「世界情勢」の最新記事一覧
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2024/01/04 吉永ケンジ
尹錫悦政権2年目となる2024年の韓国は、いったいどのように動いていくのか。本稿では、政治、国際、経済、日韓関係の4つの視点で論じていきたい。
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2024/01/04 長尾 賢
2024年はどのような年になるだろうか。インドを念頭に置いた場合、日本で関心を集めるのは、対中戦略が変化するかということであろう。インドの外交姿勢が変化する要因は大きく3つあると考えられる。
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絵画のヒストリア⑥
2023/12/30 柴崎信三東京美術学校校長であった岡倉天心の行動原理は、〈美術〉を通して日本の伝統文化を近代国家の仕組みの中の「正統」として位置づけようという「官僚」のそれである。ただ、彼の自己演出の才覚が〈日本〉を世界に示す場面を作ったことも忘れてはなるまい。
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2023/12/29 岡崎研究所
ハーバード大学ケネディ行政大学院のスティーヴン・ウォルト教授が暗いニュースが多い2023年にも明るい要素を見いだそうと5つの事柄を示した。しかし、彼が捧げる事柄の中からは、逆に深刻な課題が透けて見える。
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2023/12/28 麻田雅文
日本と接するサハリン島は天然資源に恵まれ、戦間期から日露の利害が衝突してきた因縁めいた場所だ。ロシアのウクライナ侵攻を受けての「サハリン1・2」を巡る混乱の通り、今もその構図は全く変わっていない。
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2023/12/28 岡崎研究所
世界中の極右指導者に支持される自由主義経済学者ハビエル・ミレイが、10日、アルゼンチンの大統領に就任した。就任演説の内容と共に海外からの参列者の顔ぶれに関心が高まっていたが、その態度を豹変させた部分も大きい。
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2023/12/27 岡崎研究所
台湾総統選挙を控え、「台湾独立」に関するこれまでの歴史を再認識する議論が巻き起こっている。民進党はもともと1991年に「台湾独立綱領」を採択した政党であり、それを残すことが中国に対する政治的武器になり得るとの主張も出ている。
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2023/12/26 山崎文明
セキュリティ・クリアランス制度(適性評価)制度」の概要が明らかになったと報じている。23年2月から議論がなされているが、24年度の年度通常国会に法案を提出することにこだわり、実効性のない制度になってしまわないか懸念が拭えない。
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2023/12/26 岡崎研究所
習近平国家主席は、隣国ベトナムとの関係強化を目指して、12月12日に同国に到着した。バイデン大統領が同様の任務でハノイを訪問してからわずか3カ月後。今年、米中両国の首脳が訪問した唯一の国となり、両国の戦略的重要性を世界に示すこととなった。
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2023/12/25 大澤 淳
国家レベルが関与する深刻なサイバー攻撃が増加するなど、サイバー空間の安全保障環境は悪化の一途をたどっている。そのような中、日本が導入を目指しているのが、防御一辺倒ではなく反撃も行う「能動的サイバー防御(ACD)」だ。
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2023/12/25 岡崎研究所
フーシ派が商船を攻撃し、それを阻止した米艦も攻撃された。フーシ派は「イスラエルがガザへの攻撃を止めるまでイスラエル船が紅海を航行するのを阻止し続ける」と発言。真の狙いは何なのか。
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2023/12/24 佐々木伸
パレスチナ自治区ガザ住民の死者は2万人を超えても、イスラエル軍は攻撃の手を緩める兆しはない。その中で、最大の関心事はイスラエルが躍起になって探すハマスのガザ代表ヤヒア・シンワルと軍事部門カッサム旅団の司令官ムハンマド・デイフの行方だ。
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2023/12/23 冷泉彰彦
OECDによる国際的な学力調査で、日本は読解力、数学応用力、科学応用力の全てで順位を伸ばした。「15歳まではトップレベル」である日本の教育が、16歳以降は競争力を失っているという高大接続への危機感も必要と考える。
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2023/12/22 岡崎研究所
メキシコには世界でも有数のビジネスチャンスがある。中国を警戒する米国は、低コストで工場を立地する代替地を探している。メキシコには、低コストの労働力と豊かな可能性があり、米国との特恵貿易アクセスと税制優遇措置もある。
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2023/12/21 岡崎研究所
バイデン大統領と習近平主席との会談は、米中共に関係を前進させるものとの説明だが、習近平は台湾再統一の野望を捨てていない。中国は、情報操作や軍事的威嚇を着々と進め、台湾総統選挙への介入を諦めていない。
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悩めるユダヤ系米国市民たち
2023/12/20 土方細秩子米国では国連でのイスラエルへの早期停戦勧告決議案に米国が拒否権を発動して以来、大掛かりな反イスラエル、親パレスチナのデモが広がっている。彼らが掲げるプラカードには「Genocide Joe, Netan-Nazi」(ジョーは虐殺者、ネタニ…
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2023/12/20 岡崎研究所
イスラエルとハマスとの紛争に関して、イスラエル支持一辺倒の米国とは違って、中国は、平和創設国家というイメージ作りをアピールしている。中国は、中東諸国への関与を今後も強める資源を多く持っている。
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2023/12/19 岡崎研究所
共和党でトランプに代わる選択肢はあるのか、あるとすれば、それは誰なのかが注視されて来たが、ここに来て、それはニッキー・ヘイリーだろうとの観測が広まるに至っている。
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2023/12/18 長尾 賢
筆者は今、フランス領、レユニオン島へ国際会議に参加するために来ている。本稿は、この日本人にはなじみがない島が実は戦略的重要地で、日本として対応を迫られるかもしれない、という論考である。
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2023/12/18 岡崎研究所
イスラエルとハマスの戦争については、それが地域戦争に拡大しないかということが大きな論点の一つである。これは、イランがこの戦争に直接参加してくるか否かによって決まるが、それはないとの前提で考えて良いのではないかと思われる。
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