「世界情勢」の最新記事一覧
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2021/07/22 岡崎研究所
ハンガリー議会は反LGBT+の法案を可決したが、EU加盟国および欧州委員会の強烈な非難に遭遇している。ここでEUが引き下がるようでは鼎の軽重を問われるであろう。
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2021/07/21 岡崎研究所
天安門広場で中国共産党百周年の祝賀行事が行われ、習近平が対外的に極めて強硬な演説を行った。演説は、共産党の学習会で繰り返し学習されることになり、その対外強硬姿勢が党員の頭に刷り込まれ、方針転換がしづらくなる。
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2021/07/20 岡崎研究所
バイデン米大統領がアフガニスタンからの米軍の9月11日の撤退表明後、アフガニスタン情勢が強く懸念されてきた。具体的にはタリバンの勢力拡大で、同国は再びイスラム過激派のタリバンが支配する国際テロの温床化する可能性が現実化している。
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2021/07/19 岡崎研究所
エチオピア内戦で、エチオピア北部のティグライ人反政府勢力が、アフリカ最大の2つの軍隊であるエチオピア軍とエリトリア軍を撃破し、州都メケルを奪還した。中央集権国家を目指すアビィ政権と有力な民族を基盤とする地域政党の対立が深まる懸念がある。
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2021/07/16 岡崎研究所
6月24日、香港の人気のあった新聞、蘋果日報(リンゴ日報)が廃刊になった。国家安全法違反容疑でのJimmy Laiの逮捕と有罪判決、収監、資産凍結、さらに新聞社の資産凍結とその上級役員5人の逮捕があり、新聞の発行が不可能になったからである。
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2021/07/15 岡崎研究所
バイデン政権で民主主義国の外交の再構築に成功したと見られているが、根本的問題は夫々の国、特に米国内の政治経済、とりわけ米国の民主主義の立て直しが必要である。
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2021/07/14 岡崎研究所
6月のフランス地方選で、マクロンの与党「共和国前進」が大敗、ルペンの国民連合が伸び悩み、共和党や社会党といった既存政党が躍進した。本選挙は来年の大統領選の「前哨戦」と位置付けられるが、マクロンにとって今回の敗北はどう響いてくるのか。
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2021/07/13 岡崎研究所
インドがアフリカとの連携を強化しつつある。従来、インド外交はバランサーとして消極的な役割に甘んじていたが、中国の台頭により、能動的な外交へ転換されつつある。アフリカにおいては中国との差異を強調し、存在感を増しつつある。
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2021/07/12 新田日明
この人の活躍も見逃してはいけない。ボストン・レッドソックスの澤村拓一投手のことだ。日本の千葉ロッテマーリンズから海外FA権を行使し昨オフ、名門球団に移籍。メジャー1年目早々から首脳陣の信頼を勝ち取るとリリーフの一角としてブルペンを支えてい…
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2021/07/12 岡崎研究所
黒海を無害通航中の英国海軍の駆逐艦に、ロシア軍の戦闘機と沿岸警備隊の船舶が危険なほど接近するという事件が起きた。前後して独仏首脳からプーチン大統領との会談再開が提案されたが、東欧諸国の反対により延期になっている。
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2021/07/09 岡崎研究所
6月15日、28機に上る人民解放軍機が台湾の防衛識別ラインを越えて、台湾の南西部、東部、南東部に侵入した。これまでの侵入は南西部に限られており、蔡英文政権の反中姿勢に呼応したエスカレーションであると思われる。
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2021/07/08 田中実
2021年7月1日、香港は中国返還24周年を迎えた。毎年、大規模なデモが行われる日だが香港当局は新型コロナウイルス対策を理由にデモを認めず、1万人の警察官を動員したこともあり個人による散発的な動きはあったが大規模なデモは抑えこまれた。その…
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2021/07/08 岡崎研究所
6月16日、ジュネーブで米ロ首脳会談が行われた。しかし、双方がその立場を変えた兆候はなく、これまでの基本的な対立は引き続くことになろう。華々しい成果はなかった首脳会談であった。
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2021/07/07 出井康博
ベトナム社会の暗部を描いた映画が7月9日、日本で公開される。新進気鋭のベトナム人映画監督、チャン・タン・フイ氏(31歳)の「走れロム」である。
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2021/07/07 岡崎研究所
6月17日、北朝鮮の金正恩(労働党総書記)は、北朝鮮は米国との外交と対決の双方の準備をする、と述べた。これは、バイデンが米大統領就任して以来、核交渉再開の用意があると示唆した金正恩の最初の公けの発言である。
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2021/07/06 岡崎研究所
米ロ両国首脳の関心は、核兵器からサイバー兵器へ移りつつある。核兵器が「使えない兵器」(または使いにくい兵器)であるのに対し、サイバー兵器は「使える兵器」(または使いやすい兵器)で、事実使われているからだ。
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2021/07/05 岡崎研究所
トランプ政権下でぎくしゃくした米欧関係だったが、6月の首脳会談を経て関係再構築に成功したようだ。報復関税措置の停止や、「貿易・技術評議会」の設立など、「棘」は抜けつつある。
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2021/07/02 岡崎研究所
英国のコーンウォールで行われたG7サミットの最も基本的なメッセージは「西側は帰ってきた」ということであろう。首脳声明では中国の人権問題や台湾海峡などに触れた。またワクチン供与など途上国への政策にも言及し、西側の帰還を世界に強く示した。
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資源ウォーズの真実 砂、土、水を飲み込む世界
2021/07/01 友森敏雄レアアースショックから10年。中国に依存しないサプライチェーンの構築をしてきた日本の取り組みと、ここにきて自主開発を強める米国の最新動向を解説する。
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2021/07/01 加茂具樹
中国の外交姿勢は強硬一辺倒と思われがちだが、実際はそうではない。政治の不安定感を意識する習体制の今に目を向けるときだ。
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