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2020/10/31 足立倫行
10月に入ると、新たな要因候補が登場した。「ネアンデルタール人遺伝子」説である。ドイツのマックス・プランク進化人類学研修所のスバンテ・ペーボ教授(沖縄科学技術大学院大学兼任教授)らのグループが9月30日に英科学誌『ネイチャー』に発表したも…
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2020/10/10 足立倫行
長引くコロナ禍のせいで心身の不調を訴える人が増えた。解雇や雇い止めにならないまでも、先の見えない自粛生活そのものが家族や夫婦、勤め先や友人との関係に亀裂をもたらし、それが自分に跳ね返ってくるのだ。 この長く辛いトンネルの中で、私たちはどの…
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2020/07/26 足立倫行
夏休みになると思い出す光景がある。小学校低学年の頃、故郷(鳥取県境港市外江町)の海辺でのことだ。島根県の松江市から美保関町まで往復する「合同汽船」という貨客船があり、境水道に面した我が町は定期船の寄港地だった。
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2020/07/05 足立倫行
6月下旬時点の新型コロナの国内感染者は約1万8000人。死者は約1000人。これに対し近年の結核の国内感染者は年間約1万8000人、死者は約2000人なのだ。結核のほうが(あくまで現時点の統計数字だが)2倍も怖い、とも言える。
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2020/06/06 足立倫行
コメディアンの志村けんさんの突然の死は、日本国民にコロナの怖さを刻み込んだ。私は、志村さんの人気復活期に、週刊誌で一度ルポを行ったことがある。
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2020/05/10 足立倫行
日本史における疫病の歴史をたどってみたい。そこから窺えるものは何か? 最初の疫病は、『日本書紀』(以下『紀』)の崇神(すじん)天皇5年条に登場する。
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2020/04/11 足立倫行
新型コロナウィルスのせいで、このところすーっと「巣ごもり」中である。「巣ごもり(または家ごもり)」と言えば、敬愛する江戸中期の俳人、与謝蕪村だ。
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2020/02/22 足立倫行
近所にある、息子が通っていた県立高校が、この3月末で閉校になる。この高校は、娘が通っていた県立高校と併合され新しい名称になっていたのだが、生徒数減少で別の高校と再統合されるのだ。子どもたちの母校の小学校も、閉校した小学校を吸収・再編し、名…
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2020/02/01 足立倫行
昨年末から今年にかけて、オーストラリアの森林火災のニュースをよく見た。近年のカリフォルニアやアマゾンの火災と同じく、地球規模の気候温暖化の具体例と感じたからだ。
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2019/12/28 足立倫行
イチョウやメタセコイアの葉が散った頃、庭の餌台にやってくるキジバト、シジュウカラ、ヒヨドリ、オナガなどの野鳥すべてが恐竜の子孫である。彼ら鳥類こそ、我々人類と共存している恐竜の末裔なのだ。
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2019/12/04 足立倫行
「東西ドイツ」と聞いてすぐに思い浮かぶのは、38年前に訪れた東ドイツ(ドイツ民主共和国)の光景と人々である。その時の私は駆け出しだったが、旅行雑誌に頻繁に記事を書き始めた時期なので、政府招待の記者9名の中に滑り込めたのだ。
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2019/10/31 足立倫行
大阪府の堺、羽曳野、藤井寺の3市にまたがる百舌鳥(もず)・古市古墳群が、今年7月、ユネスコの世界文化遺産に登録された。世界遺産の理由は「古代東アジアの墳墓築造の一つの顕著な類型を示すもの」ということだから、都市の住宅街にあって1600年以…
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2019/09/29 足立倫行
今や当たり前となった温水洗浄便座。「ポットン便所」と言われた時代からは大きな変化がある。秋の夜長に、脱糞処理の歴史と民族多様性について考える。
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一兵卒にとっての「戦争」とは?
2019/08/31 足立倫行アジア・太平洋戦争において、終戦から敗戦までほぼ全海戦に参加しながら、大破なく生き残ったのが「奇跡の駆逐艦」〈雪風〉。漫画家の水木しげるさんが、南方のラバウルで何度も九死に一生の体験を経た後、昭和21(1946)年3月、三浦半島浦賀に復員…
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2019/07/28 足立倫行
降り続いた長雨のせいか、それとも単に馬齢を重ねたためか、この7月は山田風太郎の『人間臨終図巻(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)』(徳間書店)を眺めて過ごす時間が多かった。この本は、古今東西の著名人の死に方を、医学を学んだ山田が「解剖学者が屍体を見るように」観…
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2019/04/27 足立倫行
今回政府がこだわった「国書」の出典の舞台を検証してみると、必ずしも「(我が国の)悠久の歴史、薫り高き文化」と呼べない様相が見えてくる。
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2019/03/27 足立倫行
実は私が住む相模原市には、宇宙に関するさまざまな学術研究を行うJAXA宇宙科学研究所があり、探査機はやぶさ2をコントロールしている管制室もその中にあるのだ。
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