小池知事の太陽光パネル義務化が招く停電危機と負…

電力需給の逼迫はまた訪れる可能性は高く、電気料金の価格上昇も一段と上昇するだろう。こうした心配を対し、東京都が進める住宅への太陽光パネル設置の義務化政策は、電気料金は上昇し、電力供給はさらに不安定化する。温暖化対策としては悪手とされる。

【限定公開】安定志向が評価される社会 こうすれ…

現状維持は最大の経営リスク 常識という殻を破ろう

官僚の世界を飛び出して起業。そこで気づかされたのは不安定こそ日常という常識だった。安定を前提としない人生、社会設計とはいかなるものか？

東京一極集中の転入で男女差が生じるのはなぜ？

近年、しばしば東京都への人口集中にみられる男女差がニュースで取り上げられてきた。ここ10年ほど女性の転入超過数が男性のそれを上回り続いており、20代から30代前半にかけての動きが顕著だ。この傾向について考察してみたい。

【限定公開】タンザニア商人に学ぶ 人間はみなL…

現状維持は最大の経営リスク 常識という殻を破ろう

不安定な暮らしでも前向きに、不安定だからこそプランBを持つタンザニアの商人たち。人類学の視点から、今の日本人や日本社会に必要なマインドセットを考える。

「食料危機」の中で進むべき低コストコメ作りへの道

ウクライナ戦争に端を発した食料危機が世界で叫ばれている。日本は食料自給率向上のため主食であるコメ生産に注力することが求められる。そのためには、「低コスト栽培」が必要で、ドローン技術による作業効率化と、品種改良への模索が考えられる。

国の独断で生活保護基準を決めていいのか？

生活保護引き下げ「違法」裁判を読む

生活保護基準額引き下げは生存権を侵害し違憲だとする裁判で、熊本地裁が大阪地裁に次いで全国2例目となる減額決定を取り消す判決を出した。判決は、私たちが「国にすべてを委ねるか、それとも合理性や専門的知見を求めるか」を問うものとなっている。

【限定公開】日本型経営でも新自由主義でもない …

現状維持は最大の経営リスク 常識という殻を破ろう

松下電器（現パナソニック）、3代目社長の山下俊彦。山下の経営哲学にこそ、衰弱し切った日本経済と企業社会を立て直す「原点」がある。

非常識に挑戦し続けるユニコーン企業強さの秘訣

TBM・山﨑敦義社長インタビュー

石灰石を主原料に水をほとんど使わず、紙やプラスチックの代替材料になるライメックス。この新素材を武器に世界進出もうかがうのが、ユニコーン企業TBMだ。

少女はなぜ、アメリカンドリームをつかめたのか

Opportunityを見出す力を持っているか？

米国にアメリカンドリームであるのに、日本でジャパニーズドリームに滅多にお目にかからないのは、ひとえにOpportunityの差である。それは、日本にOpportunityが存在しないのではなく、見出す力がないのである。

コミュニケーションの活性化で社員の力を引き出す

三菱マテリアル・小野直樹社長インタビュー

いくら能力が高い人がそろっていても、その力が引き出せなければ意味がない。三菱マテリアルで行う次世代に向けた構造改革とはどのようなものか?

社会保障と「開戦前夜」 防衛費増額に日本は耐え…

岸田文雄首相は、バイデン大統領との共同記者会見で、防衛費の増額を表明した。日本周辺の国際事情を勘案すれば避けては通れないものだが、財政は社会保障費の増大により赤字状態。安定財源をどう確保するのか、一般国民も真剣に耳を傾ける必要がある。

仕事に枠を設けないから生まれる新たなイノベーシ…

大日本印刷・北島義斉社長インタビュー

「印刷技術」を起点にして、新規事業を開拓し続ける大日本印刷。社員が失敗を恐れずにチャレンジすることができる社内風土はどう生まれたのか?

価格高騰はする？しない？見えないコメ価格の決ま…

世界的に穀物の価格が高騰している。国内のコメのだけが安いが、いつまでも続くとは限らない。その見通しを難しくしているのがコメの価格がどうやって決まっているかあまり知られていないことだ。日本のコメには、公の市場がない。

高専生たちが生んだ衛星 KOSEN-1、宇宙へ

高知工業高等専門学校（高知県）

「ピピッピーピー」。地上から2000㌔メートル離れた場所から届く不思議な音。その正体は超小型衛星「KOSEN－1」から送られるビーコン電波、モールス信号だ。2021年11月9日、宇宙航空研究開発機構の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた…

幸福に長生きできる都道府県はどこか

今回は高齢者のウエルフェアに焦点を当てて、都市と地方を比較していきたい。高齢者の幸福はどのような要素で決まるのかということが重要になるため、はじめに幸福度の構成要素について概観することとする。

リスクをとって「種をまけ」 日本企業、再興への…

現状維持は最大の経営リスク 常識という殻を破ろう

かつての勢いをなくして「失敗しないこと」が目的化した日本企業。今こそ未来に向けた「種まき」をすべきだ。

コロナで時短「命令」必要？東京都VS飲食店判決…

都内中心に飲食チェーンを展開するグローバルダイニングが東京都に対し、新型コロナによる営業時間短縮の命令が違法であるとして損害賠償を求めた訴訟について、都の対応に違法があると判断する判決が出された。この判決をどう見るべきか解説したい。

円安で一層困難な魚の輸入 すでに崩れた輸入国の…

2021年の水産物の漁獲量(天然と養殖の合計)が417万トンと、比較可能な1956年以降で、過去最低を更新しました。国内での水揚げ量不足を補填してきた輸入水産物の減少は続いていますが、ここにきてさらに円安という新たな問題が発生しています。

財政赤字なのにエネルギー価格高騰に補助金を投じ…

エネルギー価格高騰に対して、日本はエネルギー関連税を引き下げようとしている。しかし、これは長期的にはまずい効果をもたらす。なぜなら、エネルギー利用を抑制しなければならないのに、これまで通り使って良いシグナルを送ることになるからだ。

ウクライナ戦争の根源も読み解く壮大なエネルギー…

『新しい世界の資源地図　エネルギー・気候変動・国家の衝突』 ダニエル・ヤーギン著

世界的なエネルギー問題の権威がエネルギーをめぐる現代の動きを読み解く壮大な解説書である。テーマはエネルギーにとどまらず、国際政治や気候変動問題にまで及び、世界規模の課題を幅広く網羅している。