「世界情勢」の最新記事一覧
-
キーワードから学ぶアメリカ⑥
2023/07/03 西山隆行2023年6月に、米国で連邦議会下院の選挙区割りに関する重要な判例が2つ出された。日本ではいわゆる「一票の格差」の問題が存在するが、米国の場合はどうなのか、州政府は本当に好き勝手に選挙区割りを行ってよいのか、の2点について解説したい。
-
2023/07/03 岡崎研究所
モディ首相は6月22日から米国を国賓訪問し、首脳会談、国賓晩餐会とともに両院合同会議で演説を行った。インドはロシアを中国に対する対抗勢力と見ているため、米印は日米同盟のような関係にはなれない。ゆえに「ソフトな」同盟関係が目指されている。
-
2023/06/30 岡崎研究所
現在84歳のイラン最高指導者ハメネイ師の健康不安説が高まっている。最高指導者交代に伴う混乱は、米国にとってイランの革命体制を打倒するチャンスとなる。
-
2023/06/29 岡崎研究所
バイデン政権の対ラテンアメリカ政策はうまく行っているとは言い難い。中国が投資額を伸ばしFTAを締結していっている一方で、米国は新たな貿易協定を拒否している。
-
2023/06/28 吉永ケンジ
韓国・釜山で国際海洋防衛産業展(MADEX)2023が開催された。一般公開されてない7日と8日を取材して、筆者が見たものは、韓国が国家の威信をかけて推進する武器輸出(K-defense)の力強さとドローン中心の戦いに変わりつつある海上作戦…
-
2023/06/28 岡崎研究所
中国の急速な核軍拡で、数十年安定してきた中印パ3国関係は危険に瀕する瀬戸際にある。核抑止のバランスが崩壊し、インドは中パの核に対抗し切れない。AUKUSのような、米国によるインドへの核技術提供も手の一つかもしれない。
-
2023/06/27 長尾 賢
インドのモディ首相が訪米し、米国のバイデン大統領との間でさまざまなことに合意した。特に注目されるのは安全保障面だ。今回の合意には、米印関係が次の段階に入ったことを示す、多くの合意が含まれている。大きく3つに分けて解説したい。
-
2023/06/27 岡崎研究所
ポルノ女優への口止め料記録改ざんや機密文書の隠し持ちなど、トランプ元大統領に対する容疑は増える一方だ。来年に米大統領選が迫る中、司法は毅然とした対応ができるのか、また米国の政治体制は耐えられるのか、問われている。
-
2023/06/26 岡崎研究所
ウクライナのカホフカ・ダム爆破は、ロシアの仕業として確定しつつある。川を越えて反撃される可能性がなくなったことにより、ロシアは軍の一部をウクライナの反転攻勢への対応に振り向けている。このロシアの暴挙に対し、西側には対抗策が求められている。
-
2023/06/23 山崎文明
対話型AIサービス「ChatGPT」がOpenAI社から発表されてから8カ月。すでに「どのように活用するか」といった議論がなされている。万能の人工知能と称賛するような記事も度々見かけるが、事前学習のためにどんなデータセットを学習に使用した…
-
2023/06/23 岡崎研究所
84歳となったイランの最高指導者ハメネイ師の後継者問題が注目されている。有力候補は宗教的権威でハメネイ師に及ばない一方、急速に力をつけた革命防衛隊が実権を握るのではないかとの推測もある。
-
2023/06/22 冷泉彰彦
岸田文雄内閣は、以前から「学び直し」に力を入れるとしていた。これは「新しい資本主義」の一環だとして、終身雇用や年功序列といった日本型雇用システムの転換を目指しているというが、全く意味不明な政策である。
-
2023/06/22 今井宏平
エルドアン大統領の再選が決まったトルコ。その〝全方位外交〟の行方に世界各国の注目が集まっている。国際秩序安定に向け、欧米不信を強めるエルドアン氏に対し、日本の果たすべき役割とは。
-
2023/06/22 岡崎研究所
ウクライナのNATO加盟実現までの「中継ぎ」として本命視されているのが「イスラエル・モデル」だ。これは、NATOはウクライナ防衛の義務を負わないものの、これまで二国間で行われてきた軍事支援を多国間の枠組みで行っていくことが目指されている。
-
2023/06/21 岡崎研究所
米国は「自由貿易」に背を向け、半導体法やインフレ抑制法などに代表される「保護貿易」などで、同盟網強化で達成した地位向上にも拘らず、同盟国やアジアの新興経済国の信頼を失っている。米国は世界をリードするつもりがないのかもしれない。
-
2023/06/20 小山 堅
第一次石油危機から50年という節目で、深刻な供給不安がエネルギー秩序の安定を根底から揺さぶる。混迷極める世界と日本の脱炭素の〝渦〟はどこへ向かうのか。
-
2023/06/20 岡崎研究所
7月にNATO首脳会議が迫る中、トルコはPKKの問題などを引き合いに、未だにスウェーデンのNATO加盟を拒み続けている。だが、スウェーデンは既に憲法の改正を含む対応策を既に取っている。無理筋な反対は、ロシアを利するだけだ。
-
2023/06/19 岡崎研究所
ウクライナ戦争停戦のため欧州を歴訪した中国の李特使は、ロシアが占領地域を保持したまま停戦することを提案した。こうした明確にロシア寄りの動きを示す中国に対し、欧州諸国の間では不信感が強まっている。
-
2023/06/16 岡崎研究所
シリアが12年ぶりにアラブ連盟に復帰し、アサド大統領は5月の首脳会議に参加した。米国内ではアサド政権の復権を認める国際的な動きに対し経済制裁を課すべきとの論調もあるが、その「伝家の宝刀」の切れ味は鈍っていっているのが現状だ。
-
2023/06/15 岡崎研究所
ブラジルのルーラ大統領は、ウクライナに対し和平交渉のためにクリミア半島の割譲を検討すべきなどと主張し、ロシアへの制裁に参加しないなど、ロシア寄りの姿勢が目立つ。その背後には、グローバルサウス諸国に共通する欧米への不信感がある。
|
|