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2023/02/10 唐木英明世界的に有名な自然科学週刊誌である「サイエンス」が信じられない記事を掲載した。あまりに偏った内容で、世界の読者に大きな誤解を与えるものだ。背後には南太平洋地域の歴史問題が潜んでいる。
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2023/02/07 唐木英明福島第一原発処理水の海洋放出が実施見通しだが、風評被害を懸念した全漁連と福島県漁連が反対している。風評被害は根拠がないうわさが起こす被害で、処理水の安全性は科学的に証明されている。消費者がうわさに惑わされないためにどうしたらいいのか。
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脚本・バカリズムが仕掛けるコメディ要素も
2023/02/05 田部康喜「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ、日曜よる10時30分)は、安藤サクラが、死んでは過去の自分と同じ父母のもとに生まれる輪廻(りんね)の物語である。主人公の近藤麻美(あーちん、安藤)は、生まれ変わっても過去の記憶が残っている。
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バリ島で島流し④
2023/02/05 高野凌バンドン会議から70年近く経て現在の世界はそのような崇高な理念とはかけ離れた状況にある。筆者自身“非同盟中立外交”など過去の遺物と思っていた。ところが今回バリ島を訪問して非同盟中立外交をインドネシアが現在も実践していることをインドネシア人…
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2023/01/30 唐木英明東京電力福島第1原発の汚染処理水について、政府の海洋放出決定に対し、日本の規制は海外より緩いなど、規制値の大小について議論が続いている。だが、社会にはさまざまな規制があり、個別規制値だけを議論することは筋違いである。
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2023/01/30 佐々木周作本連載ではこれまで、地方自治体や民間企業におけるナッジの実践事例を取り上げてきました。今回は一転して、3人の現役高校生が授業「課題研究」の中で取り組んだ、ナッジの実践事例を紹介します。
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バリ島で島流し③
2023/01/29 高野凌世界各地のデジタル・ノマドを惹きつけているバリ島であるが、インドネシア政府はさらに長期滞在を希望する海外からのデジタル・ノマドを呼び込むべく『デジタル・ノマド・ビザ』の創設を2022年7月に発表した。23年春に導入する予定というが、未だに…
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2023/01/24 葛西龍樹アルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ」を米国食品医薬品局が迅速承認し、日本でも厚生労働省所管の医薬品医療機器総合機構に承認申請がされ、社会的に注目されている。この新薬の効果と安全性、治療への期待や懸念はどのようなものなのか。
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バリ島で島流し②
2023/01/22 高野凌筆者が逗留していたゲストハウスにインドネシア政府の若手高級官僚S氏が宿泊していた。なんとS氏はインドネシア財政当局の対外政策企画を担当する超エリート官僚であった。ジャカルタ~バンドン高速鉄道プロジェクトについて上述のような日本のメディアの…
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井上真央・佐藤健コンビ〝新たな〟ドラマの結末は
2023/01/20 田部康喜「百万回言えばよかった」(TBS・金曜よる10時)は、井上真央と佐藤健による純愛のなかにサスペンスがひそむ、今期ドラマの傑作の予感がする。
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『板垣退助 自由民権指導者の実像』中元崇智著
2023/01/18 筒井清忠板垣退助の名は著名だが、その生涯についてはほとんど知られていない。一身にして五生を生きたといわれるが、江戸後期から大正半ばまでの非常に激しい変転の中を生きており、全体像をとらえることは難しいのである。それだけに本書の価値は非常に高い。
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バリ島で島流し①
2023/01/15 高野凌最初にその男性を見かけた時はスキンヘッドに髭面、鼻と唇にピアスという風貌と、ひと昔前のヒッピー風の服装から年齢国籍不詳だった。翌日話してみると日本人でありAと名乗った。日本語がたどたどしい。豪州の片田舎に住んでおり、1年以上日本人にあって…
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2022/12/31 田部康喜NHKスペシャル「エリザベス女王~光と影 元側近が語る外交秘話~」は、英国の元首に禁じられている政治的な言動、行動のギリギリのところで平和のために言葉を放った、女王の秘話を綴ったドキュメンタリーである。
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『続ロシアン・コミュニティー潜入記(後編)』
2022/12/30 高野凌バリ島に2カ月滞在して8カ所に宿泊して老若男女のロシア人100人以上から話を聞いたが、不思議なことに誰一人としてプーチンに対するあからさまな批判を口にすることはなかった。
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『続ロシアン・コミュニティー潜入記(中編)』
2022/12/29 高野凌バリ島の南端は断崖絶壁直下に真っ白な砂浜が広がるパライソだ。インド洋を望む美しい砂浜の大半はプライベート・ビーチ。不動産屋情報ではバリ島の南に位置するウンガサン、ウルワツ地区は富裕層が多く住むアナザー・ワールドであるという。
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2022/12/27 佐々木周作警察庁の関東管区警察局静岡県情報通信部では、宿直明けに提出する当直メモのうち、当直者の名前を記入する欄の右隣に、休暇取得を「□ する」ではなく「□ しない」という欄を設定するという「デフォルト・ナッジ」を活用して、宿直明けの休暇取得数を増…
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2022/12/26 唐木英明日本では遺伝子組換え作物(GM)の栽培が法律的には可能だが、反対運動により全く栽培していない。一方で、多量のGMを輸入している。一見不合理なことをしているように見えるが、実はそうとも言えないのだ。GMをめぐる世界の複雑な事情を考えてみたい。
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『続ロシアン・コミュニティー潜入記(前編)』
2022/12/25 高野凌筆者はバリ島に10月17日~12月15日の2カ月間滞在した。12月1日までに見聞した亡命ロシア人については「ロシアン・コミュニティー潜入記(前半、後半)」の2回にわたり現地報告した。その後2週間でさらにロシアン・コミュニティーの実態が浮か…
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2022/12/24 葛西龍樹心血管疾患を予防することは、家庭医にとって重要な仕事の一つだ。そこで血液をサラサラにする薬「アスピリン」有益なのだが、リスクを引き起こす部分もある両刃の剣だという「アスピリンのジレンマ」が伴う。
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『暗殺の幕末維新史-桜田門外の変から大久保利通暗殺まで』一坂太郎著
2022/12/18 筒井清忠近現代史への関心は高く書物も多いが、首を傾げるものも少なくない。相当ひどいものが横行していると言っても過言ではない有様である。この連載はこうした状況を打破するために始められる、近現代史の正確な理解を目指す読者のためのコラムである。
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