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2024/08/01 桒原響子
選挙イヤーで注目の「偽情報」。近年はAIを使ったディープフェイクも精度を高めている。日本の偽情報対策の課題は何なのか、そしてどう向き合うべきなのか。
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2023/05/19 桒原響子
カナダ政府が議員を威嚇しようとする中国の企てに関与したとして、在トロント中国総領事館の外交官を国外追放し、中国政府も直ちに対抗措置を取った。カナダでは、中国による内政干渉の脅威への議論が加熱し、政府も重い決定に踏み切った形である。
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2023/02/25 小泉 悠,桒原響子,小宮山功一朗
ウクライナ戦争勃発より1年が経過した。それまでロシアが繰り広げてきた情報戦は世界から一目置かれていたが、この戦争では一転してうまくいっていないという評価が下されている。情報戦の本質とは何か。
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2023/01/18 桒原響子
世界は、ロシアのウクライナへの侵攻をはじめ情報戦、ハイブリッド戦の脅威に直面している。日本も『国家安全保障戦略』において、対応能力強化の姿勢を示すが、誤った方向に進むと逆効果となることもある。日本がいかにして偽情報対策を進めるべきか。
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2022/12/09 桒原響子
カナダが長らく存在しなかった「インド太平洋戦略」を発表し、中国の国際秩序への挑戦を公然と拒否しこれに対抗するという外交・安全保障政策に大きな舵を切った。カナダから日本に向けたメッセージでもあり、日本外交にとって大きなチャンスだ。
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2022/04/05 桒原響子
国際世論の「心を勝ち取る」。いま、世界でこの能力に最も長けているのは、ウクライナのゼレンスキー大統領である。ロシアのウクライナ侵略を受け、世界の世論を味方につけるため極めて効果的なパブリック・ディプロマシーを展開している。
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2022/03/03 桒原響子
ロシアは、今回のウクライナへの侵攻に際してもサイバー攻撃や情報戦などを組み合わせたハイブリッド戦で臨み、ディスインフォメーションを流すなどしてきているが、プーチン大統領の大きな誤算と失敗が垣間見えてきている。その背景を詳しく見ていこう。
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2022/02/16 桒原響子
台湾有事への備えは政治や国家の役割だと思われがちだが、狙われる対象は「世論」であり国民個人のレベルに及ぶ。国が前面に立った対策強化が急務だ。
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激化する宣伝・情報戦 日本は〝アジアの砦〟を自覚せよ
2021/12/08 桒原響子SNSなどで流布される「偽情報」の魔の手が、民主主義に忍び寄っている。日本も他人事として捉えてはいけないレベルにあると認識すべきだ。
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2021/11/30 桒原響子
SNSなどのコミュニケーション手段の社会的浸透により、これら手段を用いて流布される「偽情報(ディスインフォメーション)」が民主主義の脅威となっている。それは、偽情報が国民一人ひとりの生活や生命を脅かす危険を孕んでいるに他ならない。
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米国のPDを牽引してきた自国メディアに憤慨
2020/07/29 桒原響子中国が「戦狼外交」を展開するなか、トランプ大統領がまたも世界における米国の信頼度を損ないかねない行動を。海外向け放送局「VOA」を「中国のプロパガンダのために税金を使っている」と攻撃、自身が推す保守派論客を統括局のトップに据えたのだ。
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2020/06/16 桒原響子
新型コロナウイルスの発生源をめぐり米中が猛烈な批判合戦を繰り広げられるなか、米国の不合理さを揶揄するかのような内容の動画を新華社が全世界に発信したのだ。同動画の再生回数は、公開から1カ月足らずで200万回を超えた。
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2020/05/13 桒原響子
世界中で中国が新型コロナウイルスの初期対応を誤ったことに対する批判が高まっている。中国の新型コロナウイルス感染症への対応をめぐり、初期対応が後手に回ったこと、および情報開示が十分でなかったことなどから、各国において中国に対するイメージが悪…
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2019/08/09 桒原響子
昨今、ロシアによるサイバー攻撃や世論工作が、欧米を中心に話題となっている。ロシアは、中国と並びシャープパワーを行使する国として、米国からの非難の対象とされている国の一つだ。
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2019/06/11 桒原響子
韓国政府や市民団体の主張が、国際社会において大きな影響力を持つ理由は、その「イメージ戦略」を実現する方法にあると考えられる。韓国のイメージ戦略には、ルールがあるのだ。
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2019/05/17 桒原響子
繰り返される韓国による「反日宣伝」。日本で広がる「反韓」や「嫌韓」ムード。こうした状況下、日韓は各々国際社会の目にどう映っているのだろうか。そして、日本は韓国にどう対応していくべきなのだろうか。
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「チャイナ・ウォッチ」をただの「広告」と思うことなかれ(後編)
2019/04/24 桒原響子「チャイナ・ウォッチ」は主に米国を中心として世界的に展開されている「広告」だ。何も知らず、「チャイナ・ウォッチ」を読んだ米国民は、どのような影響を受けるだろうか?「予測不能」ともいわれるトランプ政権下の米国に、中国が世論工作を仕掛け続ける…
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「チャイナ・ウォッチ」をただの「広告」と思うことなかれ(前編)
2019/04/23 桒原響子「チャイナ・ウォッチ」は、ワシントン・ポストやウォール・ストリート・ジャーナル等、米国を中心に、世界中の有力新聞の中で、目にする機会が増えたと感じるようになった。そこで取り上げられている内容は政治・経済・社会・文化といった時事ネタが中心で…
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批判され始めた中国のパブリック・ディプロマシー(後編)
2018/11/02 桒原響子トランプ大統領のように「中国のPDはスパイ活動だ」と豪語し、中国の働きかけをFBIの捜査対象とするなどといった対抗策を取ることは、どの国にとっても容易いことではない。とりわけ、中国と経済関係の深い途上国は、自国の発展・成長のために中国から…
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批判され始めた中国のパブリック・ディプロマシー(前編)
2018/11/01 桒原響子「シャープパワー」という言葉がちょっとした流行語になっている。権威主義国家が、強制や情報の歪曲等の強引な手段を用いて、未熟で脆弱な民主主義国家に自国の方針を飲ませようとしたり、世論を操作したりするものだ。この言葉が流行った背景には、米国等…
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