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『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第11回
2025/03/30 高野凌11月2日。マイソールのメインストリートはヒンズー教最大のお祭り“ディワリ”で賑わっていた。お祭りセールを目当てに近隣の農村部からも買い物客がマイソールに来る。特に金銀ダイヤを扱う宝飾店はサリーで着飾った婦人たちで溢れている。
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『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第9回
2025/03/16 高野凌インド人口の80%超を占めるヒンズー教はマヌ法典で飲酒を五大罪と規定し、ヒンズーから派生したシーク教、ジャイナ教、仏教も同様である。ヒンズー教に次いで信徒が多いイスラム教では禁酒は言わずもがなである。筆者は合計4回、累計10カ月のインド体…
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2025/03/14 田部康喜
NHKスペシャル『約束はどこへ 原発事故14年 さまよう除染土』(3月11日)は、東日本大震災から14年を迎えて、福島第1原子力発電所(1F)のメルトダウンによる除染土の問題を追ったドキュメンタリーの力作である。
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『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第8回
2025/03/09 高野凌インドを旅していると町角の電柱などに貼られた死亡広告をしばしば目にする。男性だと50代後半や60代が少なくないことに驚く。2022年の世銀報告ではインド人平均寿命は68歳。アレッピーの食堂で奥に旦那の遺影が飾ってあったので女将に聞くと数年…
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2025/03/02 葛西龍樹
敏性腸症候群は、腹痛と便通の変化を特徴とする胃腸障害である。膨大な研究にもかかわらず、まだ原因は特定されていない。今回は家庭医のチャレンジについて語ってみたい。
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2025/03/02 田部康喜
脚本家に出演を要請されたとき、喜んで応じるのは天才・宮藤官九郎とバカリズムではないだろうか。バカリズム脚本の『ホットスポット』は、主演の市川実日子を中心に女優陣の会話が絡み合いながら小さな事件が折り重なりコミカルなドラマが進行している。
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『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第7回
2025/03/02 高野凌賑やかな商店街を歩いていたら、3人の女装したゲイ・ボーイが一軒一軒順番に店に入って施しを要求しているのに出くわした。無下に追い返す店もあったが、半分くらいの店ではなにがしかの小銭を渡していた。3人のうちの1人が話しかけてきたので聞いてみた…
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2025/02/23 田部康喜
TBS日曜劇場『御上先生』(21時から)は、サスペンスドラマの背景に現代の教育批判がある。過去の学園モノの名作と比べるとき、学園ドラマの「金字塔」として振り返えられる作品となるのではないだろうか。
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『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第6回
2025/02/23 高野凌今回の南インド旅でも選挙で過半数割れとなったBJPを率いるモディ首相を根強く支持する声を数多く聞いた。やはりヒンズー・ファーストには根強い岩盤支持層があるようだ。
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『季節外れの南インド、迷走彷徨の果てに』第3回
2025/02/02 高野凌今回の南インド旅はイスラエルがガザに侵攻して1年数カ月が経過した時期であったのでイスラエル人が何を考えているか、より本音に近い切実な声を聞くことができたように思う。
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2025/01/29 田部康喜
フジテレビの経営層退任にまで至った「中居問題」により、フジテレビの凋落の可能性が指摘されている。しかし、フジテレビはすでに、幾度も凋落の経験者なのである。その歴史と理由を見ていくと、日本メディアの今後の課題にもつながる。
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2025/01/29 唐木英明
日米欧で使われている着色料赤色3号を米国食品医薬品局が突然使用禁止にした。日本が許可しているのはおかしいなどの議論も始まっている。しかしFDAが禁止した理由は安全性ではない。裏側には、食品安全の規制をめぐる不可解な動きが見えてくる。
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2025/01/26 葛西龍樹
インフルエンザが流行している。これに対し厚生労働大臣が医療機関や薬局へ過剰な抗インフルエンザ薬の発注を控えるよう求めた。日本でインフルエンザが懸念されれば、迅速検査をして、陽性なら抗ウイルス薬が処方されるだろうが、それは適切なのか。
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やはりインドは鬼門、7Kのインド『汚い、臭い、キツイ、辛い、恐い、喧噪、混乱』第1回(後編)
2025/01/25 高野凌日本ではカレーブームでインド料理が人気というが筆者が過去4回、合計10カ月ほどインド各地をバックパッカー旅行した結論は「インド庶民がフツウにゆく食堂のインド料理は日本人観光客にはとても食べられないシロモノ」。調理が不衛生、使い古した油まみ…
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2025/01/24 田部康喜
“昭和100年”にあたる今年から、直前の大正12(1923)年までをさかのぼるならば、映画とテレビの映像の世紀に重なる。能登半島地震でも、テレビの映像は予想される首都直下型や東南海地震などの災害対策に新たな知見をもたらしている。
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2025/01/23 唐木英明
「発がん性が指摘される化学物質PFASが全国各地で検出されている」などの報道が続き、不安が広がっている。安全を確認するのは科学であり、安心と不安を作り出すのは情報である。PFASについては科学と情報の乖離が大きいと指摘してきたが、現状はど…
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『やはりインドは鬼門、7Kのインド 汚い、臭い、キツイ、辛い、恐い、喧噪、混乱』第1回(前編)
2025/01/19 高野凌インドで最も違和感を覚えるのが公共の場所でのゴミのポイ捨て行為だ。ボンベイ湾の観光船の船着き場は小さな入り江にあった。ペットボトルとレジ袋のようなプラゴミが入江一杯にぎっしりと溜まっていた。
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