世界潮流を読む 岡崎研究所論評集
世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察するコラム。
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2024/06/24 岡崎研究所4月のバイデン政権の610億ドルの軍事支援パケージがウクライナ戦争へ影響を与えている。クリミアでウクライナはロシアを負かしており、ロシアにとっての戦略的資産から戦略的重荷になってきている。
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2024/06/21 岡崎研究所米国のキャサリン・タイ通商代表が、貿易の役割としてデータ保護から労働者の権利に至るまで経済機会を民主化する必要があると指摘した。しかし、この手法はバイデン大統領が実施した関税ではなく、米国単独で行うことではない。
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2024/06/20 岡崎研究所メキシコ大統領・議会選挙でオブラドール大統領の後継者となるシェインバウムと与党連合が圧勝した。歴史上初のメキシコ女性大統領が誕生するが、財政難や治安問題、対米関係、前任者の路線の維持と外国投資への影響など課題も大きい。
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2024/06/19 岡崎研究所西側諸国による対ウクライナ支援は、供与されるすべての兵器システムが基本的にロシア領内の攻撃には使用しないことが条件づけられるというブレーキをかけられていた。戦争を必要以上に長びかせ破壊的な制約は解除されたが、3つの懸念がある。
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2024/06/18 岡崎研究所日中韓首脳会談が約5年振りに実現した。開催に積極的でなかった中国が応じたのは、日韓関係の改善、日米韓関係の緊密化によるところが大きいとみられる。中国と渡り合うためには、自らの立場を強くすることが一番大事だと言うことを如実に示している。
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2024/06/17 岡崎研究所インド総選挙の結果は、BJP大勝という事前予測とは大きく異なる結果となった。60議席以上を減らして単独過半数を失い与党連合では何とか過半数を維持し、野党連合に倍増を許した。そこには、経済成長を続けるものの抱える「格差」の問題がある。
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2024/06/14 岡崎研究所EUは西バルカンなどへの拡大を目指しているが、セルビアやジョージアといった地域の指導者にはEU加盟どころか、反対方向を指向する者がある。そこには、ロシアと中国による干渉、EU加盟に疑念を抱く執拗な勢力の存在はじめ複雑な事情が絡む。
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2024/06/13 岡崎研究所今、中露関係は地政学上、相互利益上も強固であり、両国の間に緊張はあるが当面表面には出て来ない。キッシンジャーが死の直前、「弱体化したロシアが事実上中国の衛星国になり、中国の勢力圏がポーランド近くまで拡大する」と懸念。止める術はあるのか。
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2024/06/12 岡崎研究所人口動態を見てみると、米国も中国もロシアも出生率は低下しているものの、移民を引き付ける米国には強みがあると言える。ただ、そこから現実の国際関係に引きつけて議論する際には、いくつか留意すべき点がある。
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2024/06/11 岡崎研究所ウクライナ戦争を闘う中で、ニジェールで起きたクーデターとそれによる米軍とフランス軍の撤退は、ワグネルの浸透を許し、ロシアによる継戦を助けてしまっている。ここには、ニジェールへの制裁ではない新たな対応が必要となっている。
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2024/06/10 岡崎研究所頼清徳総統の就任演説は、対中政策について「現状維持」を明言した一方、台湾を守る強い意思を感じさせた。立法院では、第1党を野党に奪われる16年ぶりの「ねじれ」現象が起きている。すでに乱闘騒ぎもあり、中国はこの状況を利用する可能性もある。
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2024/06/07 岡崎研究所台湾の頼清徳総統の就任式前後に、ウクライナと台湾に関する重要行事が目白押しだった。ロシアと中国の関係も変化しており、台湾の運命は、ウクライナと同様に、世界の平和と自由を守るために、民主主義国家が失敗してはならない。
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2024/06/06 岡崎研究所ロシアのプーチン大統領は軍部に対して、戦術核兵器使用の即応性を試すよう指示した。ウクライナへもっと支援できるとの示唆を含めた西側関係者の最近の発言への対応。ロシアが西側諸国の関与を真剣に阻止しようとしているとみられる。
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2024/06/05 岡崎研究所マクロン大統領が演説で、欧州は消滅の危機にあるとの認識を示し、事態打開のため種々の具体的施策を提唱した。実現可能性として否定的な反応もみられるが、EU強化という方向性は正しいものであり、議論を進めなければならない部分もある。
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2024/06/04 岡崎研究所バイデンは中国からの輸入品に対する関税を大幅に引き上げると発表した。中国に不公正な慣行を止めさせるのではなく、米国が保護主義になることによって対応している。保護主義に変わったところで、米国に得なことはなく、貿易政策としてはおかしい。
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2024/06/03 岡崎研究所ロシア軍はハリキウ州で予想されていなかった越境攻撃に出て、ほんの2、3日でほぼ5マイル侵攻し、相当数の村を奪取した。何故、ロシアは突如成功を手にしつつあるのか? それは、ロシアの軍事的な力量およびウクライナと米国の失策の組み合わせにある。
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2024/05/31 岡崎研究所ソロモン諸島の総選挙では、親中のソガバレ首相率いる与党が過半数を割り、マネレ外相が新首相に選出された。新政権が求める全方位外交へ今が変化の機会であることは間違いなく、日米豪等は協力、支援の姿勢を示すべきだろう。
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2024/05/30 岡崎研究所米国とサウジアラビアの安全保障条約の締結が間近という観測が出回っている。元々、サウジ・イスラエル間の国交正常化とのパッケージだったが、ガザの衝突に頓挫。それでも動き出した米国の事情もあるが、その壁も多い。
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2024/05/29 岡崎研究所退任間際のアキリーノ米インド太平洋軍司令官が南シナ海で徐々に圧力を強める中国の戦略を「茹でガエル」戦術だと述べた。対策には、各同盟諸国の戦力強化が必要であり、能力を提供し合う方策の構築が急務で、日本は能力強化を早急に進めるべきだという。
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2024/05/28 岡崎研究所メキシコにおける中国企業の進出が米国とメキシコ間の重大な問題となる可能性が出ている。新たに選ばれる両国の大統領の対応次第では、両国が衝突する可能性すら排除できない。米国はメキシコへの中国投資の規制も必要となりそうだ。
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