「国際」の最新記事一覧
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2021/06/14 岡崎研究所
トルコの野心が顕著になる一方、トルコの軍事力を中心とする力は伸長し、野心に見合う水準に接近しつつある。トルコは、NATOに懐疑的で、西側のルールでプレーすることの価値を疑い、むしろ双方の陣営に足掛かりを有する戦略的自立性を追及している。
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2021/06/11 土方細秩子
現在12歳以上の国民全てにワクチン接種を行っている米国だが、CDCが気になるデータを発表した。16−24歳の層で、2回目のワクチン接種後に心臓に炎症を起こすケースが想定していたよりも高い、という。この現象はファイザー、モデルナ双方に共通し…
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2021/06/11 田村明子
2021年6月1日は、ニューヨーク市で1年数か月ぶりに新型コロナウィルスによる死者がゼロという日になった。ニューヨークで新型コロナワクチンの接種が始まってから、およそ半年。6月初頭現在ニューヨーク市の成人の57%が、2度のワクチンの接種を…
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2021/06/11 森川聡一
アメリカの疾病対策センター(CDC)は自己保身を最優先する頭の固い専門家の集まりで何もしない。アメリカ国民の命を守るという本来の使命よりも、感染症の正確なデータを収集し学術誌に論文を発表することに熱心だ。何の権限も持たない在野の医者や研究…
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2021/06/11 岡崎研究所
5月21日の米韓首脳会談は無難に終わった。文在寅大統領の任期が残り一年ということもあり、バイデン政権は不必要な軋轢を生むことを避け、米韓同盟の再確認に留めた。一方、ワクチン確保やクワッド参加など韓国の求める点についても、成果はなかった。
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2021/06/10 海野素央
今回のテーマは、「『人権』対『賠償金』トランプの新たな選挙戦略」です。ドナルド・トランプ前大統領が6月5日(現地時間)、南部ノースカロライナ州の共和党大会で演説を行いました。同州は20年米大統領選挙で激戦6州の1つでした。24年大統領選挙…
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米国のアジア系詩人、キャシー・パク・ホンが放った矢、「マイナー・フィーリングズ」(下)
2021/06/10 藤原章生レイシズムの一つの特徴に、子供が大人のように、逆に大人が子供のように扱うことがある。自分の親が子供のように低く見られるのは、ひどく恥かしいことだ。私の両親が白人にへりくだり、白人にバカにされたことは数え切れない。あまりにも当たり前のことだ…
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ワクチン確保難航の裏に中国の影
2021/06/10 井上雄介新型コロナウイルスの封じ込めで世界有数の「優等生」だった台湾で、5月からコロナの感染が急拡大している。台湾のワクチン接種率は日本よりも低い。ワクチン確保が難航する理由のひとつは、中国の存在だ。
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2021/06/10 岡崎研究所
欧州議会は、5月20日、EU・中国間の包括投資協定(CAI)の批准のための審議を凍結することを、圧倒的多数で決めた。ウイグルや香港などでの人権問題が深刻化する中で、経済的利益よりも政治的に筋を通すことを優先させた形だ。
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2021/06/09 岡崎研究所
カダフィの独裁の後の10年の混乱を経て、ようやくリビアに単一の暫定政府が成立した。ただ懸念も多く、特にリビアに駐留するトルコ軍の趨勢だ。
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2021/06/08 岡崎研究所
5月19日、バイデン政権は、ノルド・ストリーム2(ロシアとドイツを結ぶ天然ガス・パイプライン)の事業会社に対する制裁を見送ると決定した。制裁により建設を止めることはもはや不可能で、これからは地政学的影響を考慮せねばならない。
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2021/06/07 斎藤 彰
アメリカでワクチン接種が急ピッチで進み、リモートワークを余儀なくされてきた一般企業の職務形態も正常に向かいつつある中で、元の職場復帰を懸念する勤務者が依然として全体の3分の2にも達していることがわかった。このため会社側も、出勤と自宅勤務を…
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中国を変える〝中国人〟
2021/06/07 及川淳子改革派の共産党幹部から市井に生きる人々に寄り添い、近現代中国史の著述を続ける人がいる。厳しい規制の中でも歴史家としての矜持が彼を動かす。
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2021/06/07 岡崎研究所
南米チリで、1990年まで続いたピノチェト軍事政権下で制定された憲法の改正が現実味を帯びつつある。ビジネスに適した国という現在の評判を損なわずに、ジェンダー平等や先住民族の権利など課題を解決できるか、チリは岐路にある。
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2021/06/06 海野素央
ジョー・バイデン米大統領はなぜこのタイミングでロシアのウラジミール・プーチン大統領と首脳会談をする必要があるのでしょうか。どうしてプーチン氏はハッカー集団による米国へのサイバー攻撃を止めないのでしょうか。また、バイデン氏はプーチン氏をどの…
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2021/06/05 佐々木伸
イスラエルで6月2日、野党8党がバネット政権の樹立で合意した。通算15年も首相の座にあった「ネタニヤフ時代」の終焉が濃厚になった。新政権は議会(120議席)の承認を得て正式に発足する。だが、新政権の帰すうはなお揺れ動く右派の1議員にかかる…
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将来世代のことも考えなければならない
2021/06/04 田中秀明少子高齢化が急速に進む日本において、われわれの社会保障制度を維持していかなければならない。しかし、新型コロナ対策では大盤振る舞いが続き、財政基盤は揺らいでいる。早急に新たな制度が必要だ。
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米国のアジア系詩人、キャシー・パク・ホンが放った矢、「マイナー・フィーリングズ」(中)
2021/06/04 藤原章生アジア系は「良い子」。1965年以降、急激に増えた新移民として模範的な立場を求められ、自分たち自身、勤勉さをひけらかすようにしてきたアジア系アメリカ人たち。そんな振る舞いをしてきたのは、自分たちの中に「白人の目」が植えつけられてきたせいだ…
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2021/06/04 岡崎研究所
ウイグルや香港などでの人権問題により、中国で活動する西側企業は、中国市場の条件に適応する必要を痛感するが、価値に基づく西側の一定の基準を逸脱したくはないという難しい状況に直面している。
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2021/06/03 澤田克己
歴代保守政権の流れをくむ韓国の最大野党「国民の力」で異変が起きている。党首に当たる代表を選ぶ選挙で、国会はおろか地方での議員経験すらない36歳が世論調査の支持率トップを走っているのだ。代表となれば、今後の政局に大きな影響を与えそうだ。
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