WEDGE REPORT
時間軸の長い視点で深く掘り下げて、世界の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。
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2020/04/24 山本隆三
原油価格下落が続ければ、エネルギー市場では何が起こるのだろうか。原油価格の下落は他の化石燃料、天然ガス、石炭の下落も引き起こすことになるのが常だが、火力発電コストが下がり、太陽光、風力などの再生可能エネルギーへの投資が減少する、あるいは、…
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2020/04/23 相馬佳
ハワイ州で事実上の外出禁止令(Stay-at-home Order)と、同州到着後14日間の自主隔離を義務化する渡航規制が始まり、早いものでもうすぐ1カ月が経つ。観光客で溢れかえっていたワイキキは静まり返っており、建ち並ぶ有名ブランド店の…
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新型コロナで〝戦争状態〟と化した欧州
2020/04/22 木村正人新型コロナウイルスの感染拡大が進み、一部の国で医療崩壊が起きている欧州。経済対策を巡って南北対立が激化し、自由と民主主義という理念が崩れようとしている――。
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2020/04/21 佐々木伸
世界最悪のコロナ禍に苦しむ米国の感染を拡大したのは、トランプ大統領の根拠なき楽観論を後押しした保守系メディアや論客たちだという見方があらためて強まっている。現在、ネットを中心にマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏がウイルスを製造したとのフ…
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2020/04/21 武田信晃
中国と陸続きにも関わらず9日連続で感染者が1桁増にとどまり、死者わずか4人の香港。オーバーシュートを起こさず感染拡大をとどめている、外出禁止令のない〝緩いロックダウン〟の実態をレポートする。
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2020/04/21 露口洋介
中国では、2020年1~3月期の実質GDP前年同期比伸び率が-6.8%と四半期統計の取れる1992年以降初のマイナスに落ち込んだ。世界第2位である中国の経済情勢は、日本を含め世界全体に大きな影響を及ぼす。リーマンショック後のようなV字回復…
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2020/04/16 崔 碩栄
私がなぜ「懐かしさ」を感じたのか? よくよく考えてみてその答えが分かった。それは「志村けんのコント」に対する懐かしさではなく、80年代に私が見ながら育った韓国のお笑い番組との「類似性」に対する懐かしさだったのだ。
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温暖化問題に急激に関心を失ったドイツ国民
2020/04/15 山本隆三ドイツ国民はコロナウイルスと経済問題への懸念を深めている。最近の世論調査では温暖化問題に関心を持つ人は激減し、緑の党の支持率も下落した。しかし、今まで導入された再生可能エネルギー設備は、コロナウイルスによる電力需要低迷下でこれから電気料金…
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2020/04/15 李 智雄
コロナ問題によって、サプライチェーンの脱中国化をする動きがあるが、高度化した産業ほど、むしろ中国とは離れがたいという事実が浮かび上がってくる。
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2020/04/15 樫山幸夫
猖獗(しょうけつ)を極める新型コロナウィルスは、それと戦っている指揮官をも襲った。ジョンソン英首相が感染して入院、回復したものの一時は集中治療室に移された。ほかの国の指導者にとっても、ひとごとではないだろう。過去を振り返ってみると、国のト…
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2020/04/04 相馬佳
ホノルル市郡政府およびハワイ州政府は、ひとたび州内に感染者が出るやいなや迅速に行動した。観光が主産業のハワイでは、もちろんロックダウンで経済が大打撃を受ける。しかし、政府は、自治体や個人が受ける経済的ダメージよりも人命を守るための決断をし…
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2020/04/01 小山 堅
原油価格の下落は、産油国にとって経済的大打撃となるため、それを回避するのが当然のはずだ。それなのに、なぜ今回協調減産が崩壊し、価格戦争となったのか?
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2020/03/18 飯田泰之
景気後退の中で消費増税が断交され、さらに1月下旬からは新型コロナウイルスが経済に無視できない影響を与え始めている。〝三重苦〟の渦中にある日本に必要なのは、30兆円規模の大胆な経済対策だ。
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2020/03/18 花井亨
写真家の花井亨氏は、2020年2月23日、写真プロジェクトのアサインメントのためにリベリアのモンロビアに到着した。そこで花井氏を待っていたのは、新型コロナウィルスの感染者が増加している地域からきた日本人に対する「隔離生活」だった。新型コロ…
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明治大学海野教授が結果を解説
2020/03/06 友森敏雄スーパーチューズデー、民主党の大統領候補選びは、10勝4敗でジョー・バイデン候補の勝利した。この結果に、最も肝を冷やしているのは、他ならぬトランプ大統領だ。
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2020/03/05 武田信晃
新型コロナウイルスによる新型肺炎の拡大が止まらぬ中、あまり注目を浴びないが感染拡大防止に成功している場所がある。カジノの街、マカオだ。
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スーパーチューズデー直前インタビュー
2020/03/04 友森敏雄明治大学政治経済学部の海野素央教授は、「一般論ですが」と前置きしたうえで「日本の若者は恵まれていると思いました」と、2020年最初のアメリカ調査を振り返った。3月3日のスーパーチューズデー直前まで、米国西部アリゾナ州、ネバダ州、南部サウス…
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2020/02/28 井上雄介
日本が水際での感染拡大阻止に失敗して経路不明な市中感染の段階に入ったのに対し、台湾は、まだ家族同士の感染の段階にとどまっている。台湾が今回、感染拡大を効果的に抑制できている理由とは何か?
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2020/02/27 武田信晃
2003年に世界で8069人が感染し、775人が死亡(うち香港で299人が死亡)した重症急性呼吸器症候群(SARS)を当時香港で取材した筆者が、武漢で発生した新型コロナウイルスに対する香港の対策をレポートする。
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