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2019/05/14 岡崎研究所
インド総選挙が5月23日に開票される。一時は、モディへの支持率低迷から政権交代の可能性も出たものの、政権維持の可能性が高い。「第2次モディ政権」の課題としては、(1)経済改革、(2)インドにおける反イスラム感情の抑制が指摘される。
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2019/05/13 岡崎研究所
米中対立が貿易関係から5Gをめぐる技術戦争にまで広がりを見せる中、ワシントンで「現在の脅威:中国委員会」が創設された。米国にとって中国は軍事的、経済的、人権問題で脅威とし、急進的な考えを見せるが、その提言の現実性には疑問が出る。
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2019/05/10 岡崎研究所
米朝首脳会談が物別れし、このところ、北朝鮮による新型誘導兵器の発射実験、ポンペオ国務長官とボルトン補佐官の排除要求、金正恩とプーチンの首脳会談など、米朝関係に大きな影響を与え得る出来事が続いている。
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2019/05/09 岡崎研究所
日米の外務・防衛担当4閣僚が「自由で開かれたインド太平洋」の実現に取り組むことを柱とする共同発表を発表した。閣僚は、宇宙、サイバー及び電磁波といった新たな領域への懸念を見せ、サイバー攻撃を自衛権の対象となり得ると明確に位置づけた。
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2019/05/08 岡崎研究所
フィリピンが南シナ海の重要軍事拠点として実効支配するティツ島周辺海域に、中国の船舶が蝟集している。フィリピン政府は主権を犯す行為と非難。同盟関係にあるアメリカは防衛義務の発動も示唆する。
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2019/05/07 岡崎研究所
中国の李克強首相が欧州のベルギーとクロアチアを訪問した。中国EU首脳会談と中国・東欧首脳会議に臨むことが目的だが、その合間では、欧州で比較的経済発展途上の国をターゲットに、一帯一路への交渉が進められた。
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2019/04/26 岡崎研究所
米国・トランプ政権はイランの革命防衛隊を「テロ組織」に指定した。他国の政府機関をテロ組織とする異例の対応で、中東地域の混乱をもたらすとともに、外交を不可能にし、戦争への道も不可避とさせてしまっている。
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2019/04/25 岡崎研究所
中国の華為技術(ファーウェイ)が通信網5Gでの世界覇権へ攻勢に出ている。通信は基幹インフラであり、同社を使うことは慎重な判断が必要。日本政府は、国内通信企業への支援、欧米企業との連合を組むことを検討すべきだ。
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2019/04/24 岡崎研究所
米国の台湾防衛を含む「台湾関係法」制定が40周年を迎える。米台の関係は、米議会が積極的で米政府が慎重であったが、トランプ政権は積極姿勢を見せる。ただ、これまでの米国の政策をみると、議会がいかに先頭に立つか注視する必要がある。
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2019/04/23 岡崎研究所
インドが人工衛星破壊実験に成功した。人工衛星は、観測、通信、放送に使われるほかに、軍事目的に使われるものが多い。中国やパキスタンへ向けた軍事戦略的意味合いも含まれている。
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2019/04/22 岡崎研究所
サウジアラビアが8年前、20年間で18基の原子力発電所を建設計画を打ち出している。石油代替エネルギーの確保が狙いとみられるが、そこには核燃料の自国生産という核兵器製造につながる懸念もはらんでいる。
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2019/04/19 岡崎研究所
創立70周年を迎えるNATO(北大西洋条約機構)が崩壊したという論説が世界的に噴出している。原因はアメリカ・トランプ大統領にあるとされる一方、ドイツ・メルケル首相が国防予算を割かないことにあると指摘する声もある。ロシアによる欧州への新しい…
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2019/04/18 岡崎研究所
米国と機密情報を共有する「ファイブ・アイズ」のメンバーであるニュージーランドが中国から経済的圧力を受けている。中国が大手通信機器メーカー「華為技術(ファーウェイ)」排除を打開する突破口として小国を狙う外交戦略として、アメとムチでの交渉を進…
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2019/04/17 岡崎研究所
トルコ・エルドアン大統領率いる与党AKP(公正発展党)が統一地方選挙で苦戦を強いられた。中でも、自身が市長を務めていた最大都市イスタンブールでの敗北は象徴的で、国内経済の立て直しと対米外交の見直しが急務となっている。
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2019/04/16 岡崎研究所
台湾行政院(内閣)は、中台政治協議について立法院(国会)の審査と国民投票を条件にする基本法改正案を立法院に提出した。中国からの政治的圧力を強く縛りにいく。対する中国は地方政府への働きかけやインターネットでの偽情報で対抗しており、熾烈な政治…
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2019/04/15 岡崎研究所
カザフスタンのナザルバエフ大統領が30年にわたって握っていた絶対的権力の座を明け渡した。独裁者という顔を見せる一方で、国際的な存在感を示す功績を見せた。権力者がいなくなって国内エリートが自己主張を強めてばらばらになるのか、「院政」を敷いて…
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2019/04/12 岡崎研究所
脛に傷を抱えるイスラエルのネタニヤフ首相を支援するために安易にゴラン高原におけるイスラエル主権を認めたトランプ。これは「力」による国境変更を認める、戦後国際秩序をひっくり返す事態だ。
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2019/04/11 岡崎研究所
米国が支援したシリア民主軍によって「IS打倒」宣言がなされたが、まったくの間違いである。ゴラン高原をイスラエルの領土とするなど、トランプの政策こそが、むしろISを生きながらえさせるのだ。
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2019/04/10 岡崎研究所
金正恩が好きだからという理由で対北への制裁にストップをかけたトランプ大統領。一方で米朝ともに韓国への姿勢を硬化させている。いびつな三角関係は今後どう展開するのか?
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2019/04/09 岡崎研究所
今年1月2日、中国の習近平は、武力行使をしてでも台湾を統一すると話した。民主主義国台湾は中国の防波堤であることを自任している。「自由で開かれたインド太平洋」に向けて関与を強める台湾の動きを報告する。
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