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それでもイスラム国は消えない
2022/02/06 佐々木伸米軍特殊部隊がシリア北西部で対テロ作戦を実施、イスラム国(IS)の指導者クライシ氏が自爆死した。激しい銃撃戦の中、故障したヘリを爆破して退避するなど薄氷の作戦だった。ワシントン・ポストや中東専門誌などの情報から緊迫した作戦の模様を追った。
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2022/02/02 佐々木伸
イスラム国(IS)によるシリア北東部ハサカの刑務所襲撃事件は、クルド人のシリア民主軍が10日間の戦闘の末、鎮圧した。戦闘には米軍も参戦、3年前のIS壊滅以来最大の戦闘で、死者は500人を超えた。襲撃は残存勢力が依然顕在であることを示すもの…
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2022/01/25 佐々木伸
イランのライシ大統領がこのほどロシアを訪問し、プーチン大統領と会談し、外国の首脳として下院で異例の演説を行った。米国と敵対する中露とイランによる3国枢軸が一段と鮮明に。「敵(米国)の敵は味方」という国際関係の構図が浮き彫りになった。
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2022/01/19 佐々木伸
アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで1月17日、イエメンの親イラン反政府武装組織フーシ派のドローン攻撃を受けた事件は、エネルギー資源の宝庫ペルシャ湾を一気に緊張させた。戦闘が激化すれば、高止まりにある原油価格がさらに高騰する懸念もあ…
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2021年回顧と2022年展望(中東情勢)
2021/12/30 佐々木伸2021年の中東情勢を振り返る時、米国プレゼンスの弱体化が進む中、イスラエルやペルシャ湾岸諸国を中心に政治的再編の動きも浮き彫りになった。22年は、イランが台風の目にとどまるのは必至だが、アサド独裁体制が強まるシリアの復帰が焦点となりそう…
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皇太子のイランとの〝天びん外交〟への思惑
2021/12/17 佐々木伸イスラエルのベネット首相がUAEを訪問し、ムハンマド・アブダビ皇太子と会談。かつての敵陣営への「歴史的訪問」となった。焦点は双方にとって最大の脅威であるイラン問題。皇太子は事前にイランに特使を派遣するなど〝天びん外交〟を展開した。
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米イラン核合意再交渉の裏でイスラエルとの対立激化
2021/12/03 佐々木伸イラン核合意の再建を目指す米国とイランの間接協議が5カ月ぶりに再開された。イラン側は協議を「不当な制裁を解除するのが目的」としてハナから〝けんか腰〟、難航は必至だ。この裏でイランと不倶戴天の敵イスラエルがサイバー攻撃合戦を激化している。
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「黒幕」はロシアのプーチン大統領か?
2021/11/24 佐々木伸ベラルーシ西部のポーランド国境にEU流入を図る難民が集結している問題は〝欧州最後の独裁者〟、ベラルーシのルカシェンコ大統領が仕組んだことが濃厚となっている。しかし、EUに揺さぶりを掛けるつもりが、追加制裁を受けるなど墓穴を掘った格好だ。
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民族派サドル師の勝利が引き金か
2021/11/18 佐々木伸イラクのカディミ首相暗殺未遂事件は、先月の総選挙で勝利者となった民族派サドル師の政治改革方針が要因となった可能性が高い。各政治勢力の対立や隣国イランとその影響下にある武装組織、迫りくる米戦闘部隊の撤退など複雑に絡み合う深層を探った。
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2021/07/21 佐々木伸
中東レバノンの新首相候補に指名されていたサード・ハリリ前首相が先週、組閣を断念したことで、同国の政治的混乱と経済的困窮は極まった。同国が国家破綻に追い込まれたのは「腐敗した支配層が国を食いものにしてきた」ためとされるが、その具体的な実態は…
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2021/07/11 佐々木伸
アフガニスタンのイスラム反政府勢力タリバンは全土で政府軍への波状攻撃を開始、州都などへ進撃した。米駐留軍の撤退が加速するのを尻目に、一気に攻勢に出た格好だが、政府軍の一部には戦わずして隣国に逃亡する部隊も出ており、国民に動揺が広がっている…
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2021/06/29 佐々木伸
バイデン米政権はアフガニスタンとイラクで、米駐留軍の通訳や運転手などとして協力してきた地元住民らが軍撤退後にイスラム反政府勢力タリバンなどから報復を受けないよう、国外退去計画を急いでいる。ベトナム戦争では脱出できなかった多くの米協力者が殺…
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2021/06/25 佐々木伸
イラン核合意をめぐる米国とイランの交渉は穏健派ロウハニ政権の任期が終了する8月3日までがヤマだ。国内の体制固めを急ぎたい強硬派のライシ次期政権は交渉をまとめる際、合意の不備はロウハニ政権に押し付け、制裁解除に伴う経済的な得点だけを誇示する…
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2021/06/20 佐々木伸
6月18日投票のイラン大統領選挙で反米保守強硬派のイブラヒム・ライシ師(60)が圧勝する見通しとなった。穏健派や改革派の有力候補が事前の資格審査で失格となり、同師の当選がほぼ確約された茶番レース。投票率も初めて50%を割る公算が濃厚で、首…
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2021/06/14 佐々木伸
イスラエルで6月13日夜、極右政党「ヤミナ」のベネット元国防相を首相とする8党による連立政権が発足した。通算15年もの長期政権を担ってきたネタニヤ氏は権力を失った。だが、同氏ら右派勢力からのベネット新首相に対する「裏切り者」非難は凄まじく…
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2021/06/05 佐々木伸
イスラエルで6月2日、野党8党がバネット政権の樹立で合意した。通算15年も首相の座にあった「ネタニヤフ時代」の終焉が濃厚になった。新政権は議会(120議席)の承認を得て正式に発足する。だが、新政権の帰すうはなお揺れ動く右派の1議員にかかる…
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2021/05/31 佐々木伸
政治的な混乱が続いてきたイスラエルに少数与党連立政権が誕生する見通しとなった。だが、政策もイデオロギーも異なる政党の寄り合い所帯で、内実はいつ崩壊してもおかしくない“ガラス”の政権だ。通算15年も権力の座にあり、刑事被告人の身でもあるネタ…
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2021/05/21 佐々木伸
イスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは5月21日未明をもって停戦に合意した。11日間の戦闘でパレスチナ側232人、イスラエル側12人の犠牲者が出た。エジプトが仲介した今回の停戦が「恒久的な停戦」に結びつくかは分からないし、…
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2021/05/16 佐々木伸
イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザのイスラム原理主義組織ハマスとの交戦は5月15日も続行、パレスチナ側約130人、イスラエル側8人の死者が出た。ハマスは2300発を超えるロケット弾を発射、イスラエル軍は空爆と地上部隊の砲撃を激化させた。中…
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危機を政治延命に利用するネタニヤフ
2021/05/14 佐々木伸イスラエル軍地上部隊は5月14日未明、パレスチナ自治区ガザの武装組織ハマスに対し、砲撃を開始した。地上侵攻が切迫、全面戦争の様相となった。ネタニヤフ首相は「高い代償を払わせると警告してきた」と攻撃続行の構えを示した。首相は組閣に失敗して追…
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