「国際」の最新記事一覧
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2021/07/01 加茂具樹
中国の外交姿勢は強硬一辺倒と思われがちだが、実際はそうではない。政治の不安定感を意識する習体制の今に目を向けるときだ。
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2021/07/01 岡崎研究所
米軍撤退後のアフガニスタンではタリバンの政権獲得は時間の問題だ。問題はその後、「パキスタンのタリバン」が、どのような振る舞いをするかである。アフガンでの成功に触発されて、パキスタンでテロ攻撃を行う可能性もある。
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2021/06/30 小谷哲男
2021年6月23日のロシア国防省の発表によれば、クリミア半島の南を航行していた英海軍駆逐艦「ディフェンダー」が国境を侵犯したとして、国境警備隊の警備艇による警告射撃に続いて空軍の爆撃機が爆弾を投下し、同艦の進路を変えさせたという。一方、…
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2021/06/30 岡崎研究所
バイデン大統領の初外遊での最初の首脳会談の相手はジョンション英首相だった。トランプ政権で壊された同盟関係の修復を象徴する動きだが、一方で他の欧州諸国と比べると比較的小さいとはいえ、対中姿勢に温度差が見えるのも事実である。
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2021/06/29 佐々木伸
バイデン米政権はアフガニスタンとイラクで、米駐留軍の通訳や運転手などとして協力してきた地元住民らが軍撤退後にイスラム反政府勢力タリバンなどから報復を受けないよう、国外退去計画を急いでいる。ベトナム戦争では脱出できなかった多くの米協力者が殺…
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2021/06/29 森川聡一
南シナ海で中国がアメリカの軍艦を撃沈し、並行して台湾へ攻め入り支配下に置く。中国人民解放軍によるサイバー攻撃で通信網も打撃を受けたアメリカは核兵器での報復に踏み切る。近未来の2034年を舞台にした米中戦争を描く小説だ。元米海軍大将がプロの…
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2021/06/29 海野素央
今回のテーマは、「尾身氏とファウチ氏、2人の日米専門家が政治家から警戒される共通の理由」です。科学的根拠に基づいた提言やアドバイスを行う際、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長と、米国の感染症対策トップアンソニー・ファウチ博士は…
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2021/06/29 岡崎研究所
モスクワの裁判所は、プーチン政権の腐敗を追及する反政府指導者アレクセイ・ナヴァリヌイ氏が率いる組織「ナヴァリヌイ本部」や「反腐敗財団(FBK)」を「過激派」と認定し非合法化した。これらはプーチンの時代が黄昏を迎えてきている一つの証拠である。
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2021/06/28 斎藤 彰
1月退任後、ツイッター、フェイスブックなど頼みとしてきた主要SNSでの発信手段を奪われたトランプ氏。だが、その後も、知人、友人相手に、雑談、電話のやりとりでの突飛な自説開陳や、予期せぬ行動に出るなど、精神状態を懸念する声まで出始めている。
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2021/06/28 岡崎研究所
中国に対するEUの立場は米国と差があるが、バイデン政権は中国政策でEUと協調をしたいと考えている。EU内にもさまざまな見方があり一枚岩ではないが、少し前の協調路線が嘘に思えるほど、現在のEUの対中姿勢は硬化している。
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2021/06/27 土方細秩子
ベゾス氏の宇宙旅行について、米国では今「ベゾズを地球に戻すな」という署名運動が起きている。一つはオンラインでキャンペーンを立ち上げているChange.orgで、「ジェフ・ベゾズが地球に戻ることを許すな」というキャンペーンにこれまで4万人以…
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2021/06/27 樫山幸夫
バイデン米大統領は先週、愛犬の死を悼むコメントを発表した。ホワイトハウスを通じた正式な声明だった。犬の死というなかれ。アメリカでは多くの人が動物を愛し、両者の絆は強い。歴代の大統領をとってみても、ほとんどがペットを飼い、持たなかったのは、…
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NHKスペシャル「アウシュビッツ・死者たちの告白」
2021/06/27 田部康喜NHKスペシャル「アウシュビッツ・死者たちの告白」は、優れたドキュメンタリーとして各種の賞を受けた作品である。アウシュビッツ収容者で医師のヴィクトール・E・フランクルが執筆した「夜と霧」は必読書だが、まったく異なる視点から人間の深淵に迫る。
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SARSの経験を活かしイギリス株もインド株も抑え込んだが
2021/06/26 田中実日本を含め先進国を中心に新型コロナウイルスのワクチンの接種が進んでいる。香港は人口の3倍のワクチン数を確保し2月26日から接種を開始したが、6月21日現在で約1回目の接種率が29.0%、2回目が19.0%と約4カ月を経過したにも関わらず低…
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2021/06/25 佐々木伸
イラン核合意をめぐる米国とイランの交渉は穏健派ロウハニ政権の任期が終了する8月3日までがヤマだ。国内の体制固めを急ぎたい強硬派のライシ次期政権は交渉をまとめる際、合意の不備はロウハニ政権に押し付け、制裁解除に伴う経済的な得点だけを誇示する…
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2021/06/25 岡崎研究所
バイデン政権によるトランプの貿易政策の転換の動きは遅く、バイデン外交には貿易の観点が抜け落ちているとも指摘される。しかしバイデン政権は米国内の反貿易ムードを念頭に置き、来年秋の中間選挙に向けて慎重な姿勢を崩していない。
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2021/06/24 岡崎研究所
米政府内では、先端技術などの面における米国と中国との〝戦略的競争〟が米外交政策の最も重要な問題であるとのコンセンサスができている。問題は、いかに対処するかについての合意がいまだないことだ。
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資源ウォーズの真実 砂、土、水を飲み込む世界
2021/06/23 石 弘之無尽蔵に思えた「砂」だが、その枯渇が世界的に深刻になっている。都市の膨張とともに、ビル建設や道路舗装などのために過剰に採掘されているからだ。世界で巻き起こる「砂戦争」の実態とは?
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2021/06/23 岡崎研究所
訪欧したバイデン米大統領はG7、NATO首脳会議と、同盟国の民主主義諸国との会談を行い、自らが掲げる「民主主義国の再結集」を示した。同盟国軽視のトランプ政権からの転換を示すものだが、たとえばベトナムのような「反中だが民主主義ではない国」へ…
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2021/06/22 樫山幸夫
さきにジュネーブで行われたバイデン米大統領とプーチン・ロシア大統領との会談で、合意できずに終わった議題のひとつに、双方が拘束している工作員の相互釈放の問題があった。日本ではほとんど報じられなかったが、決着していれば、冷え込んだ米露関係を好…
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