「ロシア」の最新記事一覧
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2024/07/19 西村六善
数日で終わるはずだったウクライナ侵略戦争は2年半続いている。そしてロシアは苦戦しているとみられる。ロシアの国営テレビを見ていると、そうしたプーチン政権の〝焦り〟のようなものが見えてくる。
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2024/07/11 佐藤俊介
プーチン政権がイスラム過激派による大規模テロの脅威を封じ込められていない。モスクワ郊外コンサートホール襲撃、南部ダゲスタン共和国の宗教施設襲撃のほか、未遂事件も繰り返し発生しているもようで、国内の治安維持が手薄になっているようだ。
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【連載第4回】『空爆と制裁』第3章「変貌するロシア経済」本文公開
2024/07/10 黒川信雄ウクライナ侵攻を経て、日露間の経済・文化面などでの交流はほぼ断絶した。だが、安倍政権が推し進めた「8項目の経済協力プラン」に代表されるように、特に経済面では歪な「片想い」が目立つ内容だった。果たして今後の日露関係はどこへ向かうのか。
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【連載第3回】『空爆と制裁』第3章「変貌するロシア経済」本文公開
2024/07/08 黒川信雄ウクライナ侵攻を受けた経済制裁で、西側諸国との多くの経済的つながりが断たれたロシア。プーチン大統領は「むしろ良いこと」と強弁するが、ロシアの「輸入代替政策」が機能しなかった例は、エアバッグを搭載できなかったロシア車など、2022年時点でも…
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【連載第2回】『空爆と制裁』第3章「変貌するロシア経済」本文公開
2024/07/05 黒川信雄ウクライナ侵攻によって、西側企業はロシアでの事業継続が困難になり、次々と撤退していった。しかしそうなると問題になったのは、ロシアによる撤退した企業のロシア事業の乗っ取りや、知的財産の無断利用だ。それは日本企業も例外ではなく、モスクワの丸亀…
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【連載第1回】『空爆と制裁』第3章「変貌するロシア経済」本文公開
2024/07/04 黒川信雄2022年5月、記者は戦争当事国となったロシアの首都、モスクワに飛んだ。侵略国家として、西側諸国からの厳しい経済制裁を受けることになったロシア。ではその経済と、人々の暮らしはどのように変わったのか――。そこには、「デフォルト」という言葉に…
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2024/07/01 佐藤俊介
国際刑事裁判所(ICC)は、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、ショイグ前国防相とゲラシモフ参謀総長に対して戦争犯罪などの疑いで逮捕状を出した。ゲラシモフはなぜ、プーチンに参謀総長からウクライナ侵攻の総司令官に据えられたのか。当時を振り返る。
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2024/06/18 佐藤俊介
ロシアのプーチン大統領が、間もなく訪朝に踏み切る。プーチン氏は、国際社会を翻弄する〝カード〟として北朝鮮との接近を利用しているが、2国間は打算ともいえる利害関係だけで、プーチン氏の姿勢には危うさもつきまとう。
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2024/05/29 佐藤俊介
5期目に入ったロシアのプーチン政権がウクライナ侵攻の長期化に備えて戦時経済体制を強化している。国防関連予算は全体の3分の1に達し、ソ連時代末期に匹敵。侵攻の先行きが見えない中、限られた予算の〝活用〟に苦慮する実態が浮かび上がる。
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2024/05/28 西村六善
ロシアのプーチン大統領が中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。プーチン大統領が5期目に入って初めての外国訪問先として注目されているが、この背景には「中国が今や隣国ロシアの将来を気にしている」ことがあると考えられる。
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2024/05/28 服部倫卓
ウクライナの「次の標的」とされているモルドバ。小国とはいえ、東欧の国際秩序の行方を左右する試金石と言える。4月に約1週間ほど実施した現地調査での見聞を交えながら、最新事情を探ってみた。
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2024/05/20 佐々木正明
北京を訪問したロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席が会談。プーチン大統領がロシア外交を進めるにあたり、どのような戦略をとっていくのか、今後も注目は高まる一方だが、意外なデータから友好度を測ってみた。
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2024/05/08 佐藤俊介
ウクライナ侵攻を続けるロシアを経済面から支えてきた中国との貿易関係に異変が起きている。バイデン政権が対ロシア貿易にかかわる中国の銀行へ制裁圧力を高めた影響だ。経済面でロシア寄り国にも広がる。米大統領選に向けて、さらに圧力を高めそうだ。
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2024/04/23 佐藤俊介
モスクワ郊外で起きた大規模テロ事件を契機に高まった中央アジア移民排斥の風潮に、ロシアのプーチン政権が苦慮している。ウクライナ侵攻を受けた徴兵増や、若年層の国外脱出で労働者不足が深刻化する中、移民労働者の減少はロシア経済に打撃となる。
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2024/04/19 服部倫卓
ロシア・ウクライナ戦争には、ドローン戦など「新しい戦争」と、戦場で野戦軍同士がぶつかり合う「古い戦争」の二面性がある。プーチンが仕掛けたのは、戦車非道、戦車邪道と呼ぶべき所業である。ロシアがいつまでもこんな無茶を続けられるものだろうか。
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2024/03/26 西村六善
モスクワ郊外のコンサートホールで銃撃が発生し、200人以上の死者が出た。わずか1週間前にプーチン大統領が国民の87%の支持を得て再選されたばかりの出来事だ。警察治安国家ロシアの信頼が揺らいだと言える。
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2024/03/22 服部倫卓
無謀なウクライナ侵攻を続け、国際的な制裁包囲網を敷かれながら、23年もロシア経済が崩壊することはなかった。悪くない成長率を保つのは戦争という景気対策があり、プーチンは「軍事ケインズ主義」を歩み始めている。2024年のロシア経済はどうなるの…
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2024/03/18 佐々木正明
ロシア大統領選で、プーチン大統領が再選を決めた。反戦派の候補の出馬は許されず、投票前からプーチン氏の圧勝が約束されているのに、政権はあの手この手で有権者にプーチン氏への投票を強制した。いったい何故なのか。
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2024/03/15 黒川信雄
3月15日から17日のロシア大統領選において、プーチン大統領の圧勝は確実だ。ロシア人はなぜプーチンに投票するのか――その背景にあるのが、ロシアを支配するための「恐怖とプロパガンダ、貧困」による統治システムだ。
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2024/03/07 黒川信雄
東部要衝の失陥を許すなど、ロシアの激しい攻撃にさらされているウクライナ。徹底抗戦に対する国民の意思はいまだ固いが、ゼレンスキー大統領に対する信頼は低下の傾向を見せるなど、開戦当初から比べてウクライナ国民の心に揺らぎが生じている。
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