-
2024/08/15 田部康喜
東日本大震災が巨大地震と津波、そして福島第1原発のメルトダウンをもたらしてから12年の年月が流れた。全国放送が追悼と回顧、希望と悔恨を描くなかで、西日本のNHKの地方局が、「南海トラフ地震」に備えて、東日本大震災から学ぶ特別番組を放送した。
-
2024/08/12 田部康喜
「海のはじまり」は、中途難聴者役に目黒蓮を配した大ヒットドラマ「silent」と、都会の孤独な若者が偶然触れあうようになる傑作「いちばんすきな花」をてがけた脚本家の生方美久の3部作目ともいえる作品である。
-
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第7回
2024/08/11 高野凌アジア各国の華僑社会に詳しい知人のI氏によると華僑はその土地で中華街を形成する。そして華僑会館(出身地別会館もある)、中華学校、中華新聞、中華商工会議所、中国人共同墓地などを設ける。筆者の見聞ではボルネオ島のコタキナバルの中華街が典型的だ…
-
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第6回
2024/08/04 高野凌フィリピンは人口1億2000万人弱。人口の93%がキリスト教で大半がカトリックである。イスラム教は5%に過ぎず、しかも大半はフィリピン南部のミンダナオ島以南に居住している。従ってフツウのフィリピン人にとりイスラム過激派はまったくの嫌われ者…
-
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第5回
2024/07/28 高野凌ネグロス島の学園リゾート都市ドゥマゲッティのホステルで中国女子チャン・チーリン(仮名・26歳)と同室となった。チーリンは隣のベッドに寝起きしていた。フィリピンは乾季で猛暑、40度越えも珍しくない。古希ジジイは外出が億劫になりエアコンの効い…
-
2024/07/27 葛西龍樹
「“職業ドライバー”約1割が緑内障などと診断」との報道が出たが、それは何を意味するのか。運転手の視野に異常が出てしまえば危険とのイメージもあるが、そう簡単ではない。緑内障の診断や対応の難しさを解説してみたい。
-
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第4回
2024/07/21 高野凌YS氏とメール交信するなかでYS氏のご尊父(YM氏)がフィリピンのネグロス島に従軍していたことが判明した。旅の途中ネグロス島で故YM氏の戦跡をYM氏が残した手記に基づいて辿ってみることにした。
-
2024/07/21 田部康喜
「新宿野戦病院」は、クドカンこと宮藤官九郎の代表作となる傑作コメディである。新宿・歌舞伎町にある経営が傾きかけた病院を舞台にして、「トー横」と呼ばれる、若者たちがたむろする現代の夜の街を俯瞰しかつ地べたをはうようにして現実を描いていく。
-
『日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)』第3回
2024/07/14 高野凌遺骨収集団は原則として遺骨のみを日本に持ち帰る。従って戦場に放置され散乱した銃器、刀剣、鉄兜、飯盒、水筒などが収拾されると、そのまま現地に残される。
-
2024/07/07 田部康喜
NHK BSプレミアムドラマ「エンジェルフライト」は、海外で亡くなった邦人を故国に、日本で亡くなった外国人を祖国に送還する「国際霊柩送還士」という仕事を通じて浮かび上がる「死」と「生」が交錯するドラマの傑作である。
-
日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編)第2回
2024/07/07 高野凌なんと夫妻と息子で知事・下院議員・市長を独占しているのだ。ちなみに団扇は2022年の選挙で夫婦の選挙陣営から配られたというが、日本なら完全に選挙違反であろう。
-
日本の対極にある国、フィリピン島巡り(続編))第1回
2024/06/30 高野凌2022年7月マニラで両替したときは1ペソ=2.50。当時は1ドル=140円。今回の2024年3月~5月の平均では1ペソ=2.80円。ちなみに対ドルレートは1ドル=156円前後。つまり1年8カ月の間にペソも対ドルで下落したが、日本円の対ド…
-
2024/06/28 葛西龍樹
「がん検診によって命が救われた」と、メディアなどでしばしばサクセスストーリーが取り上げられるが、乳がんにおいては、そうとばかりは言えない。そこには、乳がんが他のがんとは異なる部分があるための難しさがあり、悩ましい。
-
2024/06/25 田部康喜
政府が「新たなクールジャパン戦略」を発表した。冒頭で「再起動」をうたっているが、かつての失敗を繰り返さないために何が必要か。世界がニッポンを発見してきた、日本のコンテンツ産業を発展させてきたのは、「民」であることを忘れてはならない。
-
2024/06/05 田部康喜
ドラマ「ブルーモーメント」は災害を気象学から救う異色のドラマ。主演の山下智久はじめ夏帆、出口夏希らが個性を生かし解決する姿は、俳優陣にとっても演技能力の画期となり得る作品となっている。
-
-
2024/05/26 葛西龍樹
「高齢者の7人に1人が認知症になる」との報道があった。認知症への介護の体制強化が指摘されるが、もっと焦点があてられるべきは「予防」である。実は小児期・青年期での教育機会や、成人期での生活習慣が高齢になっての認知症発症予防につながる。
-
2024/05/24 田部康喜
ドラマ「Destiny」は、石原さとみが検事役で、実家に放火した容疑者でかつての恋人への取り調べに当たって、真実を追究するラブ・サスペンスである。なにより、石原さとみが内面の感情の懊悩を深い演技力で魅せる。俳優イメージの転換を図ろうとして…
-
2024/05/11 田部康喜
NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」が好調なスタートを切っている。伊藤沙莉がヒロインを演じている、モデルは日本初の女性判事であり、男女平等社会や少年犯罪に対する政府の政策にもかかわった三淵嘉子である。
-
2024/05/09 青木照夫
魂の入らない学問は身につかない、と『葉隠』は言う。読書を、乱読ではなく知識獲得のための有効なものにするポイントは“腹”を使うことである。
|
|