種苗法改正で露呈した農業における知的財産権の軽視

品種の育成者に知的財産権を認め、その権利を保護する改正種苗法が今年4月、ひっそりと完全施行された。一時〝農家を苦しめる改悪〟だとして反対運動が盛り上がっていたものだ。その喧騒が過ぎ去り、今起きていることとは。

県立岐阜商業高校の甲子園での涙から学ぶべきこと

連日繰り広げられる甲子園での熱戦で、大会４日目の第４試合は異質な形で注目を集めた。新型コロナの集団感染で選手を大幅に入れ替えた県岐阜商が敗戦したが、選手の表情は清々しく、コロナ禍でのスポーツ運営に多くのメッセージを与えるものとなった。

ネオニコ殺虫剤のハチや人への影響 今わかってい…

除草剤グリホサートと並んで、批判の的になっているネオニコチノイド系殺虫剤。ハチを殺す、ヒトの健康を害する、と指摘されています。しかし、こちらも科学的事情、各国の制度は非常に複雑です。国内外の主な動きをわかりやすく解説します。

「ゲノム編集」報道で不安にさせる記者の行動原理

遺伝子組み換え（GM）作物やゲノム編集食品などに対する市民の「漠然とした不安感」が、いつまでたっても緩和されない。一体なぜなのか。その主な要因は市民重視の報道の構図と記者の行動原理にあるのではないか。

エアコンの「設定温度を28℃」にすべしは本当か？

身体と財布に優しいエアコンの使い方

猛暑日。夜も熱帯夜。そんな日が続きそうな2022年の夏。となると昼夜連続して、エアコンを付けることも当たり前だ。そんな中、便利なはずのエアコンで苦しむ人もいる。今回は、なぜそんなことが起こるのか、対応するにはどうすべきなのかレポートする。

【限定公開】戦後日本の「線引き」と「しばり」 …

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

現実から目を逸らした一国平和主義と、自転車操業のような安全保障政策──それが戦後日本の歴史だ。だが国際情勢が緊迫する中、もはやそれでは日本の安全は守れない。

【限定公開】「新しい戦い方」の脅威 第4の戦闘…

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

日本には先端技術を理解した安全保障の専門人材が不足している。専門家が語る防衛用無人機の可能性と日本に必要な視点とは──。

【限定公開】激化するサイバー戦に無力の日本 法…

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

激化するサイバー戦に対し、日本の備えが立ち遅れているのは明らかだ。このままでは国家の転覆を座して待つことになる。今こそ国が前面に立ち、大方針を掲げる必要がある。

防衛費を「自衛隊予算」に限定しては日本を守れない

ロシアによるウクライナ侵攻を契機として、日本では防衛費の増額を巡る議論が活発となった。防衛費は「防衛省・自衛隊の予算」と定義されてきたが、防衛省・自衛隊が所掌する業務だけで国民の生命を守るのは非現実的だ。

【限定公開】二枚舌構造はもはや限界 日本国憲法…

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

多くの日本人が、日本国憲法を誤解している──。日本を取り巻く安全保障環境が激変する今こそ、「真の憲法」「真の9条」の意味を国民が理解する必要がある。

ドイツの脱原発が世界に迷惑をかけるこれだけの理由

ドイツでは、脱ロシア産化石燃料や温暖化対策のために原発の継続利用を求める声が大きくなっているが、緑の党を含む3党連立政権が脱原発に踏み切る可能性がある。ドイツが脱原発に踏み切れば、世界の化石燃料が上昇し、日本の購入価格も影響を受ける。

【限定公開】軍事から生まれた私たちのテクノロジー

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

現代社会を支える技術には、軍民両用のものや国防予算から生まれたものも多い。その代表例を見てみよう。

世界に広がる需要 それでも米の輸出が増えないワケ

コロナ禍やウクライナ紛争による世界的な穀物相場高騰により、日本米輸出に追い風が吹いている。しかし、日本のコメ産業には制度上、第三者には理解しがたい足かせがはめられており、輸出業者の自由な商活動に支障を来す問題が横たわっている。

【限定公開】基礎研究に巨費を投じる米国 進む軍…

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

米国では大学の基礎研究予算のうち出所の4割を軍が占め、しかも米国が誇る名門大学は多くが民間の私立だ。それでも高度な軍事研究を行えるのは、「セキュリティ・クリアランス」という明確なルールが存在するからだ。

【限定公開】元海兵隊大佐から日本へ 「戦うため…

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

もし数年以内に、日本が中国から攻撃を受けたとしてもほとんど戦うことはできない。それは戦うための体制作りができていないからだ。日本に必要な「準備」をここに示す。

【限定公開】安全保障は「究極の生活インフラ」 …

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

現代日本は〝権威〟が崩れ、小規模成功者が蠢く「多頭化」の時代だ。そんな日本が国際社会をリードするにはどうすべきか──。処方箋を示そう。

科学こそ安全保障の基盤 競争力維持に必要なこと

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない

かつてノーベル賞を連発した、「科学技術立国・日本」の姿は霞みつつある。細る科学の現場を前に、日本はここでも「戦略」を必要とされている。

あなたの企業を救う タコツボ化の解消に必要なもの

『「脱・自前」の日本成長戦略』　松江英夫著

日本は長年にわたり十分に経済成長できていないという課題に苦しんでいる。なぜこんなことになってしまったのであろうか。本書『「脱・自前」の日本成長戦略』(新潮新書)を貫いている著者の問題意識はそこにある。

薬を渡すだけじゃない 野菜で繋がる新しい薬局の…

軒先に彩り豊かで新鮮な野菜が並ぶ薬局ランタン。これまでにないサービスを提供する理由とは。

日本に来た外国人はどこに住み、どう活動するのか

コロナ禍で国際的な人口移動は低調であるものの、この四半世紀の日本の人口変化見ると、外国人居住者が急増している。外国人の居住エリアは偏りがあり、それによる経済的影響も日本人の人口移動とは異なるものを見せている。