこでカギとなるのが管理組合の意識と行動だ。
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2024/02/20 田中充
魂がこもった約2時間半の熱演だった――。プロスケーターの羽生結弦さんの初の単独ツアー公演が千秋楽を迎えた。自ら「オリンピックを超えた」と語る演技は圧巻そのもので、観客を魅了した。肉体を極限まで追い込む彼の源泉は何なのか。
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2024/02/18 高野凌
1875年といえばビクトリア女王の御代で大英帝国が7つの海を支配した黄金時代である。そして皇太子とはビクトリア女王とアルバート公の長男であり後の国王エドワード7世である。この時代に紅茶農園主ではなくコーヒー農園主がスリランカを代表して皇太…
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2024/02/16 田部康喜
「不適切にもほどがある!」は、クドカンこと宮藤官九郎が脚本を手がけるタイムスリップ・コメディの大傑作である。阿部サダヲが昭和と令和をタイムスリップしながら、現代社会の断裂の要因となっているコンプライアンスの解決を探る。
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一人暮らし、フリーランス 認知症“2025問題”に向き合う(10)
2024/02/16 にらさわあきこ運動を目的とする集まりに、「運動がしたい」という単純な理由だけで参加するのも、もちろんいいだろう。しかし「役割があることで、参加しやすくなる」人がいるというのも、また事実。役割があることで、自分の立場がお客さんではなく、会を運営している一…
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2024/02/13 井原 裕
霞が関官僚のメンタルヘルスについて、ひとこと、精神科医の立場から言い訳を申したい。精神科は元来、「精神障害者」御用達であった。一方、霞ヶ関の官僚は、いかなる意味でも「精神障害者」ではない。ここにミスマッチの原因がある。
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2024/02/12 畑中三応子
今や市民権を得ている糖質制限ダイエットだが、その主張は、人類が穀物を食べた年月は短く、消化システムに適していないということだ。明治時代に人類は本来、穀菜食動物だから肉食は必要ないと説いた石塚左玄はどう反論するだろうか。
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2024/02/11 田中充
減少を続ける少年野球の競技人口。そこには他の習い事と比べ大きい保護者の負担がある。その一方で、すそ野の縮小傾向を食い止めるべく、〝風穴〟を通そうとする取り組みは各地で起きている。
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財政破綻国家スリランカを歩く(第5回)
2024/02/11 高野凌コロンボ市内の一角に診療科別の国立病院の古びた病棟が並んでいる。国内最高水準の医療技術と医療機器があるので全国から患者が殺到する。スリランカの国公立病院では診察診療は現在でも無償だ。それゆえ金銭的に余裕のない患者が全国から押し寄せる。
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一人暮らし、フリーランス 認知症“2025問題”に向き合う(9)
2024/02/09 にらさわあきこコーシャハイム千歳烏山には、多世代交流を目的とする「コミュニティカフェななつのこ(以下、ななつのこ)」が入っていて、このななつのこを拠点に生まれた「ななつのこde運動し隊」という団体が行っている。ただし、最初に参加した時点では、誰がそのメ…
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2024/02/07 唐木英明
アルコール度数が8%以上の「ストロング系」チューハイについて、アサヒビールが今後販売しないと報道された。健康や社会的リスクを配慮してのこととされているが、酒と健康の関係から見てストロング系をどのように考えたらいいのだろうか。
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2024/02/05 田中充
強豪8チームが日本一を懸けた甲子園に、予選大会初戦負けの少年野球チームが立っていた。それは、勝利至上主義ではないチーム運営を期待されてのことだった。ただ、〝夢の舞台〟での戦いは子どもたちに「勝ちたい」という気持ちも与えた。
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財政破綻国家スリランカを歩く(第4回)
2024/02/04 高野凌債務の罠に陥ったにもかかわらず筆者は中国案件のコロンボ・ポート・シティー工事が続行されているのを目の当たりにした。他方コロンボではインドは比較的影が薄い印象だった。
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