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2024/05/26 葛西龍樹「高齢者の7人に1人が認知症になる」との報道があった。認知症への介護の体制強化が指摘されるが、もっと焦点があてられるべきは「予防」である。実は小児期・青年期での教育機会や、成人期での生活習慣が高齢になっての認知症発症予防につながる。
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2024/05/24 田部康喜ドラマ「Destiny」は、石原さとみが検事役で、実家に放火した容疑者でかつての恋人への取り調べに当たって、真実を追究するラブ・サスペンスである。なにより、石原さとみが内面の感情の懊悩を深い演技力で魅せる。俳優イメージの転換を図ろうとして…
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2024/05/11 田部康喜NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」が好調なスタートを切っている。伊藤沙莉がヒロインを演じている、モデルは日本初の女性判事であり、男女平等社会や少年犯罪に対する政府の政策にもかかわった三淵嘉子である。
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2024/05/09 青木照夫魂の入らない学問は身につかない、と『葉隠』は言う。読書を、乱読ではなく知識獲得のための有効なものにするポイントは“腹”を使うことである。
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2024/05/02 唐木英明深刻な健康被害が報告された紅麹を含む機能性表示食品は、2015年に始まったヒット商品だが、その効果を証明する臨床試験論文の評判は極めて悪い。それは「プラセボ対照試験」という課された試験法にあり、効果を検出しにくいという構造的問題にある。
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2024/04/29 葛西龍樹多くの人が気になるお酒と健康の関係。厚生労働省が初のガイドラインを作成したが、肝心の飲酒量について、どうすれば良いか見えにくい。健康を害さないためにどう飲めばいいのか、家庭医が解説する。
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2024/04/28 田部康喜TBS「日曜劇場」の「アンチヒーロー」は、正義とはなんなのかをめぐる深遠なテーマを扱っているミステリーである。刑事裁判で次々に「無罪」を勝ち取る弁護士・明墨正樹(あきずみ・まさき)役に長谷川博己を配した傑作である。
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財政破綻国家スリランカを歩く(第14回)
2024/04/28 高野凌ヒッカドウアのゲストハウスで教員歴40年近い、ベテラン高校英語教師と相部屋になった。近年小学校から英語教育を始めたことについて聞くと「以前より心なしか、若干やや発音が良くなったような気もするけど……」と。よく話を聞くと小学生からの早期英語…
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2024/04/25 青木照夫江戸時代、ふたりのサムライによって書かれた『葉隠』から、現代のビジネスパーソンに通じる含蓄ある指摘、金科玉条とすべき教訓を紹介。
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財政破綻国家スリランカを歩く(第13回)
2024/04/21 高野凌スリランカは1948年に英国から独立を果たすが、この時点で既にシンハラ人とタミル人の対立は始まっていた。大英帝国の植民地統治の基本原則である『分割して統治せよ』が民族間対立の根源だ。植民地時代に英国支配に反抗的・不服従であった多数派のシン…
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『わが青春無頼帖(増補版)』 柴田錬三郎著
2024/04/17 筒井清忠近現代史への関心は高く書物も多いが、首を傾げるものも少なくない。相当ひどいものが横行していると言っても過言ではない有様である。この連載「近現代史ブックレビュー」はこうした状況を打破するために始められた、近現代史の正確な理解を目指す読者のた…
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財政破綻国家スリランカを歩く(第12回)
2024/04/14 高野凌11月30日。キャンディーの世界遺産“仏歯寺”。観光バスが道の両側に並んでいた。ほぼ全てが中国製だ。中国金龍汽車の新しいバスのフロントガラスに上海●●様ご一行と中国語の案内板があった。バスには運転手の他に中国人女性が一人だけ残っていた。中…
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2024/04/13 田部康喜NHK「未解決事件 File.10」は戦後最大の謎とされる「国鉄・下山総裁事件」によって迫った。作家の松本清張氏が『日本の黒い霧』や、数々のジャーナリストが取り組んできたテーマの最終結論がでたのではないか、と思わせる傑作である。
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財政破綻国家スリランカを歩く(第11回)
2024/04/07 高野凌スリランカのスポーツではクリケットが断トツ人気である。インド、パキスタン、オーストラリアなど旧大英帝国領の国々(Commonwealth of Nations)ではクリケットは、お馴染みのスポーツである。スリランカでもクリケットのバットを…
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古希バックパッカー海外放浪記(第10回)
2024/03/31 高野凌バックパッカーとして海外を歩いていると“老人も徘徊すれば棒に当たる”であり、変わった人間に出会ったり、えっと思うような興味深いことを見聞したりすることがある。古希の放浪ジジイにとってはむしろ世界遺産や奇跡の絶景よりも面白い。
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2024/03/25 田部康喜日本銀行が異次元の金融緩和の柱であるマイナス金利政策の解除を決めた。アベノミクスと呼ばれた財政の出動と大規模な金融政策、そして新たな産業の育成とともに17年もの長期にわたって続けられた異次元の金融緩和について、検証されなければならない。
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財政破綻国家スリランカを歩く(第9回)
2024/03/24 高野凌スリランカにとり出稼ぎ労働者の海外送金と観光収入は最重要外貨収入源だ。観光収入はコロナ前の2018年には42億ドル(外国人観光客250万人)と史上最多を記録。政府目標は2026年までに500万人達成である。ちなみにコロナ明けの2023年1…
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2024/03/23 葛西龍樹喘息の治療で重要な役割を果たすのが口から薬剤を吸い込む吸入薬だが、使う吸入器によっては、1個で二酸化炭素28キログラム、ガソリン車約280キロメートル走行ほどを排出する。こうした環境に配慮した治療を「プラネタリーヘルス」と呼ばれている。
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『おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像』 前田啓介著
2024/03/18 筒井清忠近現代史への関心は高く書物も多いが、首を傾げるものも少なくない。相当ひどいものが横行していると言っても過言ではない有様である。この連載「近現代史ブックレビュー」はこうした状況を打破するために始められた、近現代史の正確な理解を目指す読者のた…
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