都市vs地方
人口減少・少子高齢化時代の中で、都市と地方の役割は何か、さまざまな話題を新機軸から見ていく。
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2023/10/27 青山 佾
大阪万博について、建設の工期その他をめぐって経済界の一部から批判や疑問が出されるなど不協和音が表面化した。そもそも万博は新たな産業や文化を広く知らしめるもの。経済界から苦言が出る運営でなく、経済界がリードするものに転換すべきだ。
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2023/10/13 吉田浩
この10月1日より、各都道府県で最低賃金の改定が実施される。最も注目するべきは、全国平均で初めて時給1000円を超えたこと。地域差も縮まりつつある。これで生活は改善されるのか、物価高と対応できているのか。
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2023/10/11 佐藤泰裕
関東大震災から100年が経過した。現在の科学技術では、地震を抑えることも予知も不可能と言える。対策として、被害をいかに食い止めるかで、その一つとして、首都機能移転があるが、それは適切なのか。注意した方が良い点について整理したい。
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2023/10/11 青山 佾
冬期オリンピック(五輪)・パラリンピックの招致を進めてきた札幌市が2030年大会を断念し、34年以降を目指すという。しかし4年延ばせばうまくいくという保証はない。基本的に現在までの仕組みによる五輪の時代が終わったことを認識すべきだ。
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2023/10/03 鈴木文彦
銀行が子会社を設立して多角的な事業展開を進める動きがここ数年活発化している。根底には、とりわけ地方で深刻な人口減少問題がある。その成功のカギは、銀行ならではの強みである入出金データを生かしたマーケティング精度向上にある。
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2023/09/14 岡田 豊
大手百貨店の西武池袋本店で、大手百貨店では約60年ぶりのストライキが行われた。労働者が声をあげることへ賛同の声も出ているが、西武百貨店の路線転換は起こるべくして起きたことといえる。変革しなければ、根本的解決にはならない。
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2023/09/01 吉田浩
総務省より2023年度「ふるさと納税に関する現況調査結果」が公表された。22年度の実績は過去最高を記録しているが、本来の政策目標を達成できているのか。要した費用と住民税控除の実績から、制度のコストとベネフィットを評価してみたい。
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2023/08/31 青山 佾
1923年の関東大震災からちょうど100年経って、当時内務大臣兼復興院総裁だった後藤新平の震災復興が成功体験として紹介される例が多い。ただ、これがそのまま現代に通用するわけではない。後藤新平のやり方が現代に通用する点と通用しない点を整理す…
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2023/08/16 青山 佾
自民党女性局のフランス研修に対する批判が炎上している。これに限らず議員の海外研修はたびたび問題になる。なぜなのか。海外視察旅行が成果を挙げるための条件を満たしておらず安易に人に頼る旅行をするからである。条件とは何か。
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2023/08/04 佐藤泰裕
2023年分の路線価が公表され、地方の拠点となる大都市の上昇率が高かった。より細かく見ると、テレワークなどによりオフィス需要が変わり、都心に近い郊外に人が引き寄せられている。このような変化は、今後の大都市圏の盛衰に大きく関わる可能性がある。
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2023/07/27 吉田浩
国税庁が2023年の路線価を公表した。「路線価」とは、国税庁が評価した土地の価格であり、相続税や贈与税の課税の算定において用いられるものである。そこで、相続財産として持つべき土地を検証したい。
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2023/07/11 青山 佾
マイナンバーカードをめぐるトラブルが相次いでいる。政府は総点検を実施しているが、もぐら叩きのような様相を呈している。マイナンバーカードの一時停止という意見もあるが、使用停止は現実的ではなく、本質的な議論が必要だ。
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2023/07/06 鈴木文彦
人手不足が深刻だ。医療従事者や介護職員ら「エッセンシャルワーカー」から、観光事業者や飲食店などのサービス業で見受けられている。しかし、人手不足は昨日今日の話ではない。その経緯を紐解くとともに、原因を探っていきたい。
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2023/07/03 吉田浩
経済産業省は、5月19日に電力大手7社の家庭向け電気の規制料金の値上げを認可し、この6月から料金値上げが実施された。値上げ率は各事業者で異なり、管轄する地方によって値上げの影響が変わってきそうだ。さまざまな側面から検証してみた。
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2023/06/07 佐藤泰裕
コロナ禍で人口移動の変容が取りざたされた。特に、東京からの転出超過が観察された時期には、東京一極集中緩和への期待から、多くのニュースで地方移住がクローズアップされた。こうしたコロナ禍の人口移動への影響は今後も残るのであろうか。
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2023/06/02 青山 佾
台北市街地東部の青田街という一角には、日本家屋をリニューアルしたカフェやレストランがある。実はこれら日本家屋の保存運動は台湾人によって展開されている。日本統治時代の名残とも言える街並みをなぜ、台湾人自らが残そうとしているのか。
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2023/05/12 吉田浩
4月に実施された第20回統一地方選挙では、投票率が下落傾向となったのに加え、無投票となった選挙区が多く見られたことが注目を浴びた。民主主義の基本である選挙が行われないということは喜ばしいことではない。どうすれば候補者が増えるのか。
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2023/05/07 青山 佾
単にAIの学習結果を示すのではないチャットGPTは、著作権との関係で微妙で深刻な問題を生じる。アニメ・漫画をはじめとする文化芸術に至る幅広い分野で著作権を有している日本は、使い方の確立とルール作りを急ぐべきだ。
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2023/04/27 青山 佾
今回の統一地方選挙で定員割れとなった市区町村議会が大幅に増えた。これは由々しき事態である。若者の政治離れとか無関心とか、若者の投票率が低いと嘆く前に、若者が立候補できるようにして政治を身近なものとしたほうがいい。
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2023/04/21 鈴木文彦
統一地方選挙を経て体制一新する地方自治体も少なくないだろう。選挙期間中に掲げた公約が反映されるはずだ。もっとも、耳あたりの良い公約がすべて実現可能というわけではない。施策がバラマキを判断する目線を持っておくべきだろう。
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